本革の味わいと防水性能を両立。革職人が仕立てる“濡れても育つ”ミニマルなアウトドア財布。
株式会社ガッツのプレスリリース
大阪府茨木市で革小物の製作・販売をするクアトロガッツ(代表:中辻大也 ナカツジヒロヤ)は、公式HPにて「防水性のある本革レザーの耐水実験特集ページ」を6/1日より公開しました。防水性のある本革レザーを実際に水に濡らし、防水性や革の経年変化を検証。特集ページはこちら https://quatrogats.com/?mode=grp&gid=3083693
革=雨に弱い?
「革製品はアウトドアに向かない」「雨の日に持ち出すのは避けた方がいい」そんな印象を持っている人も少なくないかもしれません。
実際、一般的な本革は水に弱く、濡れるとシミや色落ちの原因になってしまいます。
ですが、意外にも昔から“水に強い革”は存在していました。たとえば馬具用として使われてきた「ブライドルレザー」や、革にオイルを浸透させた「ディップワークハーネス」。
どちらも自然な防水性を備え、過酷な環境にも耐えうるタフな仕上がりです。今回、これらの革を実際に濡らして、その耐水性を検証してみました。
↓検証の結果はこちら↓
雨水に強い革を濡らしてみた YouTube
「本革の防水性」はどこまで信用できるのか?
雨や水にさらされたとき、革はどのような変化を見せるのか。
今回は「濡らしてみないとわからない」リアルな防水性能を確かめるため、2種類の高耐久レザー(ブライドルレザー、ディップワークハーネス)に着目しました。比較対象として、一般的なヌメ革も用意。
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一般的なヌメ革
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ブライドルレザー(英国発祥、馬具用の伝統革)
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ディップワークハーネス(米国ウィケット&クレイグ社製、過酷な環境で使われるオイルレザー)
これらの革に水をかけ、表面の反応やシミの有無、撥水性を検証。アウトドアシーンや梅雨の街歩きに対応できる「水に強い本革とは何か」を探りました。
実験① 一般的なヌメ革:経年変化は魅力だが、水には弱い
まずはじめに耐水性・防水性のない一般的なタンニン鞣しのヌメ革を濡らしてみます。
自然な仕上げの革のため、使うほどに革の油分が染み出して色艶の経年変化が味わえる反面、デリケートで水に弱いという弱点があります。
実験② ブライドルレザー:ロウを含んだ堅牢な馬具用レザー
水を垂らした瞬間、表面で水が丸くはじけ、まるで“革がコーティングされている”かのように水を弾きました。
この強力な撥水性の理由は、革に深く染み込ませたロウ成分(ブルーム)にあります。
ブライドルレザーは、英国で馬具用に開発された高耐久な革で、堅牢性と防水性を兼ね備えた素材です。
ブルームは時間とともに馴染み、磨くことで光沢が増し、使い込むほどに革の艶と深みが現れるのも魅力の一つ。
「雨にも強く、育てる楽しみもある革」として、日常からアウトドアまで安心して使える本革です。
実験③ ディップワークハーネス:オイルとワックスで仕上げたアウトドア向け革
実験では、水を垂らすとまるで油を弾くように滑り落ち、革表面に一切染み込む様子は見られませんでした。
この防水性の秘密は、オイルとワックスを革の芯までディップ(浸透)させて仕上げている構造にあります。
米国の老舗タンナー「ウィケット&クレイグ社」が製造するこの革は、過酷な自然環境で使う馬具やアウトドアギア向けに開発された本格派。
高い耐水性に加え、ワイルドで力強い風合いと経年変化も魅力。水を弾きながらも革の美しさを楽しめる、アウトドア対応の“育てる革”です。
まとめ
革製品に防水スプレーを使う方法もありますが、防水性のない革では、すぐに拭き取らないと水染みになることもあります。
その点、ブライドルレザーやディップワークハーネスなら、多少の雨でも気にせず使えるので安心です。キャンプ、サイクリング、釣りなど、アウトドアでの使用にもぴったり。
防水性能+ヌメ革ならではの、使うほどに深まる色艶と味わいも楽しめます。
JAPAN MADEにこだわり、小さいふ専門店の革職人がすべてハンドメイド
小さいふ専門店クアトロガッツの職人が本物の革とJAPAN MADEにこだわり、大阪にある革工房ですべてハンドメイド。
「旅、アート、遊び」をコンセプトに「小さいふ」をはじめ、アイデアと遊び心を大切にしたモノづくりをしています。
お札・コイン・カード全て収納 -選べる2サイズ-
・コンパクト重視「ペケーニョ」
収納
お札:約10~20枚
コイン:約20~30枚
カード:約4~6枚
・コンパクトでもしっかり収納「コンチャ」
収納
お札:約10~20枚
コイン:約20~30枚
カード:約6~9枚
自分たちのモノづくりに対する想いや取り組みを広めたいと思いリリースさせていただきました。よろしくお取り計らいのほど、お願いいたします。