在宅勤務者の過半数が“ノーブラ勤務” 3人に1人がノーブラ外出経験ありと回答
株式会社キャンプのプレスリリース
ブラレスウェアブランド「no-bu(ノーブ)」を展開する株式会社キャンプ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:榊原美歩)は、全国の30代〜50代の働く女性を対象とした「働く女性のブラジャーの着用に関する実態調査2025」を実施しました。日本の夏季の高温多湿環境では、ブラジャー着用による締め付けや通気性の悪さがもたらす不快感が顕著になります。気温上昇に伴い発汗量も増えるため、下着周辺のムレやかゆみなどストレス要因も増大することが予想されます。そこで今回、「夏はブラジャーへの不満が高まりやすいのではないか」という仮説を検証し、働く女性のブラジャー着用実態および意識変化を定量的に把握することを目的に調査を行いました。
調査サマリ(主要結果)
・自宅で「基本ブラを着けない」女性は37.7%。「時々外す」13.0%を含めると過半数が自宅でブラを着けずに過ごしている。
・在宅勤務者のうち、ブラを一日中着けない人は35.6%。会議時のみ着用を含めると、過半数が“ノーブラ勤務”である。
・外出時の下着は、ワイヤー入りブラ派40%に対し、ノンワイヤー・ブラトップなどの“楽なインナー”派が56%以上。
・ノーブラで外出した経験がある人は35%。うち「頻繁にある」6.7%。
・ブラ着用に不満を感じている女性は63%。主な理由は「締め付け」「肩ひもずれ」「蒸れ」「ワイヤーの痛み」など。
・「できればブラを着けたくない」「解放されたい」と感じたことがある女性は68.6%。特に夏はその傾向が顕著。
・ノンワイヤーやブラトップには「ホールド感が足りない」「胸の形が崩れそう」などの不満も多い。
・ノーブラで過ごすことへの不安として「垂れの心配」「乳首の透け」「宅配や人目が気になる」といった声が目立った。
【調査概要】
調査名:ブラジャーに関する意識調査
調査エリア:全国
調査対象:全国の30代〜50代の働く女性
サンプル数: 300
実施時期:2025年7月28日(月)〜29日(火)
調査方法:インターネット調査
設問構成:自宅・外出時のブラ着用状況、勤務中の着用習慣、ノーブラ経験、ブラや代替インナーへの不満、自由記述意見 等
自宅では約4割の女性がブラを着けずに過ごす実態
Q:自宅で過ごすとき、ブラジャーを着けていますか?
自宅で過ごす際のブラジャー着用状況について聞いたところ、「家では基本ブラジャーを着けない」女性が37.7%に上りました(「時々外す」13.0%も含めると過半数)[1]。「常に着けている」派は48.7%と半数を下回り、多くの女性が自宅では暑さや締め付けから解放されるためにブラを外して過ごしている様子がうかがえます。
外出時も半数以上が楽な下着を選択、約3割はノーブラ外出の経験も
Q:普段、外出時に最も多い下着スタイルを教えてください。(最も当てはまるものを1つ選択)
Q:外出する際、ブラジャーを着用しない(ノーブラで出かける)ことはありますか?
外出時の下着スタイルについては、ワイヤー入りブラ派は40%にとどまり、ノンワイヤー派28.7%、ブラトップ派20.0%、スポーツブラ派7.7%。合計56%以上が締め付けの少ない下着を選んでいました。
また、ノーブラで外出したことがある女性は35%にのぼり、
「頻繁にある」6.7%、「たまにある」11.7%、「一度か二度経験がある」16.7%。
在宅勤務中は約36%が“ノーブラ勤務”
在宅勤務の経験者に絞ってブラ着用習慣を尋ねると、「一日中ブラを着けず仕事をしている」女性は35.6%に上りました。さらに「オンライン会議時のみ着ける」が20.0%おり、これらを合わせると半数以上が基本的にブラなしで在宅勤務をしている計算です。リモートワークという環境が、暑い夏場に自宅で“ノーブラ”で過ごすことを後押ししている様子もうかがえます。
Q:在宅勤務中のブラジャー着用について、当てはまるものを教えてください。
ブラへの不満は63%、夏でさらに顕在化
Q:普段着用しているブラジャー(特にワイヤー入り)に対して、締め付けや痛みなどの不快感・不満を感じることはありますか?
Q:ブラジャーを着用する中で感じる不快感やお悩みがあれば教えてください。
日常的なブラジャー着用について不満を感じている女性は63%にのぼりました。不満の内容で特に多かったのは、「締め付けや圧迫感がつらい」(39.7%)、「肩ひもがずれる」(35%)、「蒸れて不快」(34.7%)、「ワイヤーが当たって痛い」(31.7%) などで、気温や湿度が高くなる夏場にはこうした不快感がより顕著になると考えられます。
約7割の女性が「できればブラを着けたくない」と回答
Q:「できればブラジャーを着けたくない」「ブラから解放されたい」と思ったことはありますか?
