刺しゅうへの印刷で表現力をアップデート
ブラザー工業株式会社のプレスリリース
ブラザー工業株式会社(本社:名古屋市 社長:池田和史)の国内販売子会社であるブラザー販売株式会社(本社:名古屋市 社長:安井宏一)はガーメントプリンターGTXシリーズ専用の自動位置合わせソフトウェア「AccuLine X(アキュライン エックス)」を10月に発売する。
ガーメントプリンターは、パソコン上で作成したイメージをTシャツなどの衣類に直接印刷できるプリンターで、その利用方法の一つとして刺しゅうの上に印刷する技法「DTE」(Direct to Embroidery)がある。
このたび発売する「AccuLine X」は、ガーメントプリンターGTXシリーズで「DTE」を行う際に自動で正確な位置合わせができるため、刺しゅうの表現力や刺しゅうビジネスにおける生産性の向上に貢献するソフトウェアだ。白などの単色刺しゅうの上にデジタル印刷することで、従来の刺しゅうでは難しかったグラデーションなどの繊細な表現が可能となり、また多色刺しゅうの作成時に発生する糸切りや糸替えの工程を最小限に抑えられる。
ブラザーでは、このようなソフトウェア開発をさらに推進し、オーダーグッズビジネスにおける製品の拡販を目指すという。
■スペシャルサイト
https://www.brother.co.jp/product/commercial/garment/camera-system/index.aspx
●製品特長
印刷データの自動位置合わせ
・・・カメラハードウェア【※1】(別売り)で撮影した刺しゅう画像からエッジや特徴点の情報を抽出し、印刷データの配置・位置合わせを自動で行う。これにより作業者の手間やミスを削減し、安定した品質を実現する。また複数の刺しゅうに対してもそれぞれに印刷データの配置と位置合わせを行い、一度にまとめて印刷できるため生産性が高まる。
●「GTXシリーズ」 刺しゅうへのデジタル印刷のメリット
デジタル印刷ならではの繊細なグラフィック表現
・・・白など単色の刺しゅうの上に、フルカラーのインクジェットでデジタル印刷することで、これまでの刺しゅうでは難しかったグラデーションなどの繊細なグラフィック表現が可能になる。GTXシリーズは1200dpiの高解像度と鮮やかなインクの発色でTシャツやユニフォーム、ワッペンなどのオーダーグッズに高品質で独自性の高い仕上がりを提供し、製品の付加価値を一段と高める。
多色刺しゅうの生産性向上
・・・多色刺しゅうは糸切りや糸替えなど複数の工程が発生しますが、単色刺しゅうの上に直接デジタル印刷する技法「DTE」を用いることで、これらの工程を削減し生産性を向上させる。また、GTXシリーズは専用設計のプリントヘッドから勢いよくインクを吐出し、刺しゅうの凹凸部分にも均一に印刷できるため、作業者の力量によらず均一な仕上がりを実現する。
●推奨カメラハードウェアについて
「AccuLine X」の発売に合わせ、推奨カメラハードウェア「DTE2040」「DTE2060」を発売する。
■製品ページへ
https://www.brother.co.jp/product/commercial/garment/camera-system/acculinex/index.aspx
【※1】:カメラハードウェア「DTE2040/ DTE2060」はブラザーグループの調達販売品。
<お客様 お問い合わせ先>
サポートサイト https://www.brother.co.jp/support/index.aspx
商用・大判プリンター専用ダイヤル TEL:0570-074-116