利用者の7割が偽造品増加を実感の“フェイクパンデミック”の実態が明らかに!Z世代の4人に1人が“偽造品を無自覚で購入”という現実も
株式会社SODAのプレスリリース
「SNKRDUNK(スニーカーダンク)」(以下、スニダン)を運営する株式会社SODA(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:内山 雄太、以下SODA)は、全国のフリマサービス利用者4,265名に対してフリマ取引の実態調査を実施しましたので、結果を公開いたします。
■実態調査の実施背景
近年、個人間取引(C2C)を支えるフリマアプリやフリマサイトは、誰もが手軽に売買できる新たなショッピング手段として急速に浸透しています。中でも、スニーカーやブランド品、ストリートファッションといったジャンルでは、ユーザー主導の取引が活発化し、年間数千億円規模の市場が形成されつつあります。
一方で、利便性の裏側では「偽造品の流通」「商品のすり替え」「返品詐欺」「トラブル時の責任所在」など、多くのリスクが顕在化しており、安心・安全なマーケット形成のための課題が山積となっています。
SNKRDUNKを運営する株式会社SODAでは、創業当初から誰もが安心・安全に取引ができるマーケットプレイスを作ることを目標に、真贋鑑定やコミュニティ運営などを通じて市場の健全化に取り組んできました。
今回の調査は、「現在のフリマ市場における課題意識とユーザー実態を定量的に可視化し、今後の健全なC2C市場を議論するための基盤づくり」を目的として実施しました。
■調査サマリー
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フリマ利用者の3人に1人が過去に何らかのトラブルを経験していることが判明。フリマ取引に対する不安事項としては、「偽ブランド品・偽造品」への不安が60.9%と最も高い結果に。
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偽造品問題の深刻化により約7割が増加を実感の“フェイクパンデミック”状態にあることが判明。全体では5人に1人が偽造品購入の経験があり、特に20代(Z世代)での割合が最も高く、約4人に1人が偽造品を買ってしまっている現状が浮き彫りに。
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全体の80.2%が“偽造品と知っていれば購入しない”と回答しており、多くの利用者が高い倫理観を持ってフリマでの取引を行っていることが判明。しかし、若年層ほど“安くてよければ買う”という意識が強く、世代間での倫理観の温度差が浮き彫りに。
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約2人に1人が偽ブランド品・偽造品購入の被害を防ぐため「鑑定付きサービスを利用している」と回答しており、偽ブランド品・偽造品被害を防ぐための手段として、”真贋保証”への注目の高さが伺える結果に。
■調査概要
調査名 : フリマ取引に関する実態調査
調査方法 : インターネットアンケート調査
調査期間 : 2025年6月
調査対象 : 全国のフリマアプリ・フリマサイト利用者
有効回答数 : 4,265名
調査項目 : フリマ取引頻度、トラブル経験、偽造品認識、購入意識など15項目
■調査結果
①フリマ利用者の3人に1人が過去に何らかのトラブルを経験していることが判明。フリマ取引に対する不安事項としては、「偽ブランド品・偽造品」への不安が60.9%と最も高い結果に。
調査の結果、フリマサービス利用者の30.9%が何らかのトラブルを経験していることが判明しました。特に購入者側でのトラブルが(14.5%)と最も多く、出品者側でのトラブル(8.4%)、購入・出品両方でのトラブル(8.0%)と続いています。
また、「あなたは現在、フリマサービスでの取引においてどのようなことに不安を感じていますか?」の質問に対しては、「偽ブランド品・偽造品が届く」との回答が60.9%と最も多く、偽ブランド品・偽造品購入の経験有無にかかわらず、偽物が出回っている現在の環境に多くのユーザーが不安視していることがわかりました。
