【大阪文化服装学院 × 三山 × 奈良産地】学生デザインの究極ソックスでクラウドファンディング!素材メーカーとの協業で繊維産地を応援!

大阪文化服装学院のプレスリリース

デザイナーおよびファッション人材を育成する大阪文化服装学院(以降OIF、学校法人ミクニ学園 理事長・校長:岩﨑一哉 所在地:大阪市淀川区三国本町)は、繊維事業を展開する三山株式会社(本社:大阪市天王寺区 代表取締役:三山 真司)と、奈良県の靴下工場数社との協業による紳士用ソックス開発企画に参画。当学院の ファッション・クリエイター学科・アパレルデザイナーコース の学生が、ブランディングとデザインを手がけました。8/23(月)より、クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて、製品化した4ブランドのオリジナルソックスを販売いたします。

■本プロジェクト実現の背景
靴下の一大産地である奈良県の靴下生産量は、1980年代後半のピーク時には3億5000万足でしたが、近年は海外製品による低価格化などを背景に縮小傾向。さらにコロナ禍の影響により、2020年には8000万足前半にまで生産量が落ち込んでいます。

三山株式会社は、かねてより奈良県の靴下産業の復権や、自社商品のブランディング強化を模索されており、企画ブレーンを編成される中で、OIFの実践協業における優秀な実績、企画力・クリエイティブ力を評価。今回「商品企画」メンバーとしてOIFが参画することとなりました。これにより、
   「企画・デザイン」=OIF
   「素材」=三山株式会社
   「生産」=奈良県の靴下工場4社
という、理想的な産学協働プロジェクトが実現しました。

OIFの学生にとっては、商品ブランディング及びデザインのみならず、製品化される過程で繊維業界のプロと協業し、モノづくりを実践的に経験できる貴重な機会となります。それに加え「紳士向け」という普段とは異なるユーザーを想像し、背景調査~マーケテンィグを行う。また、「クラウドファンディング」での販売数に基づく客観的な評価により、ビジネス視点で結果を分析できる、大変有意義な挑戦となります。

商品化までのプロジェクトの流れ
三山株式会社が来校。協業の主旨に加え、素材知識や靴下の製造工程などの講義を実施。
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学生が4チームに分かれて、ターゲット、コンセプト、商品デザイン、仕様に至るまでのプロダクトブランド案を企画。
 ↓
三山株式会社向けにプレゼンテーションを実施。
 ↓
微調整、ブラッシュアップを経て生産仕様確定、商品化!

 

■商品ブランドのご紹介

①type A: “nave”「大人になっても冒険を」

「大人になっても冒険を」
ブランドネームの「nave」はイタリア語で船という意味。イタリアの探検家コロンブスをオマージュしたデザインとタイムトラベルを感じさせる時計のデザインを組み合わせ、大人っぽさの中にも昔に戻ったような純真で遊び心も忘れない、志ある大人の男性に向けたシックで遊び心を感じるそんなデザインです。

※上記デザインは原案であり、実際の商品デザインとは異なります。
 
≪メンバーと取り組みを行っての感想≫

「今回メンズの靴下のデザインをしていった中で、ただデザインをするのみでなく売れる為にリサーチをする事が凄く大切なこと、どういう人に届けたいか自分たちの想いをしっかり決めることの重要さを学ぶことができました。また、企業の方に向けてプレゼンテーションをし伝えることの難しさやプレゼンテーションがデザインと同じくらいに大切なのも実感しました。こだわってチームのみんなでデザインしたので多くの人に手に取ってもらいたいです!」

②type B: RETRO GLORIOUS「ー懐かしい思い出と共にー

「ー懐かしい思い出と共にー」
足元から明るくなれるような、毎日靴下を履くことが楽しみになれるデザインの提案。
昔懐かしのゲームの世界をデザインに落とし込み、足裏には”GAME OVER”の文字が施されるなど遊び心のある靴下に仕上がりました。5本指タイプになっており、快適性にも優れています。

