Synflux株式会社とゴールドウインによるSYN-GRIDのアイテムが、大阪・関西万博「未来の都市」パビリオン カナデビア株式会社のユニフォームに採用

AIによって最適化されたデザインが、NEUTRALWORKS.のプロデュースによりアテンダントスタッフユニフォームに

Synflux株式会社のプレスリリース

Synflux株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:川崎和也、以下、Synflux)と株式会社ゴールドウイン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:渡辺貴生、以下、ゴールドウイン)は、2022年より生産時の生地の廃棄量を削減する共同プロジェクト「SYN-GRID(シン・グリッド)」を発表しています。このたび「SYN-GRID」のアイテムが、NEUTRALWORKS.(ニュートラルワークス.)のプロデュースにより、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)「未来の都市」パビリオンのカナデビア株式会社のアテンダントスタッフユニフォームに採用されました。

「SYN-GRID」は、Synfluxの独自技術「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」を用いて、生産時に排出されるテキスタイル廃棄物の削減を目指す取り組みです。AIによる型紙設計の最適化により、製品の高い機能性と運動性を維持しながら、環境負荷を低減することを実現しています。

この度、NEUTRALWORKS.のプロデュースのもと、「SYN-GRID」のシャツとジャケットが「未来の都市」パビリオンのカナデビア株式会社のアテンダントスタッフユニフォームに採用されました。2024年2月よりNEUTRALWORKS.で発表している「UZUMAKI」シリーズを応用したシャツは、ブランドロゴのスラッシュ(N/)を想起するフロントの斜めデザインが特徴的です。またNEUTRALWORKS.の定番アイテムであるジャケットは、見た目の美しさと着心地の快適さはそのままに、廃棄削減を目指しデザインがアップデートされました。生地の切り替えにはリフレクターがあしらわれ、「未来の都市」パビリオンのコンセプトと調和し、視認性やブランドメッセージを強化するデザインとなっています。

SYN-GRIDについて

SYN-GRIDは、ゴールドウインとSynfluxによるファッションの新たな生産システムを探究するプロジェクトです。デザインに先端的なテクノロジーを導入し、アルゴリズムと伝統技術を架橋させることで生まれた新しいパターンメイキングを実現しました。THE NORTH FACEに多大な影響を与えた建築家・バックミンスター・フラーが掲げた「DO MORE WITH LESS」の言葉のとおり、最大限に抑えた資源量で衣服の製造を可能にする、ファッションの新たな生産システムを探究しています。

本プロジェクトは、Synfluxによる先端技術にGOLDWIN TECH LABの製造技術が加わることで持続可能かつ機能的なデザインを可能にしています。ゴールドウイン社が重視する機能性やシグネチャーアイテムの象徴的なカッティングを大切にしながらも、Synfluxによってアップデートされる廃棄量削減のためのパターンメイキング。実装するまでに幾度となくディスカッションが行われ、ただ単に合理的であるだけではなく、どのような環境下であっても着る人々のパフォーマンスを向上させる思想が1着に凝縮されています。

公式サイト:GOLDWIN×Synflux 「SYN-GRID」

https://syngrid.goldwin.co.jp/

参考: Synfluxとゴールドウインのコラボレーションプロジェクト「SYN-GRID」が始動、生地裁断時の廃棄量を抑えた新製品を11月8日より発売(2022/11/04既報)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000080230.html

本件に関するお問い合わせ:hello@synflux.io

Synfluxの事業内容

「FASHION FOR THE PLANET/惑星のためのファッション」をミッションに掲げるSynfluxは、2019年3月の創業以来、自社サービスのR&D、アパレル・ファッション企業との新商品開発、大学や研究機関との共同研究などの事業を展開してきました。

近年、ファッション産業が抱える自然環境の持続可能性の問題に注目が集まり、生産や流通における環境負荷を低減するための新しいテクノロジーやソリューションが求められています。

このような市場環境の中、Synfluxは「デジタルテクノロジーによって創造的循環社会を実現する」というビジョンのもと、機械学習や3Dシミュレーション、アルゴリズミックデザインを活用し、衣服生産時に必然的に排出される素材の廃棄を極小化するためのデザインシステム「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」や生成AIからVRまでを接続するリサーチプラットフォーム「WORTH(ワース)」など、持続可能な未来に向けたテクノロジーの研究・事業化を行なっています。

2020年にH&M財団グローバルチェンジアワード・アーリー・バード特別賞、2023年に第41回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞を受賞するなど国内外で評価を集めています。

Algorithmic Coutureについて

Synfluxによる「Algorithmic Couture」は、衣服製造過程での大きな課題の一つであるテキスタイル廃棄を減らすために、アルゴリズムと3D技術を活用して実装された次世代デザインシステムです。衣服の3Dデータから低廃棄に最適化された2D型紙データの生成を可能とし、従来の約15〜30%だった布の廃棄率を大幅に削減することが可能となります。

現在の大量生産システムを乗り越える「最適化生産」への転換を掲げ、産業の効率化、環境への配慮、快適性、全ての実現を目指しています。

Synfluxについて

会社名:Synflux株式会社

所在地:東京都中央区東日本橋2-26-8

代表者:川崎和也/代表取締役CEO

設立日:2019年3月27日

事業内容:ファッションデザインのためのソフトウェア開発

循環型衣服設計・製造支援、バーチャルファッションのプラットフォーム事業

URL:https://www.synflux.io/

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