昭和学院短期大学で実施の『顔タイプ診断®』を取り入れた講義で大きな変化―日本顔タイプ診断協会認定講師による1年間の取り組み―
一般社団法人日本顔タイプ診断協会のプレスリリース
【昭和学院短期大学での1年間の講義で、90.9%の学生の自己肯定感が向上】
日本の若者の自己肯定感の低さが社会課題として注目される中、一般社団法人日本顔タイプ診断協会認定講師による外見を分析する診断(※1)・ファッションとメイクを通じて「自分を知る」「自分の魅力を理解する」ことの大切さを伝える講義を昭和学院短期大学 人間生活学科キャリア創造専攻に2023年より導入された専門科目で実施いたしました。
(※1顔タイプ診断®・パーソナルカラー診断・骨格診断)
この講義を受けた学生たちからは「自分に似合うスタイルが分かったことで、前向きになれた」 「メイクを学び、自分に自信が持てるようになった」などの外見・内面ともに変化があったとの声が寄せられています。90%を超える学生が自己肯定感の向上を実感し、半数以上の学生が「笑顔が増えた」と回答。わずか1年間で学生たちの表情だけでなく、人間関係や積極性にも変化の兆しがみられ、外見理解が内面の成長を促す新たな教育アプローチとして注目を集めています。
【キャリア創造専攻の選択科目に外見を分析する診断(※1)・ファッションとメイクが導入された背景】
18歳人口の減少を受け、大学は若者の可能性を広げる授業を考える必要があります。その中で、キャリア創造専攻の学びの内容であるファッションやブライダルと親和性が高く、就職実績のある分野として導入を決定しました。
変化の激しい現代において、自分をプロデュース・ブランディングしていくための授業になるのではないかと感じています。(大学担当者より)
【講義の概要】
– 実施者:一般社団法人日本顔タイプ診断協会所属認定講師
– 目的 :学生が自分を知り、魅力を理解し、それを表現する力を養う
– 前期テーマ:トータルファッション(顔タイプ診断、ヘアメイク、カラー診断、骨格診断)
– 後期テーマ:メイク
【調査概要】
– 調査期間:2024年4月~2025年1月
– 対象 :昭和学院短期大学 人間生活学科キャリア創造専攻 1年生26名
– 調査方法:アンケート調査(メイク講義開始時・終了時の2回実施)
【アンケート結果】
【講義とアンケート結果をもとにした大学の見解】
(大学関係者より)
今回講義を実施したキャリア創造専攻には、将来の進路に迷いながらも挑戦を重ね、自分の可能性を模索する学生もいます。ファッション、ブライダル、フードなどを自由に組み合わせて学べ る専攻の特徴と自分に向き合うという本講義の内容が、学生の求めているものと適合したのではないかと考えています。
【社会背景 ~日本の若者が抱える自己肯定感の課題~】
こども家庭庁が公表している「令和5年度 我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査」によると、日本の若者(13~29歳)の自己肯定感は諸外国と比べて著しく低く、「私は、自分自身に満足している」と答えた割合はわずか57.4%にとどまります。これは調査対象国の中で最低水準であり、アメリカ(73.2%)、ドイツ(73.9%)、フランス(75.6%)と比べても大きく下回っています。
また、「自分には長所があると感じている」と答えた割合も日本が最下位となっています。
この課題に対し、自己受容(自分をありのまま受け入れること)が自己肯定感向上の鍵となることが分かってきています。近年若い世代の間ではMBTIと呼ばれる(性格診断)が自己理解のツールとして広く普及し、内面を知ることで自己受容につなげる動きが活発化しています。顔タイプ診断®もこれと通じるところがあり、外見の特徴を知り受け入れることで、自分の良さを認識し、自己肯定感の向上につながるという効果が期待できます。ありのままの自分を知ることが、自分の魅力の発見と自信につながるという点で、内面と外見の両面からのアプローチが重要なのです。
【イメコン(※2)が与える社会的な意味】
上記の社会背景を受け、若者の自己肯定感向上に貢献したいという思いから、私たちは「イメージコンサルティング(イメコン)」を通じた教育アプローチに着目しました。イメコンは単に「似合うものが分かる」「無駄な買い物がなくなる」という実用的なメリットだけでなく、内面にもポジティブな変化をもたらすことを、これまでの活動の中で数多く目の当たりにしてきました。
外見を整えること、自分に似合うスタイルを理解すること、自分の魅力を知ることが、内面の変化や行動の変化につながるという現象は、現場の講師たちが経験的に感じてきたものでしたが、今回の取り組みによって、その効果を数値として実証することができました。自己肯定感が4倍に向上、自己肯定感の向上を実感した学生が9割以上という結果は、イメコンが若者の心理的成長に与える影響の大きさを明確に示しています。
(※2イメージコンサルタントの略:ここでは顔タイプ診断®を始めとする外見に関するアドバイスを行うことを意味する)
【今後の展開】
2025年度は、高校の教師への顔タイプ診断の講演の開催が決定しているほか、複数の教育機関や企業への導入も進んでおります。多くの場で同様の取り組みを展開し、自己肯定感向上の支援を行っていく予定です。
【未来へ向けて】
日本顔タイプ診断協会は、「自分らしさ」や「自分の魅力」を知り、自信に満ちた笑顔で輝ける若者を増やすことを目指しています。
今回の講義で実証されたように、外見を通じた自己理解は、確かな自信と前向きな心の育成につながります。今後も教育機関や企業との連携を深めながら、一人でも多くの若者が自分の魅力に気づき、いきいきと未来に向かって歩んでいける社会の実現に取り組んでまいります。
一人ひとりの「自分らしさ」が尊重され、
自分の魅力を自信を持って表現できる社会を目指して。