三省製薬のプレスリリース
~ 白髪は「隠す」から「自然になじませる」スタイルへ ~
発売から8年を迎えたロングセラー 髪を染めながらケアする薬用カラートリートメント 「デルメッド カラートリートメント」
セルフケア時代に再び注目される「マニキュア処方」のこだわり
美容成分と化粧品の開発・製造・販売と、オリジナル化粧品ブランド「デルメッド」、「IROIKU(イロイク)」、「yameKAGUYA(やめかぐや)」を展開する三省(さんしょう)製薬株式会社(本社:福岡県大野城市 代表取締役社長:陣内 宏行)では、当社の企業・事業動向やトピックスをニュースレターとして定期的に発信しています。
今号では、白髪ケアのトレンドに注目し、秋・冬に髪を染めながらケアするための薬用ヘアカラートリートメント「デルメッド カラートリートメント」の開発背景やこだわりなどをご紹介します。
白髪は「隠す」から、「自然になじませる」スタイルへ。自分のペースで心地よくセルフケアする時代。
 
 秋から冬へと季節が移り変わるこの時期は、頭皮が乾燥しやすく、髪も静電気や血行不良の影響を受けやすくなります。暖かい季節よりも保湿を意識した、乾燥させないお手入れが大切で、オイルケアや頭皮マッサージもおすすめです。
 
 当社に寄せられる髪の悩みは様々ありますが、お客さまアンケートで最も多かった悩みは「白髪」でした。
 

 30代~80代女性、有効回答者数1091名。2021年、三省製薬による調査。
 
 当社は、お電話でお客様に直接対応する「カスタマーフロント部」を設けており、日々、お客様のお悩みや疑問の声にお応えしていますが、近年は白髪ケアについての意識に変化が見られます。
 
 かつては、「白髪を隠す」ことが重視されていましたが、最近は「白髪を自然になじませる」、「白髪をぼかす」というスタイルが主流になってきました。「髪全体をバッチリ染めました」というよりも、周りの髪色に自然になじませたり、ハイライトを入れておしゃれを楽しむ方が増えているようです。
 
 近年のナチュラル志向やライフスタイルの変化に加え、物価高の影響などもあり、美容院と自宅でのケアを上手に組み合わせながら、無理をせずに自分らしいおしゃれを楽しむ「心地よくセルフケアする時代」に入っていると考えます。
 
 
“染める”と“ケアする”を両立した薬用カラートリートメント「デルメッド カラートリートメント」、発売から8年のロングセラー。
 
 当社は2017年、「デルメッド カラートリートメント」を発売しました。シャンプーを洗い流した後、タオルで水分をふき取り、トリートメントとしてなじませて5分間置くことで、生え際や根元の白髪を徐々に染めあげる商品です(一般的なヘアカラーとしての染毛剤とは異なり、継続的にご使用いただくことで自然に染まっていきます)。
 
 “髪を染めながら、同時にケアする”という新しい発想の商品で、白髪染め=刺激が強い・髪が傷むという、それまでの常識を覆すものでした。
 
 この両立を可能にしたのは、当社独自の「マニキュア処方」です。一般的なカラートリートメントはアルカリ性で、キューティクルを開いて着色させるものが多く、髪の毛が傷みやすいと言われていますが、「マニキュア処方」では、髪をいちど酸性の状態(+)にしてから、マイナス(-)イオンを帯びた酸性の染料をキューティクルの表面に吸着させます。これにより、髪内部の栄養を逃さずに白髪染めができるようになりました。
 

 2016年、三省製薬による実験。
 
 さらに、自社開発の美容成分をふんだんに配合した点にも特徴があります。モロッコ産のモンゴウイカのイカスミから抽出した「セピアプロテイン(*1)」、九州産の「クロダマル」と呼ばれる黒大豆に着目して発酵・精製した「黒大豆豆乳発酵液(*2)」、ワカメのメカブから抽出した「海藻抽出液(*3)」などを最適なバランスで配合しました。
       
セピアプロテイン
 
九州産クロダマル(黒大豆)
 

海藻(ワカメのメカブ)
 
 セピアプロテインと黒大豆豆乳発酵液がダメージで空洞化してしまった髪に浸透し、内側と外側からダブルで補修することが期待されます。
 

 
 また、有効成分「サリチル酸」も配合。医薬部外品の承認を受けており、頭皮ケア(フケ・かゆみを防ぎ、頭皮をすこやかに保つ)もできるカラートリートメントとなっています。
 
 発売から8年が経った今も、ロングセラー商品としてご支持をいただいているのは、心地よいセルフケア志向、ナチュラル志向という時代の流れに合致しているからだと考えています。
 
*1:セピアプロテイン:加水分解イカスミエキス(保湿)
*2:黒大豆豆乳発酵液の詳細 https://www.sansho-pharma.com/lab/30 (三省製薬による実験)
*3:海藻抽出液の詳細 https://www.sansho-pharma.com/lab/8 (三省製薬による実験)
 
 

2016年、三省製薬による実験。
 
 
0.0001%の精度へのこだわり、200回超の試作により、髪を染めながら同時にケアする「マニキュア処方」を確立。
 
 2007年に「デルメッド」の育毛剤(ヘアケア商品)を発売した後、お客様から「カラートリートメントを開発してほしい」というリクエストを多くいただきました。そこで、当社の中核であるオリジナルブランド「デルメッド」ならではのカラートリートメントはどうあるべきかについて、徹底的に議論を重ねました。
 
