ベトナム最大都市ホーチミンに本格進出11月に3店舗続々オープン「JINS Saigon Centre店」ほか

株式会社ジンズホールディングスのプレスリリース

JINS Saigon Centre店

株式会社ジンズホールディングス(以下JINS)グループのJINS Vietnam Co., Ltd.(所在地:ベトナム社会主義共和国(以下ベトナム)ホーチミン市)は、11月8日の1号店を皮切りに、計3店舗をホーチミン市内に同時期にオープンします。まず11月8日(土)には、ベトナムの旗艦店となる「JINS Saigon Centre(サイゴンセンター)店」を、続いて11月22日(土)には、2号店「JINS AEON MALL Tan Phu Celadon(タンフーセラドン)店」と3号店「JINS AEON MALL Binh Tan(ビンタン)店」をオープンいたします。

JINS AEON MALL Tan Phu Celadon店
JINS AEON MALL Binh Tan店

「サイゴンセンター」と「イオンモール」で次世代のアイウエア購買体験を提供

JINSはビジョンに「Magnify Life – まだ見ぬ、ひかりを」を掲げ、まだ誰も知らない可能性にひかりを当て、世界中の人々の生き方そのものを豊かに拡げることを目指しています。

人口1億人を超える活気ある市場で、東南アジアの中でも高い経済成長率を誇るベトナム。ベトナムの人々へあたらしいアイウエアの購買体験を届けるべく進出するJINSは、ホーチミン中心地のレロイ通りに面した一等地に佇む「サイゴンセンター」に旗艦店を出店します。同施設には、国内外の有名ブランドが集結し、購買力が高くトレンドに敏感な層が数多く訪れます。先行して開催したポップアップストアでは予想をはるかに上回る2,000件以上の購入予約が集まり、現地のお客さまから大変好評を博しました。

続く2号店と3号店は、地元のファミリー層が日常的に利用する地域密着型の「イオンモール」に展開し、日本の品質と安心感を求め、新しい購買に意欲的な層にアプローチします。

3店舗同時期出店でホーチミンでの認知度向上をはかるとともに、高品質なサービス、優れたデザインと快適なかけ心地のフレームや機能性レンズなどの画期的なアイウエアを通じて、高感度層からファミリー層まで幅広いお客さまそれぞれに最適な購買体験をお届けします。

東南アジア展開を強化し、グローバルブランドとして新たなステージへ

JINSは2025年9月末時点で、世界7地域で810店舗を展開し、ベトナムは8つ目の進出地域です。2010年に中国に海外1号店、2015年に米国・台湾、2018年にフィリピン・香港、そして今年8月にモンゴルに出店しました。今回のベトナム進出により、経済成長の続く東南アジアへの展開を強化。さらに、グローバルでのブランド発信を強固にしていくため、9月にはブランド初のグローバル旗艦店となる「JINS銀座店」のオープンを発表しました。今後も世界中の方々に革新的な商品や購買体験を提供し、グローバルNo.1アイウエアブランドを目指してまいります。

JINS Saigon Centre店を監修した建築家 浜田氏のコメント

ベトナムにオープンするJINSの旗艦店として、JINSのブランド哲学を空間で表現することをめざしました。設計の核は、空間全体を構成する「規律」と、人に添う「身体スケール」により生まれる「柱間」です。

空間の「規律」は、日本の伝統的な寸法感覚を現代的に解釈することから生まれました。古来の尺貫法がそうであるように、人の身体を基準とする思想に基づきながら、モデュールが床から天井までを貫くグリッドとなり、全体の骨格を形成しています。高さ方向の基準やディテールを統一し、格子天井に設備を統合しながら空間のノイズを抑制することで、主役である商品が際立つための、ニュートラルな背景をつくりました。グリッド上に、什器を建築のように雁行配置することで、回遊性のある「柱間」をつくりだします。この配置によって、空間に奥行きを与えつつ、陳列面積を効率的に高めています。

この秩序ある空間に、「身体スケール」という人間的なゆらぎを導入します。伝統的な「違い棚」を応用し、什器の高さにリズミカルな差異を設けました。この微細な変化が、人の視線を導き、表情を与えることを意図しています。日本の美意識と、誰もが共感できる身体スケールを融合させた場が、国や文化を越えてJINSのブランド哲学を広く伝えることを願っています。

