~目の紫外線対策、深刻な世代間格差が判明~ 50代男性7割が無対策、20代との知識格差は2.7倍に 20代男性は日傘・UVカット眼鏡をそれぞれ4割弱が使用

紫外線の目への弊害正しく理解は2割のみ、20代では4割強に上昇

ボレー・ブランズ・ジャパン株式会社のプレスリリース

“世界中の人たちの目を守る”をミッションに、保護メガネブランド「ボレー・セイフティ」を展開するボレー・ブランズ・ジャパン株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:ピーター・アンソニー・スミス)は、全国の20代から60代の男女500名を対象に、目の紫外線対策に関する世代別実態調査を実施いたしました。

 

調査の結果、何かしら目の紫外線対策を行っていると回答したのは全体の58.2%で、肌の紫外線対策実施率77.8%から19.6ポイント減少する結果となりました。特に50代男性では68%が目の紫外線対策を「何もしていない」と回答し、全世代・性別の中で最多となりました。これは日傘利用率が38%となった20代男性(無対策率26%)の2.7倍にあたる結果で、白内障リスクが高まる世代ほど無防備という、紫外線対策の知識と行動において深刻な世代ギャップが存在することが明らかになりました。

さらに、紫外線が白内障や加齢黄斑変性などの眼の疾病の原因になることを知っていると回答した割合は、20代で43%であるのに対し、50代では16%、60代では13%と、年齢が上がるほど理解度が低下する傾向が見て取れます。特に50代男性では88%が紫外線と白内障の関連を十分に理解していないことが判明し、リスクの高い世代ほど知識が不足するという逆転現象が浮き彫りになりました。

■結果概要

・目の紫外線対策を行っている割合:最多20代女性74%、最少50代男性32%(20代男性66%)

・実施率が最も低い50代男性の対策しない理由、最多は「今まで大丈夫だったから」(38.2%)

・50代男性:対策を始めるきっかけは「実際に目の不調を感じたら」が50%と手遅れリスク危惧

・20代男性の38%が日傘使用、38%がUVカット眼鏡使用という”新世代の常識”が浸透

・紫外線が白内障等の原因になることを正しく理解 23.6%(20代43%/60代13%)

・家族に白内障の既往歴がある人は対策実施率2倍(60%/30%)

・偏光レンズの特長について「知らない」が約40%、製品知識の不足が対策の妨げに

・「紫外線を99%カットする透明レンズの保護メガネ」81%があったら使いたいと回答

50代男性は84%が紫外線対策を重要だと思うと答えるも無対策が68%と顕著

<調査の背景>

日本では高齢化により白内障患者が急増しており、医療費増加が深刻な社会問題となっています。世界保健機関(WHO)によると、白内障の10~20%は紫外線への過度な曝露が原因である可能性があり、日本白内障学会も加齢に次ぐリスクファクターとして紫外線を挙げています。実際、50歳代の37~54%に白内障が認められるという報告もあります。

紫外線対策の先進国であるオーストラリアでは、「Slip(シャツを着る)、Slop(日焼け止めを塗る)、Slap(帽子をかぶる)、Seek(日陰を探す)、Slide(サングラスをかける)」という5Sキャンペーンを展開し、目の紫外線対策が国民的習慣として定着しています。

一方、日本ではサングラスや保護メガネの着用がなかなか進まず、紫外線の弊害に関する正しい理解も不十分な状況です。そこで本調査は、紫外線が強くなる夏場に日本人の目の紫外線対策の実態を世代別に把握し、今後の予防啓発活動の基礎データとすることを目的に実施されました。


目の紫外線対策、実施は41.8%

肌の紫外線対策を行っていると回答したのは全体の77.8%で、目の紫外線対策を行っていると回答したのは41.8%という結果となりました。

肌の紫外線対策として具体的な対策を聞いたところ、全体として最も多かったのは「日焼け止めクリーム(55%)」で、次いで「日傘(42.8%)」「帽子(34.6%)」と続きました。

目の紫外線対策では、全体として最も多かったのが「サングラス」で34.6%、次いで「帽子・サンバイザー(23.6%)」「UVカット眼鏡(21.8%)」と続きました。

目の紫外線対策として、最も実施率が低かったのは50代男性で68%が何も対策をしていないという結果となりました。

これは20代男性(34%)の未実施率の2.6倍にあたり、白内障リスクが高まる世代ほど無防備という深刻な世代ギャップが浮き彫りになりました。

白内障リスクの高い50代男性が最も紫外線対策をしていない

目の紫外線対策をしない理由「リスクを知らない」が上位に

次に、目の紫外線の対策を実施していない方へ、その理由を具体的に聞いたところ、最も多かったのは「手間がかかる(面倒・忘れる・持ち歩きが不便)」で29.7%、次いで「必要性を感じない(リスクを知らない・今まで大丈夫だった)」27.3%、「色付きレンズの不便さ(室内で暗い・見え方が変わる)」13.9%と続きました。

サングラスやUV機能のある保護メガネの所有状況を聞いたところ、58.8%が保有しており、そのうち69.7%が週1回以上利用していることが分かりました。またサングラスやUV機能のある保護メガネを使わない理由として、上位に上がったものでは、「手間・習慣の問題(忘れる・面倒・持ち歩きが不便)」25.2%に続き、「見た目が気になる(恥ずかしい・似合わない・人目が気になる)」「必要性を感じない(今まで問題なかった・リスクを知らない)」(共に24.8%)という回答が上位に上がりました。

