自然と共に、纏う。琵琶湖の「葦」から生まれた静かなる革命。 あらゆるボーダーを超えるライフスタイルブランド「YOSHITO」が誕生。

「Re Built」を理念に、アパレル業界が抱える“大量生産・大量廃棄”の常識を再構築。365日、あなたの人生に寄り添う一枚が、ここに。

株式会社Doooxのプレスリリース

“行動で世の中を変えていく“を理念に掲げる株式会社Dooox(本社:東京都品川区、代表取締役:久保寺 亮介)が支援するライフスタイルブランド「YOSHITO-葦音-」がローンチすることをお知らせします。プロデューサー入榮秀謙氏の地域への想いを起点とする本ブランドは、「Re Built」を理念に、琵琶湖の「葦」を素材として使用。アパレル業界の常識を超え、新たな価値を提案する挑戦を、当社は全面的にサポートしてまいります。

人種・性別・年齢・職業あらゆるボーダーを超えるライフスタイルブランド「YOSHITO」

古事記から未来へ。琵琶湖が育む“生命の記憶”との対話

「YOSHITO」の物語の源流は、日本最大の湖、琵琶湖のほとりにあります。そこに自生する「葦」こそが、私たちの創造の原点です。

日本最古の書物「古事記」にも名前が出てくるイネ科の植物、葦。高さ3mまで達して水辺に生息するこの草本植物は、かつて日本人の暮らしと精神性に深く根付いていました。その茎で屋根を葺き、燃料とし、繊維は衣服へ粉末は食料へとその姿を変えながら、衣食住のあらゆる側面を支えてきました。さらに、世界中の河川や湿地に見られる葦は、水を浄化し、生き物の住処となり護岸の役割を果たすなど、生態系そのものを維持する上で不可欠な存在です。

驚くべきは、その生命力。葦は、種まきも水やりも肥料さえも必要とせず、毎年力強く再生します。

私たちは、この持続可能な循環を未来へと繋ぐため、古来の知恵である「火入れ(野焼き)」を取り入れています。冬に葦を刈り取り、春にその刈り株を丁寧に焼くことで、地下茎を傷つけることなく雑草や病気を防ぎ、より丈夫で質の高い葦を育む。

この自然への畏敬の念と共に行われる営みこそ、「YOSHITO」のものづくりの精神そのものです。

私たちは、こうして琵琶湖で丁寧に収穫された葦だけを使用し、全ての製品を国内で一貫して生産しています。

滋賀県にある日本最大の淡水湖の琵琶湖の葦

プロデューサー 入榮秀謙氏の想い ― 地域課題への挑戦から生まれた構想

この壮大なプロジェクトの発起人は、プロデューサーである入榮秀謙氏(アポロ電工株式会社 代表取締役)です。

製造業とモータースポーツ事業を手がける彼がアパレル事業を立ち上げたのは2023年。

その過程で、自らの事業拠点である滋賀県東近江市が抱える地域課題や、その振興というテーマに真摯に向き合うことになります。

「地元が誇るべき資源である『葦』の新たな価値を見出し、持続可能なものづくりを通じて社会に貢献できないか」。

その純粋な熱意が、次に出会う稀代のクリエイターを動かし、「YOSHITO」の構想は現実のものとなりました。

これは、一人の経営者のローカルな想いが、普遍的な価値を持つブランドへと昇華していく物語の序章です。

ブランドプロデューサー

入榮秀謙(いりえ・ひであき)氏

クリエイティブディレクター 近藤昌氏が語る「YOSHITO」の哲学 ― “常識”からの解放

日本初のセレクトショップ「SHIPS」の創設、そして「ZOZOTOWN」の立ち上げ。

CHROME HEARTSやJ.LINDEBERGを日本市場に定着させ、ファッションを単なる“職業”から“文化”へと昇華させた男。彼が「YOSHITO」を通じて目指すのは、アパレル業界が自ら作り出し、そして囚われている、あらゆる“常識”からの解放です。

「洋服には、あまりにも多くの制約がつきまとう。流行、性別、年齢、TPO……。我々は、その全てを一度解体し、再構築(Re Built)したかった。YOSHITOの服は、朝起きてそのまま羽織る一枚の布であり、誰かのルームウェアであり同時に誰かのフォーマルな仕事着にもなり得る。ルールはない。あるのは、纏う人それぞれの“自由”だけ。それはあらゆる社会的境界を超越し、誰もが心地よくいられる状態を目指すということです」