イオンモール2店舗を監修した建築家 髙濱氏・小松氏のコメント

ベトナムの店舗デザインにあたり、そこはかとなく日本を感じてもらえる空間を目指し、米サンフランシスコやモンゴルで展開した「手前/奥」の空間構成を引き継ぎました。これは、日本の伝統的な家屋である町家に見られる、カジュアルでセミパブリックな土間空間と、その奥に続くプライベートな居室という構成を参照したものです。具体的には、店舗の手前半分をモルタルに近いライトグレーの素材で統一し、土間の気軽で立ち寄りやすい雰囲気をつくりつつ、奥は居室のような温かみと居心地の良さを感じられるよう、木質の仕上げでまとめています。

さらにベトナムでは、この構成に活気とカジュアルさを加えるため、町家の屋根架構やアジアの屋台を想起させる木架構を奥のエリアに取り入れました。また、照明計画においてもランタンのようなペンダント照明をランダムに吊るすことで、夜市の賑わいを思わせる活気を生み、日本の感性とベトナムのローカリティが呼応し合う空間を実現しております。

各建築家プロフィール

■浜田晶則(はまだ あきのり)氏プロフィール

1984年富山県生まれ。2012年東京大学大学院修士課程修了。2014年AHA 浜田晶則建築設計事務所設立。同年よりteamLab Architectsパートナー。コンピュテーショナルデザインを用いた設計手法により建築とデジタルアートの設計を行い、人と自然と機械が共生する社会構築をめざしている。主な作品として「綾瀬の基板工場」(2017)、「torinosu」(2020)、「大法師山の立体格子」(2024)、大阪・関西万博のトイレ・休憩所施設「土の峡谷」。主な著書に『オルタナティブ・パブリック』(2023)、『4D 建築をわたる4つのディスカッション 記号/エコロジー/美/物語』(2025)。

■髙濱 史子(たかはま ふみこ)氏プロフィール

1979年生まれ。2003年京都大学卒業。東京大学大学院に進学、スイス連邦工科大学チューリヒ校留学、Christian Kerez、HHF Architectsでのインターンシップを経て2007年同大学院修士課程修了。2007年より2012年までHerzog & de Meuron勤務。2012年 +ft+/髙濱史子建築設計事務所設立、神戸大学学術推進研究員。2013年-2015年東京大学特任研究員。2017年工学院大学非常勤講師。2023年-2024年芝浦工業大学非常勤講師。2024年株式会社髙濱史子小松智彦建築設計に改組。2025年東京大学非常勤講師。主な作品に「ジンズホールディングス東京本社」「Giant House in Oiso」「Nakamata Laboratory Store」ほか。著書に『海外で建築を仕事にする』(共著、学芸出版社)。

■小松 智彦(こまつ ともひこ)氏プロフィール

1989年生まれ。2012年東京理科大学工学部卒業。東京大学大学院に進学、Aires Mateusでのインターンシップを経て2015年同大学院修士課程修了。2015年-2021年坂茂建築設計勤務。2022年 +ft+/髙濱史子建築設計事務所共同主宰。2024年株式会社髙濱史子小松智彦建築設計に改組。

店舗概要

【店舗名】JINS Saigon Centre店

【オープン日時】2025年11月8日(土)10:00 ※現地時間、日本時間では12:00

【営業時間】月曜-木曜9:30~21:30/金曜-日曜9:30~22:00

【所在地】Unit L3-24&25, 3rd Floor, SAIGON CENTRE, No. 67 Le Loi Street, Ben Nghe Ward,

District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam

【店舗面積】60.5坪/200㎡

【店舗名】JINS AEON MALL Tan Phu Celadon店

【オープン日時】2025年11月22日(土)09:30 ※現地時間、日本時間では11:30

【営業時間】月曜-金曜10:00~22:00/土日祝日9:00~22:00

【所在地】Unit G64, Ground Floor 30 Bo Bao Tan Thang St, Dist. Tan Phu,

Ho Chi Minh City, Vietnam

【店舗面積】43.3坪/143.1㎡

【店舗名】JINS AEON MALL Binh Tan店

【オープン日時】2025年11月22日(土)14:30 ※現地時間、日本時間では16:30

【営業時間】月曜-金曜10:00~22:00/土日祝日9:00~22:00

【所在地】Unit F33A, First Floor No. 01, Street 17A, Binh Tri Dong B Ward, Binh Tan District,

Ho Chi Minh City, Vietnam

【店舗面積】48.9坪/161.6㎡

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