紫外線由来の目の病気、72.4%が将来不安と回答
女性や家族に白内障などの患者がいる方で高い傾向に

紫外線が原因の目の病気になる不安があるかを聞いたところ、「とても不安」が22.8%、「やや不安」が49.6%で、合わせて72.4%の方が不安を感じていることが分かりました。この割合は男女別でみると、女性で80.4%と高い傾向にあり、また家族に目の病気の方がいると回答した方でも高い傾向が確認できました。家族に白内障などの目の病気の患者がいる場合は、紫外線対策の実施率や正しい知識を持っている割合も高い傾向が見て取れました。

「紫外線と目の疾病の関係性を知っている」23.6%にとどまる、若年層ほど正しい知識を保有

近年、紫外線は白内障の要因となるだけでなく、加齢黄斑変性などの一因としても問題視されています。そこで、目の疾病の原因として紫外線が関係していることを知っているか聞いたところ、知っていると回答したのは全体の23.6%にとどまる結果となりました。年齢別でみると、20代では男女共に4割以上が知っていると回答するなど、若年層のほうが知識がある逆転現象が見られました。

参考:公益社団法人日本眼科医会「知っておきたい加齢黄斑変性―治療と予防―」    

   https://www.gankaikai.or.jp/health/51/index.html

   日本白内障学会「白内障と疫学研究」

   http://www.jscr.net/ippan/page-007.html

目の紫外線対策を始めるきっかけ
若年層はファッション性、50代男性は半数が「不調を感じたら対策する」と回答

目の紫外線対策を始めるきっかけになりそうな出来事について聞いたところ、明確な世代差が現れました。20代では「おしゃれで曇らない製品があったら(28%)」が最多で、若い世代ほどファッション性や機能性を重視していることが分かりました。一方、50代では「実際に目の不調を感じたら(44%)」が突出して高く、特に50代男性では半数の50%が症状が出てから対策を考えると回答しました。

紫外線によるダメージは蓄積性があるため、症状が出てからの対策では遅いにもかかわらず、高齢世代ほど受動的な姿勢が強いことが明らかになりました。

透明で紫外線を99%カットする保護メガネがあったら使いたいですか、という質問に対しては、「ぜひ使いたい」が31.6%、「どちらかというと使いたい」が49.4%と、合わせて81%の方が使ってみたいと考えていることが分かりました。また、紫外線から目を守る眼鏡を選ぶときの基準として、最も多かったのは「軽い着け心地(86.8%)」で、次いで「手頃な価格(86.4%)」、そして「曇らない曇りにくい」が81.8%で第3位にランクインしました。

<調査概要>

有効回答数 国内在住の20~69歳までの男女500名(性別・年代別に50名ずつ均等割付)※専業主婦(主夫)及び学生を除外

調査期間  2025年6月30日~2025年7月1日

調査方法  インターネットリサーチ

※構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも100%とはならない場合があります。

※本リリースによる調査結果をご利用いただく際は「ボレー・ブランズ・ジャパン調べ」と付記のうえご使用くださいますようお願い申し上げます。

【保護メガネもデザインで選べる時代へ】ボレー・セイフティの曇らない高機能アイウェア

ボレー・セイフティではデザイン性にこだわったウェリントンタイプの保護メガネ「STKS(スティックス)」シリーズを展開しています。今回の調査でもニーズの高かった「UVカットレンズ(99.9%遮断)」を標準搭載しており、メガネ選びの基準第3位に入っている、独自の曇らないプラチナコーティングレンズを使っているのも特長です。色なしのクリアレンズと黒いレンズのスモーク、更に反射光をカットしギラつきを抑える「偏光レンズ」の3種からお好きなデザインをお選びいただけます。各種提携店舗では、別モデルの度付き保護メガネも店頭販売も行っています。

透明レンズでも紫外線99.9%カット STKS410ブラウントータスクリア
偏光レンズ搭載 STKS420ブロックグロス 偏光POLARIZEDレンズ

ボレー・セイフティのレンズの特長

ボレー・セイフティの保護メガネは、紫外線を99.9%以上カットし、作業者の目の健康を守ります。さらに、曇りにくく傷つきにくい超防曇、耐傷「プラチナコーティング」を施し、快適な視界を実現しています。軽量でデザイン性にも優れ、日常使いにも適したモデルを展開しています。

  • EN166規格準拠の防曇・耐傷コーティング

  • レンズのカーブ数による視界・保護性能の違い

  • クリアレンズやスモークレンズ、偏光レンズなどのバリエーション

スチーマーによる防曇テスト レンズ左:プラチナコーティング/レンズ右:従来コーティング

【会社概要】

社名     ボレー・ブランズ・ジャパン株式会社

代表     代表取締役社長 ピーター・アンソニー・スミス

本社所在地  東京都文京区湯島2-21-2 湯島メディカルセンタービル4F

TEL     03-5844-2040

URL     https://www.bolle-safety.com/jp/

設立     2007年10月

資本金    1,000万円

事業内容   フランス発祥のブランド「ボレー・セイフティ」の『保護メガネ』を製造・販売

プレスリリースに掲載されている内容、製品価格、仕様、サービス、お問い合わせ先、その他の情報等は発表時点の情報となります。その後予告なく変更となる場合がございますので、ご了承ください。

最新の製品仕様・販売状況等はWebサイトでご確認ください。https://www.bolle-safety.com/jp/

【商品ご購入等に関するお問い合わせ先】

管理部

電話番号: 03-5844-2040

営業時間:月〜金(午前9時〜午後5時まで)

https://www.bolle-safety.com/jp/contactus

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