10月1日「メガネの日」調査 20代は1日8.8時間もメガネ越しにデジタル画面

全世代の6割が目の疲労を実感、7割が病院やメガネ店で1年以上視力測定を受けず

株式会社ニコン・エシロールのプレスリリース

2010年当時、Googleの元CEO エリック・シュミット( Eric Schmidt)氏は「人類文明の始まりから2003年までに生み出された情報量と同じ量を、現代ではわずか2日間で生み出している」と語りました。(TechCrunch, 2010年8月4日)
あれから15年、スマートフォンやパソコン、タブレット、街中のデジタルサイネージまで、現代人は

近く・中間・遠くへと絶え間なくピントを切り替えながら、膨大な情報を視界から脳へと取り込み続けています。こうした情報過多の時代に、日本には7,966万人のメガネ装用者(出典:眼鏡DB2024)が存在します。

調査で判明 ─ 平日は活動時間の約4割を“メガネ越しの画面”に

メガネレンズ製造メーカーである株式会社ニコン・エシロールは、「1001(いちまるまるいち)」という数字の並びがメガネの形に似ていることから制定された、10月1日の『メガネの日』を迎えるにあたり、全国のメガネユーザー20~60代 男女1,188名を対象に「メガネをかけてデジタルデバイスを見る時間と視界に関する実態調査」を実施しました。

その結果、メガネ越しに画面を見る平日の時間は平均6.6時間に達し、活動時間の38%を占めることが判明。特に20代では1日8.8時間と、睡眠時間を大幅に超えて“レンズ越しの画面”に向き合っている実態が浮き彫りになりました。

目の疲れを感じても、検査や対策は後回し

調査では、メガネユーザーの61%が「目の疲労」を感じていることがわかりました。
しかしその一方で、67%が1年以上、眼科やメガネ店で視力測定を受けておらず、79%が1年以上同じメガネを使い続けているという結果が出ています。

世代別に見ると、20代は72%が1年以上眼科やメガネ店で視力測定をしていないなど、若年層は「疲れを感じても検査を受けない」傾向が強いことが判明しました。
一方で40〜60代では8割以上が同じメガネを使い続けており、疲れを感じながらも更新に至っていない状況が目立ちます。

つまり、世代ごとに「チェック不足」「更新不足」の違いはあるものの、共通して “負担を自覚しながらも、視界のアップデートを後回しにしている” 現実が浮き彫りになりました。


大口眼科 院長 大口泰治 医師

年に一度の眼科受診で健康チェックを

スマホを至近距離で見る、読書で近い距離を見る、パソコンや会議・テレビで中間距離を見る、屋外や運転で遠くを見る──

現代人の目は日常的に様々な距離にピントを合わせ続けています。ひと昔前と比べても、その負担は明らかに増えています。目の疲れやかすみを感じても「そのうち治る」と放ってしまう方は少なくありませんが、放置すれば慢性化し、見え方や眼精疲労の悪化につながります。大切なのは、年に一度の眼科受診で目の健康状態をチェックし、必要に応じてメガネの度数を見直すことです。


デジタル疲労から老眼まで、メガネでできる視界ケア

スマートフォンやタブレットを長時間快適に使えるデジタルデバイス対応レンズ、老眼世代にはライフスタイルに合わせた老眼対策レンズ、そして完璧な視界を求める方には度数・見る対象・使用環境・「見ることのクセ」まで考慮したフルオーダーレンズ。さまざまなメガネレンズのソリューションが、現代人の視界をより快適にしてくれます。

「メガネをかけてデジタルデバイスを見る時間と視界に関する実態調査」調査概要

調査名称:「メガネを通したデジタルデバイス利用時間と視界に関する実態調査」
調査主体:株式会社ニコン・エシロール
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国のメガネユーザー 男女20〜60代
有効回答数:1,188名
調査実施日:2025年9月11日〜9月18日

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