「できればブラを着けたくない」「ブラから解放されたい」と感じたことが「よくある」「ときどきある」と答えた人は68.6%にも上りました。どんなシーンでそう思うのか自由回答で尋ねたところ、暑さや蒸れ、汗など夏特有の状況でブラを煩わしく感じる声が多く寄せられました(一部抜粋)
・暑いとき(京都府/33/サービス業)
・夏だと暑いし締め付け感や汗を意識しやすくて大変(静岡/40/製造業)
・暑くて汗をかいている時(宮城/37/建設業)
・しめつけが煩わしく、帰宅してすぐに外してほっとしたとき(長野県/43/自由業)
・肩がこったとき(鹿児島県/33/サービス業)
・外出時に汗でかぶれて痒みが止まらなくなった時。外出時にワイヤーが当たって痛みを感じた時に。等(東京都/55/金融・証券・保険)
・夏に銭湯などに行った帰り、汗をかいたブラジャーを再び着なくてはならない時(東京都/47/建設業)
ノンワイヤーやブラトップの不満も。だが“完全ノーブラ”には不安の声が多数
Q:ノンワイヤーブラやブラトップ(カップ付きインナー)を使用する際の不満点や物足りなさがあれば教えてください。
Q:ブラジャーを全く着けず(ノーブラ)に過ごす際の不安や困りごとがあれば教えてください。
ノンワイヤーやブラトップに関しては、「ホールド感が足りない」(36%)、「バストの形が崩れそうで不安」(23.3%)など、機能的な物足りなさを感じている人も一定数いました。それと同じく目立ったのが「ノーブラで過ごすことへの不安」です。
「胸の突起が目立つのでは?」「胸の揺れや垂れが気になる」「急な宅配や家族に気づかれたら恥ずかしい」といった声が多数寄せられ、実際に「ノーブラで過ごす際に不安がある」と回答した女性は多数に上りました。
具体的には、
「将来の垂れが心配」:26.3% 「胸の形や乳首の浮きが気になる」:23% 「突然の宅配や人目が気になる」:19.3% と、ノーブラは快適だが“安心できない”という心理的ハードルが依然として残っている実態も浮き彫りになりました。
まとめ:女性の“ブラ離れ”は静かに進行中。鍵は「快適さ」と「選べる自由」
今回の調査から、働く女性の間で「ブラ離れ」が静かに進んでいる兆しが見えてきました。
自宅で「基本的にブラを着けない」人は約4割、外出時も過半数がノンワイヤーやブラトップなど、締め付けの少ないインナーを選んでいました。また「できればブラを着けたくない」と感じたことがある人は7割近くにのぼり、ブラジャーへの煩わしさが広く浸透していることが明らかになりました。
特に夏は、気温や湿度の上昇で“ブラストレス”が高まりやすい季節です。
在宅勤務の増加も影響しており、在宅勤務者のうち35.6%が「勤務中ブラを着けない」と回答。オンライン会議時のみ着用を含めると、過半数が“ノーブラ勤務”となっていました。
年代別では「ブラを着ける時間が減った」と答えた割合は30代で35%、50代で26%、40代で16%。若い世代ほどインナーの選択肢を柔軟に捉え、快適さを優先している傾向がうかがえます。一方で、50代にはワイヤー入りとノンワイヤーを使い分けるような柔軟な姿勢も見られました。
一方で、完全なノーブラに対しては「垂れが心配」「バストトップの透け」「人目が気になる」といった不安の声も多く寄せられました。こうした声からも、ブラの着用は“する・しない”の二択ではなく、場面や気分に応じて選べる自由が求められていると推測できます。
本調査は、ブラジャーが「当たり前に着けるもの」から「自分の状態に合わせて選ぶもの」へと意識が変わりつつあることを示しています。女性たちは今、快適さと安心感のバランスをとりながら、自分らしい選択を模索しているのではないでしょうか。
ブラレスウェア「no-bu(ノーブ)」
『no-bu(ノーブ)』は“締めつけない、でも出かけられる。”をコンセプトに、下着をつけずに外出できる新しい服の選択肢「ブラレスウェア」を提案する株式会社キャンプのオリジナルブランドです。ゴムやワイヤーを使わず胸元の透けを防ぐ特殊な縫製技術によって、リラックスできる着心地と外出着としてのきちんと感を両立させています。ブラジャーではなく洋服としてデザインすることで、女性がノーブラで自然に過ごせる新しい日常を目指しています。
会社概要:株式会社キャンプ
会社名:株式会社キャンプ 本社所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-12-16 益本ビル2階
代表者:榊原 美歩
設立:2023年8月
事業内容:ブラレスウェア「no-bu」の企画・販売
公式サイト:https://no-bu.shop/