②回答者の約7割が偽ブランド品・偽造品の増加を実感しており、“フェイクパンデミック”状態にあることが判明。また、5人に1人が偽造品購入の経験があり、特に20代(Z世代)での割合が最も高く、約4人に1人が偽造品を買ってしまっているなど、偽ブランド品・偽造品問題の深刻化が浮き彫りに。
「フリマアプリ、フリマサイトを利用している中で、 偽ブランド品・偽造品が多くなっていると感じますか?」の質問に対して、65.8%の回答者が「偽造品が増えている」と回答しました。内訳としては、「明らかに増えている」が45.1%、「少し増えている気がする」が20.7%となっています。現在のフリマ市場における偽ブランド品・偽造品流通が深刻化しており、“フェイクパンデミック”が起きていると判明しました。
「フリマサービスでの取引で偽ブランド品・偽造品を購入したことはありますか?」の質問をしたところ、回答者の19.6%が「偽造品を購入したことがある」と回答。そのうち全員が、購入時には偽造品と認識しておらず、後から判明する無自覚購入のパターンが大半を占めています。
さらに、年齢層別で偽造品購入経験の有無を見てみると、特に20代(Z世代)での割合が最も高く、約4人に1人が偽造品を買ってしまっている現状が浮き彫りとなりました。「Z世代=本物志向」という通説とは逆の、“本物志向だけど見極められない”ギャップ層の存在を示唆しています。
➂全体の80.2%が“偽造品と知っていれば購入しない”と回答しており、多くの利用者が高い倫理観を持ってフリマでの取引を行っていることが判明。しかし、若年層ほど“安くてよければ買う”という意識が強く、世代間での倫理観の温度差が浮き彫りに。
「正規品より安く購入できる場合でも、偽造品とわかった上では購入しない」と回答した利用者は全体で80.2%となり、多くのユーザーが高い倫理観を持っていることも明らかになりました。
中でも「あまり気乗りはしないが、条件によっては購入を検討する」と回答した人を年齢層別で見てみると40代が10.4%、50代が10.7%に対して、10代が20.7%、20代が16.3%と若年層であるほど多いことがわかりました。比較的収入が少ない若年層は「グレーゾーン容認層」がやや多く、値段次第では偽ブランド品・偽造品でも検討してしまう、倹約のための代替手段“Dupe Culture(デュープカルチャー)”が一部浸透していることが明らかになりました。
④約2人に1人が偽ブランド品・偽造品購入の被害を防ぐため「鑑定付きサービスを利用している」と回答しており、偽ブランド品・偽造品被害を防ぐための手段として、”真贋保証”への注目の高さが伺える結果に。
偽ブランド品・偽造品被害を防ぐために気を付けていることについて質問したところ、69.6%が「出品者の評価確認」、62.7%が「極端な安さを避ける」と回答しており、”個人の判断”や”出品者の情報”に依存してしまっている実態が判明しました。しかし、約2人に1人が偽ブランド品・偽造品購入の被害を防ぐため「鑑定付きサービスを利用している」と回答しており、偽ブランド品・偽造品被害を防ぐための手段として、”真贋保証”への注目の高さが伺える結果になりました。
■スニダンの真贋保証と今後の展望
株式会社SODAが提供するフリマアプリ「SNKRDUNK」では、創業以来、取引されるすべての商品を運営が一点ずつ確認し、プロ鑑定士が正規品であることを保証する「真贋鑑定」を徹底することで、独自の「安心と安全」を築いてまいりました。
今回の調査で明らかになったC2C市場における偽造品問題の深刻さと、ユーザーの皆様が抱える根強い不安を真摯に受け止め、私たちは改めて「偽造品流通ゼロ」の実現を固く決意しています。今後も鑑定技術の革新とオペレーションの強化に投資を続け、誰もが一切の不安なく、心から取引を楽しめるマーケットプレイスを作り続けてまいります。
■ファッション&コレクティブル マーケットプレイス「スニーカーダンク」について
「スニーカーダンク(スニダン)」は、月間600万人以上が利用する国内最大級スニーカー&トレカフリマアプリです。スニーカー、アパレル、トレーディングカードを中心に取り扱っています。全ての取引商品にて、鑑定を行うことで偽造品の流通を防ぎ、安心・安全に取引をおこなっていただくことができます。 https://snkrdunk.com/