近藤昌氏が長年培ってきた美意識と、時代を見通す哲学は、「YOSHITO」のすべてのプロダクト、そしてブランドの佇まいに深く息づいています。プライベートではテニスやサーフィンを楽しみ、自ら創業したカフェでバリスタとしてカウンターに立つこともある彼のライフスタイルそのものが、ブランドのインスピレーションの源泉となっています。

クリエイティブディレクター

近藤昌(こんどう・まさる)氏

纏う人の一部となる、静かなる存在感

「YOSHITO」が大切にするのは、主張する“ファッション”ではなく、纏う人の内面と生活に静かに寄り添う“衣服”です。

デザインはベーシックで、サイズ展開の幅が広く、老若男女問わず同じものが着られるよう設計されています。年齢や性別を選ばない飽きのこないデザインは、あらゆる制約から解放された自由なスタイルを可能にし、同時に衣服ロスを最小限に抑えることにも繋がります。

カラーは、葦をイメージした「セージグレー」の一色展開。ほんのりグリーンを帯びたこのニュートラルカラーは、自然の中にも都会の街並みにも馴染み、纏う人の個性や背景を限定することなく、その人自身の色を引き立てます。

素材は、耐久性に優れたテンセルに、琵琶湖の葦から取り出した繊維を混紡したオリジナルファブリック。葦が持つ自然の抗菌性や通気性に加え、テンセルの柔らかな肌触りが融合し、独特のハリと美しいドレープ感を生み出します。徹底的に追求した着心地の良い生地は、長く着用することで肌に馴染み、その人だけの風合いへと変化していく。それもまた、この衣服との対話の楽しみです。

YOSHITO ― ラインナップ

SHOP COAT

軽やかに羽織れるアンコンストラクテッドな一着。ドロップショルダーとゆったりとしたシルエットが上質な存在感を演出しつつ、背面ウエストベルトが現代的なエッジを効かせる。3つボタンと大ぶりのパッチポケットで機能性も追求。起床後、そのまま羽織るだけで外出しても様になるユニセックスデザイン。

SHORT SLEEVE SHIRTS

YOSHITOのオリジナル素材の魅力を最もシンプルに感じられる一枚。ゆったりとしたドロップショルダー、動きやすさを確保する背面ヨーク、丸みを帯びたラウンドヘム。細部に宿る配慮が、カジュアルからクリーンまで、365日の自由な着回しを可能にする。

SEMI-WIDE PANTS

腰回りに施されたワンタックが、エレガントで落ち着いたシルエットを形成。ベルトループ、ドローストリング、背面ゴムウエストという3つの仕様を併せ持ち、あらゆる体型とスタイルに完璧にフィットする。ノークリース仕上げの裾幅24cmのシルエットが、ライフスタイルに沿った自由な着こなしを実現する。

今後の展望 ― 物語は、まずパリの舞台へ

「YOSHITO」の物語は、ローンチと同時に日本から世界へと広がります。

その始まりの舞台は、パリの歴史的建造物パレ・ロワイヤルで毎年開催されるアートイベント「Rencontre au Jardin」ここで、パフォーマンス衣装として世界初披露されました。

「男、女、会話、肉体、物と人間の対話、素材がものになる瞬間、ものが素材に戻る瞬間」などをテーマに、国籍も背景も異なるダンサーたちが、「YOSHITO」を纏い、シンプルかつ肉体の動きの美しさを表現します。これは、ブランドが掲げる「あらゆるボーダーを超える」という理念を、アートパフォーマンスを通じて世界に問いかける、最初の試みとなります。

今後も「YOSHITO」は、衣服という枠を超え、様々な分野のアーティストやクリエイターとの協業を通じて、「Re Built」の哲学を多角的に表現していく予定です。このブランドは、葦が毎年再生するように、常に進化し続けます。

ブランド概要

ブランド名:YOSHITO(葦音)
コンセプト:人種・性別・年齢・職業あらゆるボーダーを超えるライフスタイルブランド
公式Instagram:https://www.instagram.com/yoshito_jpn/
ブランドプロデューサー:Hideaki Irie

クリエイティブディレクター:Masaru Kondo

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