※上記デザインは原案であり、実際の商品デザインとは異なります。

≪メンバーと取り組みを行っての感想≫

「最初、ビジネスマン向けということで今までに経験してきたことないターゲット層でデザインを考える前からワクワクしていました。 ただ、リサーチした上でデザインしても私達の年代向けになってしまうという所が難しいところでした。 私達の行いたいデザインと制作する上での葛藤があり、みんなで頭を悩ませて考えぬいて出来上がった、とても遊び心が満載なデザインで、正直私も欲しい程の出来になって嬉しい気持ちでいっぱいです。」

③ type C: "Shine at your feet"「ー足元に輝きを ー」

「ー 足元に輝きを ー」
父の日によく贈られる黄色と白の薔薇をモチーフにしたデザイン。花言葉は ”尊敬” 。なんてことない日にもらったとしてもハッピーになれそうです。子供がクレヨンで描いたようなイメージを落ち着いたカラーで表現しました。ブランド名さながらに、カラーリングも足元に輝きを与えてくれる靴下となりました。大切な人のちょっとしたプレゼントにいかがでしょう。なお、五本指靴下の製造には、ホールガーメント機を使用しています。

※上記デザインは原案であり、実際の商品デザインとは異なります。

≪メンバーと取り組みを行っての感想≫

「今回メンズの靴下のデザインということでたくさんの男性の生活をリサーチし、私たちのチームは妻と子供と暮らしているお父さんに向けての商品を考えました。そこで家族がお父さんへ感謝を伝えられるものを作りたいなと思いデザインを考えました。子供が描いた絵のようなタッチを表現するのが難しく何度も描き直しましたが、出来上がった靴下は自分たちが思っていた以上に良いものができてとても嬉しいです。この靴下がいつも頑張っているお父さんへ感謝を伝えるきっかけになればいいなと思います。」

④type D: ANARKH Neo chic

「NEO chic」
ブランド名はギリシャ語で” ANARKH(アナンケー)=必然 ”を意味する言葉。このブランドをお客様が必然的に選んでしまうような” 新しい日常 ”を提案。タイダイ染めで地層柄を表現。地層と昨今のワークスタイルを重ね、日々の積み重ねや蓄積によって色や形(形式)が変わるということを表現しています。自然体で、規則性のない自由な発想です。靴下はショートソックスとレッグカバーのセパレートタイプになっています。

※上記デザインは原画であり、実際の商品デザインとは異なります。

≪メンバーと取り組みを行っての感想≫

「今回メンズのデザインをするのも、 靴下のデザインをするのも、実際に商品化するのも、全てが初めての経験でした。 靴下のデザインとなるとデザインできる範囲などが限られてくるのでとても難しかったですが、私達なりに機能性や素材にこだわり、想いを込めてデザインをさせて頂きました。 デザインはワークスタイルで既成概念にとらわれない、仕事にお洒落を取り入れられる上品でシンプルなものにしました。この靴下で、少しでもお洒落な気分を味わって貰えると嬉しいです。」

■商品概要・購入方法
商品URL:https://camp-fire.jp/projects/view/431665
販売時期:2021年8月23日(月) ~ 2021年9月30日(木)
発送予定:2021年10月末 予定
サイズ・カラー:4ブランドとも 25-27cm/1色展開
特典:各種先着30足はCAMPFIRE特別価格で20%オフ!
     4タイプ各1足・全4足セットは先着15セット30%オフ! etc…

■使用素材について
今回靴下に使用した素材は、三山株式会社オリジナル素材「摩周湖」(typeAに使用)と「サーティラブ」(typeB~Dに使用)。ECサイト【Miyama online】からの購入が可能です。URL(https://www.miyama-tex.shop

《摩周湖》
糸の名前の由来にある「摩周湖」とは北海道川上郡弟子屈町にある湖で、日本で最も透明度が高い湖とされており、アイヌ語ではカムイトー=神の湖と呼ばれる神秘的な場所です。そういった綺麗で美しい表情を連想させるこの糸は「摩周湖」と名付けられました。

高級なエジプト超長綿を使用し、毛羽立ちを少なくするためにガス焼き加工 + 光沢感を出すためにシルケット加工を施しています。

《サーティラブ》
オーガニックコットン100%を使用した糸です。サスティナブルが問われる現代において、このコットンはトルコオーガニック綿を使用しており、どういった農場でどういった紡績工場でどういった環境で作られたかが特定できるTRACEABLEなコットンです。

