【ロロ・ピアーナ】上海の浦東美術館にて、創業100周年を祝う初の展覧会”If You Know, You Know. Loro Piana’s Quest for Excellence” を開催

2025年3月22日~5月5日

ロロ・ピアーナ ジャパン株式会社のプレスリリース

ロロ・ピアーナは創業100周年を記念して、中国との長年にわたる協力関係に敬意を表し、ブランド初となる展覧会を中国・上海にて開催いたします。同美術館でラグジュアリーメゾンの展覧会が開催されるのは今回が初めてです。”If You Know, You Know. Loro Piana’s Quest for Excellence(知る人ぞ知る、ロロ・ピアーナの卓越性への探求)” と名付けられた本展覧会は、メゾンの歴史と伝統、原材料から完成品に至るまでのノウハウ、そして6世代にわたるロロ・ピアーナ・ファミリーの独自のレガシーを称えます。

 

ジュディス・クラークのキュレーションによる本展覧会は、ロロ・ピアーナと来場者の間に、意義深く記憶に残るような感情的なつながりをもたらすことが意図されています。風景の概念を感覚的で触覚的なレンズを通して解釈したこの没入型の旅は、アーカイブ資料、素材、ルーチョ・フォンタナ、アルベルト・ブッリ、エンリコ・カステラーニ、エミリオ・ヴェドヴァによる現代アートの傑作を含むセルジオとルイーザ・ロロ・ピアーナ・コレクションや、ヴァラッロ絵画館の作品を含む美術作品、伝統的な生地、繊維、そして特別に制作されたドラマティックなシルエットを魅惑的に組み合わせています。これにより、ロロ・ピアーナのノウハウを実験的かつ芸術的なレベルへと引き上げながら、産地と製品、地域と繊維の絆を深めています。会場内の研究室では、世界最高の繊維に対する品質管理の厳密さとこだわりを探求しています。1,000平方メートルを超える展示空間では、ロロ・ピアーナの現在のDNAと原点を反映する厳選された素材、質感、色彩が豊富に展示され、リネンなどの繊維を探求するアーティスト、アドリアナ・ムニエのアート作品も展示されます。

 

中国の芸術監督グオ・ウェンジン、作曲家リウ・ハオ、竹笛奏者タン・ジュンチャオ、ピアニスト、ティム・チャンは、キュレーターのジュディス・クラークとともに、イタリアと中国の伝統を融合させた没入型の部屋で、フィルムのサウンドスケープを創り上げました。中国のアーティストであり思想家でもあるチウ・ジージエは、紙にインクで描いた精巧な地図で伝統と現代の橋渡しをし、中国の文化、言語、歴史を研究する学問である中国学の世界的な風景を再構築しました。

 

ロロ・ピアーナの卓越性の追求には、最高品質の原材料を探す旅が重要な役割を果たします。この距離の概念は、ロロ・ピアーナが貴重な原材料を調達し、素晴らしいウェアを生み出している繊維の産地、ニュージーランド、アンデス、フランス、日本、中国の風景のミニチュアの展示を通して、遠くから見ているかのように表現されています。ギャラリーのあちこちに、この展覧会のために特別に製作された33のアンサンブルが展示されており、その製作に欠かせない歴史、風景、ノウハウとの対話をお楽しみいただけます。

 

本展覧会は、ロロ・ピアーナの100周年を称えるとともに、伝統と革新を融合させ、メゾンの独自の世界観をご紹介する貴重な機会となるでしょう。

ジュディス・クラークについて

ジュディス・クラークはキュレーターであり、ロンドン芸術大学のファッションおよび博物館学の教授でもあります。彼女はファッションキュレーションセンター(CfFC)の共同設立者であり、学術界、美術館、ギャラリー、産業界、報道機関などで国際的に知られています。ロンドンのV&A、アントワープのモード美術館、ロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館、フィレンツェのピッティ宮殿、メキシコシティのフリーダ・カーロ美術館、ゲタリアのクリストバル・バレンシアガ博物館で主要な展覧会をキュレーションしてきました。

 

2012年7月、韓国・ソウルに初のハンドバッグ博物館を開設し、これは Handbags:The making of a Museum (イェール大学出版局)に記録されています。2015年には、アニエールのラ・ギャルリー・ルイ・ヴィトンで初の展覧会のデザインとキュレーションを手がけました。一時的な展覧会としては、ロンドンのブライスハウスでの”The Concise Dictionary ofDress”(アダム・フィリップスとの共作)、ヴェネツィアのパラッツォ・フォルチュニーでの”Diana Vreeland after Diana Vreeland” 、2012年にパリのパレ・ド・トーキョーで開催された “Chloe. Attitudes” があり、2017年にはパリのメゾン・クロエで “Chloé: Femininities” へとアップデートされました。展覧会には、2016年にバービカン・アート・ギャラリーでキュレーションした “The Vulgar: Fashion Redefined” があり、これはウィーンのウィンターパレスやハッセルトのモード美術館(2017年)を巡回しました。2019年には、上海のフォースン財団でパリのファッションメゾン、ランバンの130周年を祝う “Lanvin:Dialogues” のキュレーションとデザインを手がけました。

 

2018年、ヴェネツィアのチーニ財団で開催された初回の “Homo Faber” において、ファッション部門のキュレーションとデザインを担当。その過程で、彼女はロンドンのシティ・アンド・ギルド・アートスクールの歴史的彫刻のアソシエイトとなりました。2022年4月 “Homo Faber” の第2回目のプロジェクトが開幕し、”The Genealogies of Ornament” と題されたラグジュアリー工芸品の交わりを探求しています。

 

2020年、クラークはロンドンに新しい学際的スタジオ “J.Clark Space” を開設し、そこでデザイン、実践に基づく研究の実施、記録をしています。彼女は、実験的な展覧会制作について国際的に講演を行っています。

 

浦東美術館(MAP)について

陸家嘴リバーサイド中心エリアに位置する浦東美術館は、2017年9月26日に着工し、2021年7月に一般公開されました。陸家嘴グループが投資、建設、運営し、アトリエ・ジャン・ヌーヴェル(AJN)が設計したMAPは、国内のアーティストを紹介す

るとともに、来場者にグローバルな展覧会を提供しています。MAPの主要な4つの機能は、展示会の開催、芸術教育の推進、文化商品の開発、国際交流の促進です。MAPは、上海の新たな文化的ランドマークであり、国際的な文化芸術交流の重要なプラットフォームとなることを目指しています。

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