KOMEHYO、「リユースの日」に合わせて全国20代~60代の男女約600名へ調査Z世代(20代)の7割が「リセールバリュー」を意識して購入。“循環消費”スタイルが定着

30代以上は“コスパ”を重視する一方、Z世代(20代)は“個性・ストーリー性”を重視。「売れるかどうか」を意識しつつ、リユースならではの“出会い”や“楽しさ”も評価 多様化するリユース購入の価値観

株式会社コメ兵ホールディングスのプレスリリース

株式会社コメ兵(本店所在地:愛知県名古屋市、代表取締役社長:山内 祐也、以下「KOMEHYO」)は、リユース市場が急速に成長を遂げる中、8月8日の「リユースの日」※にあわせて、消費者のリユース意識に関する独自調査を実施いたしました。

※一般社団法人 日本リユース業協会は、リユースの啓発を目的とし、物が人から人へと循環し続ける様子がイメージできる無限大の(∞)と同じ形の「8」が並ぶことから、8日8日を「リユースの日」と制定しています。

■調査サマリー

・2人に1人が「リセールバリュー(再販価値)」を意識して購入している

 特にZ世代は約7割がリセールバリューを重視しており、「買った後も売れる」という視点でモノを選ぶ傾向が強い。

・「リユース品の購入」に対する意識が、5年前と比べてポジティブになった人が約6割

 リユース市場の拡大や商品の多様化を背景に、リユースに対する心理的ハードルが下がってきていることが明らかに。

・Z世代(20代)は「自分らしさの表現」や「サスティナブル意識」を理由にリユースを選択

 コスパよりも「自分の価値観」や「楽しさ」を重視するZ世代の特徴が浮き彫りに。

・30代以上は「価格の安さ」「節約」などコストパフォーマンスを重視

 リユース利用の目的が世代によって異なり、価値観の多様化が進んでいる。

・「Used in Japan」「Checked in Japan」への好印象が多数派

 日本ならではの品質管理や商品状態への信頼が高く、国内リユースブランドへの期待も高い。

■調査の意義

近年のリユース市場の拡大は、新型コロナウイルスの影響や円安・物価高騰といった社会環境の変化、そして環境配慮やサステナビリティ意識の高まりなど、価値観の変化が大きな追い風となっています。さらに、“リセールバリュー”や“循環消費”といったキーワードが注目を集め、賢い消費スタイルの浸透も、市場成長を後押ししています。リユースへの利用や関心のきっかけは単なる「安価」「お手頃」という価格面だけにとどまらず、社会背景や消費者の価値観の変化により、リユースがより身近でポジティブな選択肢として受け入れられていることが明らかになっています。

こうした社会背景のもと、今回の調査では、消費者のリユース品の購入および買取に関する実態と心理的な状態を明らかにすることを目的としています。購入・買取時の行動や意識、リユースに対する価値観や不安・期待などの心理的側面を把握し、今後のリユース市場の成長やサービス向上に資する示唆を得ることを目指しています。

KOMEHYOは、「モノは人から人へ伝承(リレー)され、有効に活用(ユース)されてこそ、 その使命を全うする」という“リレーユース”という概念を持っています。当社は、ただ単に「モノを提供」するのではなく、お客様に「価値を提案」し、お客様と価値を共創していく役割を担っています。今回の調査では、リユースを通じた価値観の変化を見つめ直すとともに、『リレーユースを思想から文化に』、より広く社会に根付かせていく一歩として実施いたしました。当社グループは、モノを未来へつなぎ、誰かを笑顔にするリユースのあり方を、今後も社会とともに考え、育ててまいります。

<調査概要>

調査内容 :リユースに関する実態調査

調査期間 :2025年7月22日(火)~2025年7月25日(金)

調査人数 :600名

調査対象 :全国の20代~60代の男女

調査機関 :株式会社ジャストシステムのセルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」

調査手法 :インターネット調査

■調査結果の詳細
<リセールバリューに関する結果>

「モノを購入するときに再販のしやすさ(リセールバリューの高さ)を考慮しますか。」という質問に対し、常に意識するが約16%、高価な商品、ブランド品は意識するが約17%、限定や希少性の高いものは意識するが約13%、という回答結果で、全体の2人に1人が、モノによっては購入の際にリセールバリューを意識していることが分かりました。

