タペストリー・ジャパン合同会社のプレスリリース
本資料は、タペストリー・インクが2025年9月10日(水)午前7時00分(日本時間:同日午後8時00分)に発表したプレスリリースの日本語翻訳版です。
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3カ年の計画期間にわたり持続的で収益性の高い成長と株主への大規模な利益還元を加速できる見込み
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2027年度及び2028年度の業績見通しは1桁台半ばの増収、大幅な利益率拡大、希薄化後1株当たり利益の2桁台前半の成長を予測。2026年度の成長見通しを堅持
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タペストリー・インクの安定したフリーキャッシュフローを背景に、自社株買いと配当を通じて2028年度までに累計40億ドルの資本を株主に還元する計画
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新たに30億ドルの自己株式取得の承認を発表
ニューヨーク 2025年9月10日 − ニューヨークに本拠地を置き、アイコニックなアクセサリー&ライフスタイル ブランドを展開するグローバル企業 タペストリー・インク(NYSE:TPR)は、本日、ニューヨークで2025年インベスター・デイを開催し、長期的な成長戦略及び財務目標を発表します。
タペストリー・インク最高経営責任者 ジョアン・クレヴォイセラのコメント
「タペストリー・インクは顧客第一のデータドリブンな組織として有意義で持続的な成長を推進しています。私たちのアイコニックなブランドを新たな世代の消費者に届けるため、この強固な基盤の上に、これまでの当社の実績ある戦略をさらに発展させたAmplify計画を導入します。タペストリー・インクの強みは構造的なものであり、当社のイノベーション、クリエイティビティー、ブランド構築力は、今後何年にもわたってお客様、従業員、そして株主の皆様に大きな価値をもたらすと確信しています」
「Amplify」成長戦略
2025年インベスター・デイでは、リーダーシップチームが以下の4本の柱に焦点をあて、この「Amplify」成長戦略を発表します。
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消費者とのエモーショナルなつながりを構築:市場に新たに加わるZ世代の消費者にフォーカスした新規顧客獲得を推進し、ブランドへの愛着と顧客生涯価値を構築します。
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ファッションの革新性と製品の卓越性を向上:ハンドバッグとレザー製品を主力とし、フットウェアについてはターゲットを絞ったライフスタイル製品の拡大を図ります。
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魅力的なエクスペリエンスを提供しグローバルな成長を推進:北米での成長を持続させ、中国全体と欧州を主軸に海外市場の勢いを活性化します。
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人材のパワーを最大化:将来性のある成長を確実にするため、顧客第一の文化を引き続き発展させ、アジャイルで常に先を見据える姿勢を保ちます。
タペストリー・インク最高財務責任者兼最高執行責任者 スコット・ロウのコメント
「タペストリー・インクの焦点を絞った戦略と一貫した遂行により、私たちは複合的な成長を実現する基盤を整えています。2027年度及び2028年度には、各年度1桁台半ばの増収を持続的に達成し、営業利益率を拡大するとともに、1株当たり利益の2桁成長を実現する見込みです。同時に引き続き規律ある資本配分を維持し、3カ年の計画期間中に40億ドルの株主還元を見込んでいます。これは当社の財務基盤の強さと柔軟性、そして持続的な価値創造を推進していく自信に裏付けられています」
株主還元プログラム
タペストリー・インクは2028年度にかけて40億ドルの株主還元を予定しています。これは3年間(2026年度から2028年度)で創出する調整後フリーキャッシュフローの100%に相当する見込みです。
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配当金の支払い:タペストリー・インクは引き続き2026年度の1株当たり年間配当金は1.60ドルを予想しています。今後については、2028年度までの配当性向を約30%とし、少なくとも利益の伸びと同水準で配当を増額していく予定です。
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自社株買戻しプログラム:タペストリー・インクは2026年度から2028年度にかけて累積的に約30億ドルの普通株式買い戻しを実施する予定です。この戦略に基づき、新たに30億ドルの自己株式取得の承認を発表しました。
長期的財務目標
タペストリー・インクは2027年度から2028年度の非GAAPベースの財務目標を以下のように発表しています。
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収益:各年度1桁台半ばの増収。