 その結果、当社の強みである“自社開発による美容成分”を用いたエイジングケア(*4)商品としてのカラートリートメントを生み出すことが、お客様のご要望にお応えすることにつながるという考えに至り、髪を“染める”と“ケアする”の両立を目指すこととなりました。
 
 髪を“染める”では、色の付き方や発色具合の検討にかなりの時間を割きました。複数の色素を混合して色を出しているため、色素成分を0.0001%単位で微調整しながら、色の評価をしていきました。また、“実際の髪”への染まり具合についても、使用感とのバランスを見ながら基材を丁寧に調整していきました。
 
 髪を“ケアする”では、しっかり染まりながらも、毛髪のツヤを保つために、約200回の試作を重ねました。その結果、髪を傷めずに染め上げる「マニキュア処方」を確立することができました。
 
*4:エイジングケアとは、年齢に応じたお手入れのことです。
 
 
幅広い年代のお客様にご愛用いただいている「デルメッド カラートリートメント」。タイパやコスパの良さへのご評価の声も。
 
 「デルメッド カラートリートメント」は、60代を中心に、20代から90代まで幅広いお客様にご愛用いただいています。直近5年間では、約45%のお客様からリピート注文を頂いています。
 
 美容院で染めた後、次に美容院に行くまでの間、伸びてきた部分を自然に染めるために「デルメッド カラートリートメント」をご使用になるお客様が多く、セルフケアを上手に取り入れながら白髪ケアをされている様子がうかがえます。
 
お客さまからは、具体的に下記のようなお声を頂いています。
 
・「髪が傷まずに、ツヤツヤ、サラサラになる」、「自然な感じに染まる」。(“髪を染めながら、同時にケア”できる)
 
・「美容院に行くほどでもない伸びかけの白髪や生え際の白髪を、自然な感じに染めることができるので、美容院に行く回数を減らせる」。「5分で染められるのが手軽」。(タイパやコスパの良さ)
 
・「染毛剤特有のツンとした匂いがない」。(使用感)
 
・「自宅で手軽にできる」、「手やお風呂に色移り(色残り)しない(*5)」。(利便性)
 
*5:事前に浴室や手を濡らしておく必要があります。
 
 
「よりよい成分、よりよい化粧品」を目指して。お客様の声に耳を傾けながら、今後も真摯に、誠実に、ものづくりに取り組みます。
 
 当社は、自然由来の素材から美容成分を自ら開発し、最適な組み合わせと分量で配合しながら、使い心地の良さを追求した商品をつくり続けています。その姿勢を、「よりよい成分、よりよい化粧品」というコンセプトに込めています。
 
 お客様が感じていらっしゃる髪の悩みや肌の悩みの改善に向けて、美容成分の新規開発や、これまでに開発した約140種類の美容成分の最適な組み合わせを検討し、美容成分が最大限の効果を発揮する処方を見出しています。そして、ヒト試験で効果が実証されたものだけをお客様にお届けしています。
 
 「いつまでも若々しく、美しくありたい」というお客様のご期待にお応えするために、今後もお客様の声に耳を傾けながら、真摯に、誠実に、研究開発・商品開発に取り組んでいきます。
 
 
デルメッド カラートリートメント (医薬部外品) 商品概要
 
~シトラスフローラルの香り~  全2色 (ブラック、ブラウン)
 
シャンプーをしっかり洗い流した後、タオルで水分を拭き取り、白髪が気になる部分に塗布し、髪全体に馴染ませます。5分経過した後は、しっかりすすぎます。
 
このような方におすすめです。
・生え際や根元の白髪が気になる方
・おうちで簡単に白髪染めをしたい方
・カラーしながら髪のうねりやパサつきを抑えたい方
・カラーしながら軽やかでふんわりとした髪に仕上げたい方
・フケにお悩みの方
 
内容量:200g  価格:2,750円(税込)
 
デルメッド公式オンラインストア(https://www.dermed.jp/store/)や福岡市の直営店「Sansho Beauty Plaza」(https://www.dermed.jp/store/s/plaza/)にて販売しています。
 
 
三省製薬株式会社 会社概要
 
■社 名      三省製薬株式会社(Sansho Pharmaceutical Co.,Ltd.)
■創 業      1960年3月
■代表取締役社長  陣内  宏行
■資本金      8,767万円
■売上高      23億8,179万円  (2025年3月期)
■事業所      <本社>
           〒816-8550 福岡県大野城市大池2丁目26番7号
          <佐賀工場> 
             化粧品原料製造および化粧品製造業者としてCOSMOS認証取得工場、
            ISO9001、ISO22716(化粧品GMP)取得工場 
           〒841-0048 佐賀県鳥栖市藤木町5番1
■事業内容     化粧品原料の開発、製造、販売
          医薬部外品・化粧品の開発、製造、販売 (自社ブランド・OEM) 
■従業員数     102人
■URL       https://www.sansho-pharma.com
          https://www.dermed.jp
          https:// www.iroiku.jp                            
          https://yamekaguya.com

