若い世代の創造力と日本文化の未来をつなぐ、教育機関向けプログラム始動
株式会社WSPのプレスリリース
株式会社WSP（本社：東京都中央区 ／ 取締役社長：藪野真紀子、以下「当社」）は、2025年6月より、ジュエリーグレードに満たなかったあこや真珠（以下「ネイチャーパール」*）を全国の美術大学・芸術系学部を対象に無償で提供し、授業や課題制作等に活用していただくプログラムを開始いたします。
この取り組みは、「Love Our Nature（ラブ・アウア・ネイチャー）自然を愛そう！ありのままを愛そう！」キャンペーンの一環であり、若い世代に日本文化の象徴でもあるあこや真珠の魅力を再発見してもらうとともに、クリエイターとしての成長を応援するものです。
ネイチャーパールとは
あこや真珠の中でも、形や色が基準に合致せず、一般的なジュエリーとしては流通しない真珠のことを、当社では「ネイチャーパール」と呼び、アートとして息吹を与える活動を積極的に行っています。一粒一粒が自然のままの個性を持ち、独特な造形と光沢を備えています。
プログラムの概要
当社は、全国の工芸・ジュエリー・美術系学部・学科に所属する学生が、授業や課題でネイチャーパールを使用し、自由な発想で作品を制作する機会を提供します。作品や制作風景はSNS等で発信され、優秀作品は当社公式アカウントで紹介される他、商品化の可能性もあります。
この活動を通じて、ネイチャーパールという未活用資源の価値を見出すと同時に、若手クリエイターの発掘・育成、そして日本の真珠文化の持続的な未来づくりを目指します。
詳細はこちらからお気軽にお問い合わせください
https://docs.google.com/forms/d/1G9G8ILd7ecaDvdtLBQXHz_Yp5QpmG65R4Z-tHnE6bOQ/edit
社会的意義とこれまでの背景
当社はこれまで、アーティストとのコラボレーションを通じ、ネイチャーパールのアップサイクルに取り組んできました。2024年にはダンボール造形作家・玉田多紀氏、2025年には廃材アーティスト・加治聖哉氏との協働を実現。ネイチャーパールを数千個用いた作品が、銀座店をはじめとする店舗で展示され、高い注目を集めました。
今回の新プログラムは、これらの活動を教育現場へ広げ、より多くの若い世代に“真珠の多様な美しさ”を体験してもらうことを目的としています。
株式会社WSPの環境への取り組み
私たちのジュエリーが生まれる背景には、海と調和した真珠養殖の文化があります。しかし近年、気候変動や環境変化によって、あこや貝の生育環境は大きな影響を受けています。真珠が生まれる海を守ること、それは私たちのブランドの根幹を支える重要な取り組みです。
この理念のもと、私たちは環境負荷を抑えるためのさまざまな施策を推進しています。ジュエリーにならなかった真珠の新たな活用、廃材を生かした什器の制作、関連団体への寄付活動などを継続的に行なっています。
株式会社WSPについて
1991年に大阪にて真珠の卸業として創業。真珠に対する研究から得た豊富な知識により、ジュエリーの製造・販売、真珠から抽出される成分に由来した化粧品やサプリメントの開発・製造・販売へと事業を展開させる。主力となるフォーマルパールやファインジュエリー以外に、MARLENA(マルレナ)、Pearl for Life (パールフォーライフ)、化粧品のmadama・hada（まだまはだ）、美容雑貨のPEARLDAYs(パールデイズ)などのブランドを取り扱う。また、近年は真珠が生産される海洋環境の問題についても取り組んでいる。
会社名：株式会社WSP（カブシキガイシャ ダブルエスピー）
取締役社長：藪野真紀子
所在地：（東京オフィス）〒104-0061 東京都中央区銀座3-14-1 銀座三丁目ビル6階
創立：1991年（設立：1994年12月）
事業内容：宝飾品の製造卸販売、化粧品の製造販売、真珠サプリの開発