『J.PRESS』ジャック・カールソンをクリエイティブディレクター兼プレジデントに任命

株式会社オンワードホールディングスのプレスリリース

オンワードグループのJ.PRESS INC.(本社:米国・ニューヨーク CEO:村上 潤)は、クラシックなアメリカンメンズウェアとアイビースタイルの先駆者として123年の歴史を誇るブランド『J.PRESS(ジェイ プレス)』において、ジャック・カールソン(Jack Carlson)をクリエイティブディレクター兼プレジデントに任命したことをお知らせします。

38歳のアメリカ人デザイナーであるカールソンの初となる同ブランドのコレクションは、9月11日にニューヨーク・ファッション・ウィークで発表されます。『J.PRESS』がCFDA(アメリカ・ファッション・デザイナー協議会)の公式カレンダーに登場するのは今回が初めてとなります。

1902年にコネチカット州ニューヘブンのイエール大学前にジャコビー・プレスが創業した『J.PRESS』は、ネイビーブレザー、ソフトショルダーのスーツ、オックスフォード生地のボタンダウンシャツ、カーキのパンツ、レップタイ、スクールボーイマフラー、そしてアイコニックなシャギードッグセーターなど、時代を超えたアメリカンスタイルを体現するブランドです。

ブランド「Rowing Blazers(ローイングブレザーズ)」の創業者であり元クリエイティブディレクターとして知られるカールソンは、クラシックに新たな息吹を吹き込む10年に渡る経験を持ち合わせています。カールソンの『J.PRESS』に対するビジョンは、ブランドの正統性に根ざしており、ブランドのDNAを損なうことなく、その伝統を編集的な視点から称えることを目指しています。

「私はJ.PRESSとともに育ってきました」とカールソンは語ります。「ハーバード・スクエアの店舗によく通い、自分用に初めて購入したスーツ、シャツ、ネクタイ、ベルトの多くはJ.PRESSでした。今でもそれらを大切にしています。今回の自身の役割は、多くの意味で故郷に帰ってきたような感覚です。ボタンダウンシャツ、カーキのパンツ、ブレザー、シャギードッグ。J.PRESSには、自分の感性に響くちょっとした遊び心を持つ一面もあるのです。そうしたすべてを尊重し、それを軸にシーズンごとのコレクションやコラボレーションを展開し、より多くの人々と分かち合いたいと思っています。J.PRESSはまさにひとつの確立された存在で、多くの意味で唯一無二のものなのです。」

カールソンの2025年秋冬のデビューコレクションは、アイビースタイルの真髄 ― アメリカとイギリスの職人技に根ざしながら、『J.PRESS』の定番スタイルが持つ繊細なコード、ディテール、そして独自の個性 ― を華やかかつ贅沢に表現したものです。カールソンは、より広い世界や自身の人生からのインスピレーションも取り入れています。赤いテールコートやチロリアンジャケットがコレクションに登場しており、これは彼がオックスフォードやキッツビュールで過ごした日々へのオマージュです。

成長戦略の一環として、『J.PRESS』は今後1年以内に少なくともふたつの新たな旗艦店を米国内にオープンする予定です。カールソンのディレクションのもと、広いスペースを用いてブランドのライフスタイル・世界観を表現・発信していきます。

『J.PRESS』のアメリカ企画2025年秋冬コレクションは、現在、JPressOnline.com(https://jpressonline.com/)およびニューヨーク、ニューヘブン、ワシントンD.C.のブランド旗艦店でご覧いただけます。

■J.PRESS INC.をグループ傘下に持つ株式会社オンワードホールディングス 代表取締役社長 保元 道宣 コメント

「ジャックは、歴史への深い敬意と新たな視点という、稀有な面を兼ね備えています。ブランドの伝統を称えると同時に、現代的な編集的視点から『J.PRESS』を表現できるその力こそ、私たちの次章を切り開く理想的なリーダーたるゆえんです。私たちは、これが『J.PRESS』にとって新しい時代の始まりであり、アメリカンメンズウェアを代表するブランドとして、その地位を強固にするものだと確信しています。」

■『J.PRESS』について

1902年にコネチカット州ニューヘブンのイエール大学前にジャコビー・プレスが創業した『J.PRESS』は、「アイビーリーグルック」を生み出し、アメリカンスタイルの最高峰を体現しています。フランク・シナトラ、ケーリー・グラント、F・スコット・フィッツジェラルド、ロバート・フロスト、ジョージ・プリンプトン、そしてルーズベルト、ケネディ、フォード、ブッシュ、クリントンといった大統領など、アメリカの歴史上最も象徴的な人物たちの多くに愛されてきました。現在、ニューヨーク、ニューヘブン、ワシントンD.C.、東京に旗艦店を構え、品質、歴史、細部へのこだわり、そして卓越性へのこだわりで高い評価を得ています。

■ジャック・カールソンについて

ジャック・カールソンはアメリカ人デザイナーで、ブランド「Rowing Blazers(ローイングブレザーズ)」を創業し、クリエイティブディレクターを務めた後、2024年にトリー・バーチの共同オーナーが運営するバーチ・クリエイティブ・キャピタルにブランドを売却しました。カールソンは、「クラシック」に対する華やかで型破りなアプローチ、そして幅広いコラボレーションで知られ、カールソンのデザインは、数々の映画やテレビ番組にも登場しています。

カールソンはジョージタウン大学で外交学の学士号、オックスフォード大学で考古学の博士号を取得しています。デザイン活動以外では、アメリカ代表ローイング(ボート競技)チームのメンバーに3度選出されています。2015年の世界選手権で銅メダルを獲得し、「ヘッド・オブ・ザ・チャールズ」や「ヘンリー・ロイヤル・レガッタ」などの名門大会でも優勝経験があります。

■『J.PRESS』アメリカ企画2025年秋冬コレクション(一部)

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