世界でただ一軒、新潟県の工場が継承するマンガン染の技術。パラスパレスの夏の顔としてシャツとワンピースを販売。
株式会社カイタックインターナショナルのプレスリリース
日本の産地と手を組み服作りをしているPAL’LAS PALACE(パラスパレス)。新潟県見附市のマンガン染の技術を用いた生地を作り、この数年、夏の定番として洋服を仕立てています。暑い季節にさらりと着られるリネンコットン素材、和と洋のバランスがほどよいデザインで、例年待ちわびている方も多いアイテムです。和服から生まれた世界にここだけの染め絣、日本の夏の風情になじむ装いを今年も提案いたします。
現在では、マンガン絣の技術を継承する工場は日本で1軒のみとなっています。大正から昭和にかけて流行したマンガン絣も、時代の流れとともに和装の需要が減り、衰退の一途をたどってきました。職人の高齢化も進み、労力を要する特殊な工程から、後継者問題にも直面しています。
パラスパレスでは、手間のかかる技術だからこそのものづくりが生む味わいに魅力を感じ、8年前から取り扱いを開始しました。職人さんの技術を頼りに新たな柄づくりに毎年挑戦しています。
仕上がった生地を手にしたとき、「今年も会えた」と嬉しい気持ちになるのは、生地を通して工場の皆さんに再会できたような気持ちもあるかもしれません。今年は半袖シャツとワンピースの2型を展開します。また来年も会えるよう、マンガン絣の魅力をひとりでも多くの方に届けたいと思っています。
【マンガン絣】
マンガン(鉱物)で染めた糸で反物を織り、プリントで酸化と還元を用い、柄をあらわします。大正時代に新潟県見附市で開発されました。時代とともに和装の需要が減り、マンガン染めができる工場は、現在は日本で一軒のみ。最後の一軒になってから30年が経つ、日本の貴重な技術のひとつです。
マンガン染めの詳細についてはこちら:https://note.com/pallaspalace/n/n12cb2d62e4c8
【生地の特徴】
織りの段階で、マンガン染糸とマンガン染めではない糸を交互に配すことで、伝統的な絣の特徴を表現しています。プリントの工程では、糊づけ後におがくずをまぶす作業など、通常のプリントとは一線を画す手法がとられ、その仕上がりは均一的なプリントとは異なる、特殊な染色ならではの味とも言えるムラがあります。また、糸の太細による凸凹とした表情も見て取れます。
<商品詳細>
商品名:リネンコットンマンガン絣草橘柄ボトル襟半袖シャツ
品番:FSH25170B
サイズ:2、3
素材:麻52% 綿48%
販売価格:税込29,700円
オンラインストアURL:https://www.pallaspalace.jp/SHOP/FSH25170B.html
商品名:リネンコットンマンガン絣草橘柄ショート袖ワンピース
品番:FOP25171B
サイズ:2、3
素材:麻52% 綿48%/後身頃裏・袖口裏・ポケット袋布 綿100%
販売価格:税込45,100円
オンラインストアURL:https://www.pallaspalace.jp/SHOP/FOP25171B.html
<販売先>
PAL’LAS PALACE 全国44店舗・オンラインストア:https://www.pallaspalace.jp/
パラスパレスは1998年に滋賀県にてスタートした日本のブランド。「人の手が作り出す繊細で柔らかな味わいを大切に、心と体をやさしくつつむモノづくり」をコンセプトに、ファッションを通じて日本の美を大切にすることを目指しています。糸や生地からデザインし、日本製をメインに、着心地、シルエットにこだわった商品を展開しています。