【RICCI EVERYDAY】難民の自立とウガンダ社会の持続的安定化を図るクラウドファンディングを開始!

〜ブランド創業10周年の新たな挑戦〜

株式会社RICCI EVERYDAYのプレスリリース

RICCI EVERYDAY(本社:東京都新宿区、代表取締役:仲本律枝、仲本千津)は、創業10年を機に、ウガンダ北部の南スーダン難民居住地区で、難民の就労支援のための「コミュニティ・ナビゲーター」制度の導入を目指し、クラウドファンディングを開始します。

■クラウドファンディング概要

期間:2025年8月4日(月)〜2025年9月12日(金)

目標金額:200万円

実施サイトリンク:https://camp-fire.jp/projects/870762/view

■クラウドファンディング実施背景

UNHCRによると、2024年時点で世界の難民の数は、1億2000万人以上いるといわれています。日本とほぼ同じ人数の人が避難を強いられており、難民の数は増加し続けています。

ウガンダは、アフリカ最大の難民受け入れ国として知られ、2024年9月時点で174万人が国内の難民居住地区に暮らしています。「難民に寛容な国」として移動や就業の自由、教育・医療サービスなどを提供する政策を行ってきました。

しかし、世界規模で紛争が勃発・激化したことで新たな人道危機が各地で発生し、リソースが分散したことや、今年1月アメリカ・トランプ政権による国際援助の大幅削減により米国国際開発庁(USAID)が事業停止及び実質的に解体に追い込まれたことで、ウガンダ国内で活動していた国際機関や国際NGOの難民支援予算が大きく削られ、多くのプロジェクトが成果を出せないまま停止もしくは縮小せざるを得ない状態に追い込まれてしまいました。

その金額は実に450億円*。削減額で言えば、ウガンダは世界トップ5に入ります。

ウガンダ政府の年間予算が約3兆円なので、そのうちの1.5%が消えてなくなってしまったということになります。これにより、現地で活動していた援助機関の職員が解雇されただけでなく、これまで食糧配給を受けていた多くの難民たちが支援を受けられなくなり、明日の食べ物に困るという状況に陥ってしまいました。

*USAID Cuts: New Estimates at the Country Level by CENTER FOR GLOBAL DEVELOPMENT

■プロジェクト概要

RICCI EVERYDAYでは、今年2月にUN WomenとNPO法人ピースウィンズ・ジャパンとの協業プロジェクトを開始しました。RICCI EVERYDAYでは、これまで取り組んできた実績をもとに、より高度な縫製技術を提供することを目的としています。

しかし技術を習得したからといって、すぐに仕事につける、もしくは収入向上につながるわけではありません。確実に就労や開業を達成するためのコーチングとセットで行うことで、難民たちの経済的自立支援を果たし、ありたい姿を実現することを目指します。

コーチングを担うのが、「コミュニティ・ナビゲーター」です。役割としては以下の通りです。

長期的に見守ってくれる伴走者のような存在がいるからこそ、難民も安心して、みずからの目標に向かって突き進むことができるのではないかと考えています。

そこで今回のクラウドファンディングでは、試験的に3つの難民居住地区内で活動するコミュニティ・ナビゲーターを育成していきます。職業訓練を受けた受講者たち約150名の良きナビゲーターとなってもらうことで、どのような影響が見られるのかを検証したいと考えています。

■リターンについて

今回のクラウドファンディングでは、全18種類のリターンを用意させていただきました。

その一つが、クラウドファンディング限定オリジナルTシャツです。

プロジェクト内に出てくるコンセプト「PAY IT FORWARD」をプリントした、オリジナル限定Tシャツを提供します。柄は、南スーダン難民の方がつくる刺繍のデザインをモチーフにしました。こちらのモチーフは、「絆・パートナーシップ」、「離れていてもつながる魂や家族のつながり」を表しています。表は、ウガンダの国鳥である、ホオジロカンムリヅルをポイントに持ってきました。

■難民とRICCI EVERYDAYとの関連

RICCI EVERYDAYの工房では、都市部に暮らすシングルマザーをはじめ社会的に疎外されがちな女性たちを積極的に採用することで、彼女たちの自信と誇りを醸成する事業を展開してきました。またコロナ禍を機にモノづくりを行う方々の手仕事をより多くの方に知ってもらうため、工房の外でモノづくりしている方々と連携し、商品を生産・販売する取り組みも強化しました。

RICCI EVERYDAYが難民支援の調査をスタートしたのは、2023年の末でした。日本や他国の団体が活動する事業地を訪問しました。

そこでは難民の女性たちが、縫製やヘアアレンジ、液体洗剤づくりの職業訓練を受けていたり、訓練後に自分でお店を開きスモールビジネスを展開していたり、学んだ知識を使って先生をやっていたり、自立に向けて行動を起こす女性たちの姿をみることができました。

そんな彼女たちに共通していたのは「自分たちが得られた経験を、他の難民女性たちにも伝え、彼女たちの生活向上につなげられるようにしたい」という、ペイフォワードの精神でした。一人だけでなく、何人もの女性たちからこの言葉を聞くことができ、見知らぬ地でお互いに助け合いながら暮らしているのだと理解しました。

彼女たちとの出会いがきっかけで、本プロジェクトを含めた、私たちだからこそできる難民支援事業を企画することとなりました。

【RICCI EVERYDAYについて】

「RICCI EVERYDAY」は、カラフルでプレイフルなアフリカンプリントの布地やウガンダのサステナブルな素材を使用し、デザイン性のみならず機能性も兼ね備えたバッグやインテリアアイテム、アパレルを展開しているウガンダのライフスタイルブランドです。製品はウガンダの直営工房において、手仕事により作られて生産を行なっています。工房ではシングルマザーをはじめ社会的に疎外されがちな女性たちを積極的に採用することで、彼女たちの自信と誇りを醸成する事業を展開してきました。

2025年8月には創業10周年を迎えます。今後はウガンダの様々な工房や職人をつなぐ「ものづくりプラットフォーム」をより強固なものにすること、そしてウガンダのみならずアフリカのものづくりを世界に広めていくことを目指していきます。

【RICCI EVERYDAY  代表取締役COO /  rebeccakello Ltdマネージングディレクター 仲本千津 プロフィール】

1984年静岡県生まれ。一橋大学大学院卒業後、邦銀で法人営業を経験。その後国際農業NGOに参画し、ウガンダの首都カンパラに駐在。その時に出会った女性たちと日本に暮らす母と共に、カラフルでプレイフルなアフリカンプリントを使用したバッグやインテリアアイテム、アパレルを企画・製造・販売する「RICCI EVERYDAY」を創業。2015年に日本法人、2016年に現地法人及び直営店舗をカンパラ市にオープン。2019年に日本直営店舗を代官山にオープン。2022年に日本直営店舗を神楽坂に移転し、神楽坂ショールームとしてリニューアル。

頭の中を巡るテーマは、「紛争を経験した地域が、過去を乗り越え、幸せを生み出し続ける場になるには、どうすればいいか」ということ。

【株式会社RICCI EVERYDAY 概要】

・会社名: 株式会社RICCI EVERYDAY

・代表者: 仲本律枝、仲本千津

・所在地: 東京都新宿区市谷甲良町2-17-A

・創業   :  2015年8月

・会社HP:https://www.riccieveryday.com/


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