スポーツマックス 2026年春夏コレクションを発表

株式会社マックスマーラ ジャパンのプレスリリース

スポーツマックスは9月26日9時30分(現地時間)、ミラノにて2026年春夏コレクションショーを開催いたしました。会場となったのは、代々大切に保管・修復されてきた、貴重なオブジェが息づく、ミラノの歴史的建物「フリゴリフェリ・ミラネージ」です。

「In Lightness & Motion」

スポーツマックスは常に時代のリズムに呼応し、潮が引けば押し、押せば引く。その循環のなかで、この不確かな時代において“外に目を向ける本能”、それを今期の物語の革新に据えています。フリゴリフェリ・ミラネージの修復ラボに置かれ、長年修復を待ち続けた一本のアンティーク望遠鏡は、この精神を象徴する存在でした。それは、広い視野の必要性、喜びや軽やかさへの希求、そして静かな逃避を思い起こさせます。

コレクションは夢想的でありながら地に足をつけたもので、都市生活の実用性に根ざした幻想を描き出します。動きや光に呼応するファブリックを通じて、「流動性」が主題となります。オーガンザは意外性に満ちた手法で用いられ、クラシックなトレンチコートや構築的なシアーパンツ、さらにはテーラリングやアウターを一変させる軽やかなライニングとして登場します。一方、メゾンのアイコンであるダブルウールや柔らかなグローブレザーは確かな基盤を与え、無限の組み合わせが可能な、長く着られる定番服へと昇華します。

幻想的な花々のモチーフは、透明な素材のレイヤーを重ねることで奥行きを生み、着る人の動きに合わせて色やかたちが揺らめく視覚効果を演出します。日本の化粧品を用いて描かれたリキッドリップやネイルラッカーが鮮やかな発色をもたらし、現実を超越する色彩を表現。さらに、ハンドモールドされたレザーフラワーは立体的なホルタートップへと花開き、三次元の造形として具現化されます。加えて、海景のプリントが登場し、月光が水面に映る夜の情景を描き出し、シルバーグレーの世界で瞑想的な瞬間を与えます。

シルエットは、建築的な精密さを持ちながらも拘束感がなく、絶えず動き続ける女性に寄り添います。戦略的なカッティングやスリットが呼吸の余白を生み、時折のぞく素肌はセンシュアルなニュアンスを添えます。ジレやブラは基礎的なパーツとして位置づけられ、透け感のある装いの上下で自在にレイヤリングされることで、意図的な不透明性の遊びを演出。光と影を纏う建築的なニットは、フィット感ある精密さと女性的な流動性の間を揺れ動きます。

アクセサリーもまた、適応可能なエレガンスを体現しています。登場するのはフラットとローヒールのみで、意志をもって歩む女性を支えます。変形可能なキトゥンヒールはミュールへと変化、アスレチックな優雅さを放つ透明のトレーナーやハンドモールドレザーの花があしらわれたフラットサンダルは、クラフツマンシップとアートの境界を曖昧にします。そして、Sモチーフのシグネチャー金具がハンドルに編み込まれた新作のソフトレザーバッグは、シルエットを際立たせます。

ダイナミックな顧客の声に耳を澄ませながら、スポーツマックスは不要なものを削ぎ落とし、普遍的な美と機能的なエッジに集中しました。美しさと実用性、いずれも妥協しない女性のために。

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