~リユース・リサイクルをもっと生活者の身近に~
ブックオフグループホールディングス株式会社のプレスリリース
ブックオフグループホールディングス株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:堀内康隆、以下ブックオフ)の子会社であるブックオフコーポレーション株式会社(同)は、リユースやリサイクルの気軽さと、循環型社会の実現をより身近に感じていただくことを目的に、株式会社BPLab(本社:東京都港区、代表取締役:八代直樹、以下BPLab)と共同企画・運営するボックス型不要品回収システム「R-LOOP(アールループ)」を丸井4店舗(北千住マルイ、町田マルイ、マルイファミリー溝口、草加マルイ)、東横INN29店舗、東急不動産ホールディングスのグループ各社が運営、管理する68施設、計101施設に設置しました。
R-LOOP回収量実績
2024年8月より、北千住マルイ、草加マルイで先行導入を行い、その後、町田マルイ、マルイファミリー溝口に設置店舗を拡大し、同年11月より東横INN29店舗、東急不動産ホールディングスグループの保有・管理するオフィスビルやマンションの共用部、リゾート施設等で展開を開始しました。 2025年2月末時点で、不要になった衣料品・雑貨品約9,000㎏を回収し、リユース、リサイクルを行うことができました。
「R-LOOP」立上げの目的
環境省の調査(※)では、国内における衣類品の年間廃棄量は約45万トンにのぼり、手放した衣類がリユース・リサイクルを通じて再活用される割合の合計は約34%であり、年々その割合は高まってきていますが、まだ大量に廃棄物として処分・埋め立て処理をされています。また、海外輸出された後もアフリカや東南アジアでは、売れるモノだけを抜き取ることによる大量廃棄が大きな社会問題となっています。
ブックオフは、2016年より国内店舗でリユースできなかった商品を、マレーシアやカザフスタンで展開する海外リユース店舗「Jalan Jalan Japan」(以下、JJJ)を通じて、現地の生活者に直接販売する事業を展開していますが、この社会問題に向き合うべく、事業としての強みを活かすとともに、生活者がより気軽に・より安心してリユース・リサイクルに参加できるシステムを検討しておりました。その中で、繊維製品のリサイクルに強いBPLabとのパートナーシップによる高いリユース・リサイクル力に裏付けられた不要品回収ボックス「R-LOOP」の開発に至りました。
「R-LOOP」を通じて生活者に「すてない選択」という新たなライフスタイルを提供し、不要なモノを必要な物に変えるサーキュラープラットフォームの実現を目指してまいります。
※出典:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/)
「R-LOOP」について
生活者が使用して不要となった衣料品や雑貨を回収する資源循環の新しいプラットフォームです。生活者より「R-LOOP」に投入されたモノを回収し、国内に6拠点あるブックオフ運営ヤードに集約し、リユース・リサイクルに分別します。まだ使えるモノはブックオフが運営する海外リユース店舗「Jalan Jalan Japan(以下JJJ)」でリユース品として現地の生活者に販売し、資源となる繊維製品はBPLabの「繊維リサイクルシステム」で再資源化・再商品化されます。
R-LOOPホームページ:https://www.rloop.jp/
「R-LOOP」の強み、特徴
① ブックオフの「海外リユース力」×BPLabの「繊維リサイクル力」
▼ブックオフの海外リユース
JJJは2016年にマレーシアで1号店をオープンしてから2024年12月末時点でマレーシア15店舗、カザフスタン共和国7店舗を展開しております。ブックオフのノウハウを活かし、他にはないエンターテインメント性の高い価値を提供し、2023年度は170万人(レジ通過ベース)のお客様に889万点の商品を販売、重量にして3,730トンを日本で廃棄することなく、現地の「楽しく豊かな生活」につなげました。
▼BPLabの繊維リサイクル
BPLabは、繊維循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP(ビオロジックループ)」を運営しており、
