冬のレガシー:リネンを伝統的なニットウェアに昇華
ロロ・ピアーナ ジャパン株式会社のプレスリリース
ロロ・ピアーナは、若手デザイナーの育成とメゾンのニットウェアに関する専門知識とノウハウの伝達を目的とする第9回ニットデザイン・アワードを開催し、イタリアのアカデミア・コスチューム・エ・モーダの学生モーガン・ボイスとシモーネ・リッツァート(プロジェクト「パラカドゥーテ」 )が受賞者に決定しました。彼らの類まれなるビジョンと探求心は、今年のテーマである「冬のレガシー:リネンを伝統的なニットウェアへ昇華」を見事に体現し、ロロ・ピアーナの素材の価値を最大限に引き出した、独創性あふれるコンセプトを創造しました。
本プロジェクトの受賞者は、5月14日にミラノのカーサ・デリ・アルティスティにてカメラ・ナツィオナーレ・デッラ・モーダ・イタリアーナの後援のもと開催されたイベントで発表されました。受賞者には、栄誉あるロロ・ピアーナ・ニットデザイン・アワード2025が授与され、特別に製作されたトロフィー、奨学金、そしてメゾンでの就労機会が与えられます。受賞者はまた、ピエモンテ州にあるメゾンの伝統あるニットウェアの工場で、専門知識とノウハウを共有する職人たちとともに、デザインプロジェクトを完成させることができます。完成した作品は、2025年7月1日から3日までフィレンツェで開催される、ニット部門の糸を展示する主要見本市「ピッティ・フィラーティ」のロロ・ピアーナのブースで披露されます。
今年は、リネンが中心的な役割を果たしました。学生たちは、創造性を解き放ち、ロロ・ピアーナの伝統的な冬の糸とリネンをブレンドして汎用性が高く独創的な作品を生み出すことで、リネンの価値をさらに高めることを目指しました。伝統と革新、機能性と職人技の間の繊細な創造的境界線を歩みながら、リネンを意外性があり、タイムレスで季節を問わないニットウェアやシルエットへと昇華させました。そのインスピレーションは、ロロ・ピアーナの技術力、1世紀にわたり受け継がれてきたノウハウ、そして卓越した柔らかさから得られました。
本コンテストは、メゾンの卓越性を象徴する最もアイコニックな糸に独自の創造的な解釈を与えるため、海外の学生を招待しています。2016年以来、この取り組みには世界各地のデザインの名門校が参加し、新世代のデザイナーの育成と支援を行っています。
審査員には、CEOのダミアン・ベルトランをはじめとするロロ・ピアーナの代表者や、ジル・ドゥニ(ル・ポワン編集長)、ポーリン・デュジャンクール(Pauline Dujancourt創設者兼クリエイティブ・ディレクター)、アンナ・デッロ・ルッソ(クリエイティブ・コンサルタント、ファッションスタイリスト、元Vogue Japanエディター)、桑田悟史(SETCHU創設者兼クリエイティブ・ディレクター)、アントニオ・マンチネッリ(ジャーナリスト、作家、ファッション評論家、大学講師)、キンバリー・ドリュー(キュレーター兼クリエイティブ・ストラテジスト)といった著名人が名を連ねました。
ロロ・ピアーナ・ニットデザイン・アワードについて
ロロ・ピアーナ・ニットデザイン・アワードは、ニットウェアに並々ならぬ情熱を持つ、世界中の一流デザイン学校の才能ある学生を称えるものです。2016年に開始されたこの取り組みは、才能あるデザイン学生たちにロロ・ピアーナの象徴的な糸を使った独自の創造性を披露する機会を与えることを目的とした国際的なコンテストです。これは、次世代の才能に卓越性への情熱を継承しながら、ノウハウを維持し、向上させることを目的としています。また、新たなクリエイティブな才能を奨励、発掘し、その情熱を発揮するためのサポートを提供する重要なプロジェクトでもあります。