■協力工場について
今回、製造は靴下産地である奈良県の4つの企業様にご協力いただきました。

①三岡繊維株式会社(https://www.mitsuoka-seni.com/)

②株式会社レッグニットクリス

③D.C.I株式会社(https://www.kimidori.co.jp)

④たばり繊維加工有限会社

※担当していただいた領域
typeA.C.Dの靴下: 三岡繊維株式会社
typeBの五本指靴下: 株式会社レッグニットクリス
インクジェットプリント&タイダイ染: D.C.I株式会社
プリント: たばり繊維加工有限会社

■三山株式会社からのコメント(CAMPFIREページより抜粋)
昨年から構想していた大阪文化服装学院の生徒たちとの本コラボ企画は、この度、ようやくお披露目することができました。学生たちから溢れ出てきた自由で素敵なデザインをうまく靴下に落とし込むために、幾度となく工場とも打合せを行い納得のできる商品となりました。私たちが取り組む際に決めたのはまず、採算を気にせず学生方のデザインを商品として表現する事。そんな中で機械の構造上表現することが難しいデザインがあったりと試行錯誤を重ねてきました。
価格に関しても若い学生たちでも買えるような値段をなんとか設定し、各生産工場にも協力していただきました。
新型コロナウイルスの影響もあり、予定していた学生たちの靴下工場見学や、十分な交流はできない部分もありましたが時間をかけ今に至ります。
そういった苦労もありながら完成した商品になります。

「若い才能を秘めた学生方の今後の成長応援」
「厳しいアパレル業界を支える生産工場、職人方への応援」

などなど、あなたが「好きなもの」「好きなデザイン」を、応援購入というカタチでいただければ幸いです。

<Appendix>
■ファッション・クリエイター学科について
ファッションの世界で、創造・表現する人のための3年制の学科です。服づくりに欠かせない発想・企画・デザイン力を高めます。1年次では、基礎となる知識・技術を幅広く学び、自分の興味や得意なことを見いだします。2年次からは、専門性の高い「クリエイティブデザイナー」「アパレルデザイナー」「パタンナー」「3Dモデリスト」「ニット」「オートクチュール&舞台衣装」の各コースに分かれ、めざす仕事へとステップアップします。

■アパレルデザイナーコースについて
リアルクローズのデザイン手法を学び、アパレル企業で活躍するデザイナーを目指します。マーケティングやリアルトレンドなどを分析し、デザインへ落とし込むノウハウを身につけます。国内アパレル企業の多くがこのプロセスでデザインを行っており、デザイナーとして即戦力になることが可能。就職にも強いコースです。

■三山株式会社について
創業71年。大阪・天王寺に本社を構え、アパレル縫製用ミシン糸から始まり、ニット用先染糸および副資材の製造・加工・販売・貿易。さらには人工皮革の卸売販売など、衣料品、靴、鞄、生活雑貨における繊維原料から製品までのトータルサポートカンパニー。

■大阪文化服装学院(OIF)について
創立75年の歴史を持つ、西日本最大級のファッション専門学校。「ファッションで社会に貢献する」という経営方針のもと、近年は海外のファッションスクールとの連携を高め、国際的に活躍できる人材の育成に注力。また、世界的にDXへのニーズが高まるなか、デジタルコンテンツへの投資も積極的に行い、「国際感覚」と「デジタルスキル」を融合し、新たな価値を生み出す創造力を養成している。「日本で最も高い成果をあげ、アジアを牽引する発信力を持ち、世界から信頼されるファッション教育機関であり続ける」ことをビジョンに掲げている。

学校法人ミクニ学園 大阪文化服装学院
所在地:大阪市淀川区三国本町3丁目35-8
理事長:岩﨑 一哉
TEL:06-6392-4371 / FAX:06-6391-5600
https://www.osaka-bunka.com/

■この件での取材・お問合せは以下まで
大阪文化服装学院 
経営企画室・広報担当:加藤 圭太、豊田 晃敏
TEL:06-6392-4371 / FAX:06-6391-5600
e-mail: ir_oif@osaka-bunka.com

 

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