繊維製品を回収し、BPLabが契約したリサイクル処理事業所において分別、混用率ごとに280種類以上に分けることで、最適なリサイクルを行いBPLabが再生活用しています。回収した繊維製品を再び、繊維資源として再生させる取り組みです
② 「トレーサビリティ」による安心感
ボックス投函後の「トレーサビリティ」が、利用者の安心感につながります。
・海外直営店舗「JJJ」での直接販売(小売)と、その販売力
・高い繊維リサイクル力
・国内での徹底した分別
・回収から分別までをデータ化し、ボックス設置者様へ定量報告
③ 雑貨も回収対象
一般的な回収ボックスは衣料品や雑誌古紙を回収対象としておりますが、「R-LOOP」はJJJのリユース力を背景に、国内では稀となる「雑貨(衣料品以外)」も回収対象としております。
生活者の「すてたくない」思いを可能な限り受け止めるシステムです。
④ 回収ボックスは無料貸与
設置者が導入しやすいよう、費用負担を極力抑えたシステムを目指しております。
BPLabについて
繊維および雑貨等の回収・リサイクル事業のコンサルティング、および宣伝広告、企画、製造販売を行っています。2021年8月より、アパレルメーカー、繊維製品メーカー、流通業、物流・倉庫企業、大学等教育機関等と連携し、繊維の回収・再生をおこなう循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」を運用しています。
コーポレートサイト:https://www.bplab.info/
8月8日 リユースの日について
リユースの日は、より多くの⼈にリユースの良さや楽しさを知ってもらい、リユースに取り組んでもらうことを目的に、一般社団法人日本リユース業協会によって定められました。8⽉8⽇は、物が⼈から⼈へと循環し続ける様⼦がイメージできる「∞」と同じ形の「8」が並ぶことが由来となっています。
ブックオフでは、国内BOOKOFF事業をはじめ、⾼い接客⼒と専⾨知識を持つスタッフが対応する百貨店内の買取専⾨店「hugall(ハグオール)」、買取相談カウンター「Rehello(リハロ)」、リペアや買取などジュエリーの総合サービスを提供する「aidect(アイデクト)」といったプレミアムサービス事業、現地でのリユースに取り組む「BOOKOFF USA」、国内店舗で販売に至らなかった商品をマレーシアやカザフスタンで販売する「Jalan Jalan Japan(ジャラン・ジャラン・ジャパン)」といった海外事業を展開しております。そのほか、「サステナブックプロジェクト」など本の寄贈を通じてリユースの大切さを広める活動や、不要品回収システム「R-LOOP(アールループ)」、不要品査定額に応じた寄付ができる取り組み「キモチと。」など、日常的に使用するものから世代を超えて大切にされてきたものまで、次に必要とする方のもとへ循環させる、手放し方の選択肢を提供しております。
ブックオフグループについて
BOOKOFFは1990 年、35 坪の千代田店(神奈川県)から始まりました。経営理念「事業活動を通じての社会への貢献・全従業員の物心両面の幸福の追求」のもと、62 社の加盟企業と共に発展。現在は国内外に約 800 店舗を有し年間利用者は約 8,000 万人、年間売買点数は6億点を超えています。2025年現在は、百貨店や高級住宅地への出店するプレミアムサービス事業のほか、アメリカ合衆国やマレーシア・カザフスタン共和国での海外事業にも積極的に取り組んでいます。今後もリユースのリーディングカンパニーとしてサステナブルな事業に尽力してまいります。
コーポレートサイト:https://www.bookoffgroup.co.jp
サービスサイト :https://www.bookoff.co.jp
オンラインストア :https://shopping.bookoff.co.jp
ブックオフが考える循環型社会:
https://www.bookoffgroup.co.jp/sustainability/smile_circulation.html
スマイルサーキュレーション|サステナブルな暮らしのヒント
https://www.instagram.com/smile.circulation8/
循環がイメージされる「∞」から、毎月8日にサステナビリティのプレスリリースを実施いたします。
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