年代別比較では、Z世代(20歳~29歳)が常に意識するが約27%、高価な商品、ブランド品は意識するが約25%、限定や希少性の高いものは意識するが約9%、という回答結果で、Z世代が最もモノを購入する際に、リセールバリューを意識すると回答した人が多い結果となりました。

また、リセールバリューを意識すると回答した人を対象にした「モノを購入した後に、再販のしやすさ(リセールバリューの高さ)を保つために行っていることを教えてください。」という質問では、定期的に手入れを行っているが約27%、品質を保つための保管をしているが約51%、劣化を防ぐ使い方をしているが約17%、という回答結果で、全体の7割以上がリセールバリューを意識した行動をしていることがわかりました。
年代別比較では、Z世代(20歳~29歳)が定期的に手入れを行っているが約30%、品質を保つための保管をしているが約64%、劣化を防ぐ使い方をしているが約17%、という回答結果で、全体の9割がリセールバリューを意識した行動をしていることがわかりました。他世代と比較しても、Z世代はリセールバリューを意識する人が多く、意識した行動を取っている人が多いことが明らかとなりました。

<リユースの印象に関する結果>

「5年前と比べて、「リユース品を購入すること」に対する自分の意識は変化しましたか」という質問に対し、もとより好意的であるが約13%、抵抗がなくなった/むしろ好意的になったが約16%、特に変わっていないが約53%、昔より少し抵抗があるように感じるが約5%、あてはまるものはない/わからないが約11%という回答結果で、全体の約3割が5年前よりもリユース品を購入することに好意的になっていることがわかりました。

「リユースに対して、好意的になった理由を教えてください」という質問に対し、30代以上はお得で賢い買い物が約3割を超え、リユースに対して、コストパフォーマンスの観点で好意的になった傾向が考えられる。20代はお得で賢い買い物は約2割だった一方で、サステナブルな選択、センスがいい・おしゃれの項目を回答する人が他の世代より多く、リユースに対する価値観が世代によって異なることが明らかになりました。

「新品ではなくリユース品を選ぶ理由を教えてください」という質問に対し、全世代平均では、価格が安いからが約67%、 掘り出し物が見つかるからが約46%、既に流通していないアイテム(廃番・ヴィンテージ)だから が約27%、環境にやさしいと感じるから(サステナビリティ意識)が約9%、使用感・風合いが魅力に感じるからが約10%、すぐに手に入る(即納・現物がある)からが約18%、 状態が良ければ新品と変わらないと思うからが約24%、ブランド品を手頃に試せるからが約9%、自分らしさを表現できると思うからが約6%、他人と被らない/1点モノ感があるからが約6%、リユースで買うことに抵抗がないからが約7%という結果となりました。Z世代(20代)では、価格が安いからが全世代平均よりも10%ほど低かった一方で、環境に優しいと感じるから、使用感・風合いが魅力に感じるから、自分らしさを表現できると思うから、他人と被らない/1点モノ感があるからが大きく上回る結果となりました。価格以上に、自分らしさやサステナビリティといった価値観を重視してリユースを選ぶ傾向が、Z世代では特に顕著に表れています。

<リユースの印象に関する結果>

「日本のリユース品は高い鑑定技術や品質管理技術により、国内外問わず「Used In Japan」と呼ばれ始めています。一部企業では、AIを活用した真贋判定技術による鑑定を通じて、「Checked in Japan」の信頼性と評価を高めるための取り組みを進めています。そのことについてどう思うか教えてください」という質問に対し、品質がよさそうが約31%、大切に扱われていそうが約28%、清潔な印象が約16%、日本人らしい丁寧さが約28%、国内外問わず高い評価に誇らしさを感じるが約13%、ピンとこないが約10%、特になにも感じないが約26%という回答結果で、全体の約6割が「Used In Japan」、「Checked in Japan」へ高い信頼や誇りなど好意的な印象を寄せていることがわかる。

<調査詳細について>

本リリースに関連した調査結果の詳細やデータ分析については、本日17時公開予定のKOMEHYO公式noteをご覧ください。

▼KOMEHYO公式note

https://note.com/komehyo/n/nac5a3b238b1b

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