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営業利益率:2025年度比で200ベーシスポイント超の増加で、2028年度までに22%超の拡大。これには、売上総利益率の増加とマーケティングへの継続的投資を含みます。
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希薄化後1株当たり利益:2027年度及び2028年度の希薄化後1株当たり利益の増加率は2桁台前半。
ブランド別では以下のように見込んでいます。
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コーチ:3カ年の計画期間中は1桁台半ばの年平均成長率を達成し、営業利益率が30%台半ばに拡大する見込みです。タペストリー・インクは同ブランドが100億ドルの収益規模に到達することを長期的な目標としています。
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ケイト・スペード:2027年度に売上高を成長軌道に戻し、2028年度に1桁台半ばの増収及び1桁台後半の営業利益率へと加速させる予定です。
3カ年の計画期間中、調整後フリーキャッシュフローは2026年度から2028年度にかけて累積40億ドルとなる見込みです。
これらの長期的目標には、8月半ばの2025年度第4四半期業績報告で発表し継続している2026年度の業績見通しが組み込まれており、変更はありません。
この見通しは以下を前提としています。
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2025年8月29日付の米国関税法第321条の特典廃止を含む、 2025年8月1日時点の通商政策及び税制を反映しています。
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外貨換算レートは予測時点でのスポットレートによるものです。
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インフレ圧力や消費者心理の大幅な悪化がない想定です。
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2025年8月4日に完了したスチュアート・ワイツマン ブランド売却に伴う一時的な費用、2026年度の所有期間における当該ブランドの業績は含みません。
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タペストリー・インクの組織効率化の取り組みに伴う非経常的費用を除きます。
これら及びその他の外的要因の動的な性質を鑑みると、業績が今回の見通しから大きく異なる可能性があります。
長期的財務目標:非 GAAP への調整
タペストリー・インクは、長期的財務目標で提示した非GAAP財務指標をGAAPと完全に調整して提供することができません。これは指標に影響を与える特定の重要項目がまだ発生しておらず、現時点で合理的に見積もることができないためです。従って、タペストリー・インクの非GAAP財務指標のガイダンスのGAAP指標との調整は非論理的な手続きなく提示し得ません。
インベスター・デイのイベント詳細
ライブイベントの模様は本日午前8時30分(米国東部標準時)より、インベスター・デイのマイクロサイトのウェブキャストでご覧いただけます。また、プレゼンテーションのスライド及び録画はインベスター・デイの終了後、当社のウェブサイト( www.tapestry.com/investors )でご覧いただけます。
タペストリー・インクについて
タペストリー・インクは、コーチとケイト・スペード ニューヨークの魅力を集結させた、アイコニックなアクセサリー&ライフスタイル ブランドを展開するグローバル企業です。個々の象徴的ブランドがひとつになることで、無限の可能性を追求しています。ブランドが単独では到達できない領域をさらに発展させ、新たな地域や世代へとリーチを拡大します。お客様からインスピレーションを得て、ブランドへの永続的な愛着を育み、日々の生活を豊かにするエクスペリエンスと製品を創出しています。タペストリー・インクの詳細については http://www.tapestry.com (英語のみ)をご覧ください。タペストリー・インクに関する重要なニュースと情報については、Investor Relations のセクション www.tapestry.com/investors をご覧ください。さらに、投資家の皆様はタペストリー・インクのニュースリリース及び証券取引委員会への報告を引き続きご確認ください。タペストリー・インクは投資家の皆様への主要な情報の配信網としてこれらを活用しており、一部には重要情報や未公開情報が含まれている場合があります。タペストリー・インクの普通株式はニューヨーク証券取引所でティッカーシンボルTPRで取引されています。
当プレスリリースには将来の見通しが含まれていますが、実際の結果は事業に及ぼす様々なリスクや不確定な事由により現在の見通しと異なる可能性があります。タペストリー・インクは、法律で求められる場合を除き、いかなる理由でも当資料に含まれる将来の見通しに関する記述内容を修正または更新する義務を一切負いません。
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