〜 意識と行動の差が明らかに 〜
株式会社Berryのプレスリリース
株式会社Berry(本社:東京都台東区、代表取締役:中野 裕士)は全国3,000名の0歳から2歳の子供をもつ男女(男性:1241名、女性:1759名)を対象に「赤ちゃんの頭の形に関する意識調査」を実施しました。
調査の結果、46.4%の保護者が「赤ちゃんの頭の形が気になる」と回答しましたが、実際に医療機関を受診したのは22.8%にとどまりました。
「ゆがみが重度の場合、自然な経過だけでは改善が難しい」とする研究報告もあります(出典:Noto T et al. J Clin Med, 2021)。こうした知見も踏まえ、当社では赤ちゃんの頭のゆがみが気になった時点で、早めに医療機関へ相談することが重要であると考えています。
調査結果のポイント
1. 約半数が赤ちゃんの頭の形を気にしている
「お子さまの頭の形について気になったことはありますか?」という質問に対し、15.3%の保護者が「とても気になった」、31.1%が「少し気になった」と回答しました。合計すると46.4%の保護者が赤ちゃんの頭の形について関心を持っていることが分かりました。
2. 7割が生後4ヶ月までに気になり始める
「お子さまの頭の形が気になり始めた時期はいつですか?」という質問では、「出産直後(21.0%)」「生後1〜2ヶ月(27.0%)」「生後3〜4ヶ月(25.6%)」と、約7割が生後4ヶ月までに頭の形に気になり始めていることが明らかになりました。
3. ヘルメット治療の認知率は約4割
赤ちゃんの頭の形を矯正する「ヘルメット治療」について、「よく知っている(9.9%)」「ある程度知っている(28.0%)」と答えた方は合計37.9%で、約4割がヘルメット治療を認知していることが分かりました。一方で、「聞いたことはあるが詳しくは知らない(27.0%)」「全く知らない(35.1%)」でした。
4. 受診率は約2割
「赤ちゃんの頭の形について、これまでにヘルメット治療を扱っている医療機関を受診したことがありますか?」という質問に対し、「受診したことがある」と答えた方はわずか22.8%でした。一方で「受診したことがない」と答えた人は77.2%にのぼり、多くの方が赤ちゃんの頭の形を気にしつつも受診に至らないことが分かりました。
(※「気になったことがある」と回答した人を対象)
受診に至らない背景とは?──保護者の行動を左右する要因を考察
今回の調査結果から、多くの保護者が赤ちゃんの頭の形について気にしているものの、実際に医療機関を受診するケースは少ないことが判明しました。
こうした受診率の低さの背景には、いくつかの要因があると考えられます。
たとえば、
・「まだ様子を見ている」
・「どこで相談できるかわからない」
・「自然に治ると思っている」
・「近くに相談できる病院がない」
・「紹介状が必要で受診のハードルが高い」
といった理由が、保護者の行動に影響している可能性があります。
今後に向けた取り組みと展望
赤ちゃんの頭の形に関心を寄せる保護者が増えている一方で、相談・治療ができる医療機関は依然として限られています。株式会社Berryは、すべての赤ちゃんが適切な医療を受けられる社会の実現に向けて、以下の取り組みを推進しています。
・ 早期発見と予防の促進:赤ちゃんの頭の形に関する正しい知識を広め、育児現場での気づきや予防的ケアをサポートします。
・ 医療アクセスの向上:赤ちゃんの頭の形に不安を感じたとき、どこにいても相談・治療が受けられる環境づくりを目指します。
・ 治療への共感と受容の促進:キャラクターデザインの活用などを通じてヘルメット治療の認知を広げ、より多くのご家族が治療に前向きに取り組める社会づくりを進めます。
今後も、より多くのご家族が安心して治療に取り組める未来を実現するため、新たな取り組みを展開し、最先端の技術を活かした製品開発と品質向上に取り組んでまいります。
調査概要
・調査エリア:全国
・調査対象:0歳~2歳の子供を持つ保護者
・調査対象の属性:20~45歳の男女
・回答者数:
スクリーニング調査:10,000
本調査:3,000
・調査手法:インターネットリサーチ
・調査期間:2025年2月14日~17日
・調査委託先:株式会社クロス・マーケティング
■株式会社Berryについて
株式会社Berryは、「あらゆる人が必要な時に必要な医療が受けられる社会の実現」を目指している医療機器ベンチャーです。わたしたちは、住む場所や環境によらず、あらゆる人に最適な治療が提供されるべきだと信じています。3Dプリント技術と3Dデータ解析技術を組み合わせてこれまでの医療を大きく進化させ、目指す世界を実現します。
2022年7月から提供を開始したBerry社製のヘルメット「ベビーバンド」は、順調に導入医療機関を増やし、現在では全国34都道府県、140施設以上の医療機関で採用されています。
設立:2021年7月
所在地:東京都台東区元浅草3丁目7−1 住友不動産上野御徒町ビル7階
代表取締役:中野 裕士
事業内容:医療機器の製造販売 / ソフトウェアの設計開発
コーポレートサイト:https://www.berryinc.co.jp/
薬事情報ナビ:https://yakuji-navi.com/