【書店員から寄せられた、絵本『きつね山の赤い花』の感想を発売に先立ちご紹介】「子どもも大人も、心がじわーっとあたたかくなる」と感動の声、続々!

株式会社マイクロマガジン社のプレスリリース

マイクロマガジン社(東京都中央区)は、9月8日発売予定の絵本『きつね山の赤い花』を読んでくださった書店員の皆さまから届いた感想を、書籍の発売に先立ちご紹介いたします。

『きつね山の赤い花』は、女の子ときつねの子の、いっときの出会いを描いた、いまも読み継がれる美しい物語。
安房直子先生の心なつかしい名作が、人気絵本作家えがしらみちこ先生のやさしい絵で蘇ります。
 

  • 書店員さまからいただいた感想

まばゆい金色の光の中に、女の子ときつねの子の心の交流がやさしくてあたたかくて、ほのぼのします。
ほんのり心に花が咲くように。
お話しが終わるのがもったいなくて、何度もきつねの子に会いにいきたくなる絵本です。
懐かしい気持ちになれて、大人にもおすすめです。美しい絵にいつまでも癒されます。
(うさぎや矢板店 山田恵理子様)

どのページも、えがしらみちこさんの、やさしくやわらかいタッチの絵が素敵です。
菜の花ばたけの絵は、とても綺麗で、黄色の濃淡やぼかしによって、
この景色がどこまでも続いているように思えます。
きつねの子の木の葉の食器も、いろいろな緑色、形で描かれていて楽しくなりました。
このお皿には何をのせよう?といろいろ想像したくなります。
きつねの子と一緒におままごとをしたいゆみ子ちゃんの表情が、もう本当に「いれてえ。」と言っている表情!
ゆみ子ちゃんの感情がいっぱいあふれています。
小さな女の子が憧れるマニキュアを、つばきの花びらで赤く染める。なんて素敵なんでしょう。
ゆみ子ちゃんのつめも、心も、周りの世界も「きつねの山のつばき」で染まっているようです。
小さな子の無邪気な遊びや身近な自然の姿。
子どもも大人も、心がじわーっとあたたかくなる絵本ではないでしょうか……

(未来屋書店ボンベルタ成田店 森川由香様)

はっぱがお皿になって、菜の花の「いりたまご」、
本物のおとうふも加わって「ごもくずし」になったり、「サンドイッチ」になったり…。
えがしらさんのやさしい絵で、どれもおいしそうに見えてきます。
赤いつばきのマニキュアもきれいでかわいい。
今の子どもたちは、自然のなかでおままごとをする機会があるでしょうか。
読んで楽しんで、自然に親しみ、大人はなつかしく感じると思います。

(ブックスアメリカン北上店 千葉剛彦様)

とにかく絵がステキ!!こんな景色があったら一瞬で心を奪われてしまうだろうな。
そしてわたしも小さい頃、人形やぬいぐるみをおんぶして、おままごとをしたことを思い出して、
コンちゃんとの会話にクスっとしてしまいました。
ちょっと背伸びしたくて、大人の真似してみたり、なんでも一人でやってみたり。
でも、親のあったかさや、無条件の安心感にも包まれていたい。
そんなあったかさが絵からも伝わってきて、一層気持ちも“ほこほこ”できる絵本でした。

(未来屋書店 大宮店 児童書担当様)

私の爪も、きつね山のつばきできれいに色をつけてもらいたい!
あざやかでいて、優しいつばきの絵に心癒されます。
葉っぱのお皿に本物のお豆腐。
子ぎつねとのおままごとの楽しそうなこと!美味しそうなこと!
ページをめくると、菜の花の香りとおいしい料理の匂いがしてきそうで……
(文真堂書店ビバモール本庄店 山本智子様)

小さな2人の女の子の出会いは、どこか不思議でどのか懐かしい。
幼い頃に見た空の色や風の匂いを思い出させる。
ゆみ子の爪をそめたつばきの花が、ひとつ、またひとつと
自分の心の中にも咲いていくような余韻を感じさせてくれる作品でした。

また会えるかな…あの子に。
(未来屋書店 宇品店 山道ゆう子様)

菜の花畑もゆみ子も、キツネの子も、服が水玉もようのおそろいなところも、全部好き
昔も今も、女の子の好きなものは、おしゃれとおままごとというのは変わらないものですね。
見ていたら、2人のおままごとの様子が、うちの娘(5)と姪っ子(4)にそっくり!
話す姿や、草花でお料理するところまで。
本当に、かわいくて愛しくて、素敵な絵本です。
(三洋堂書店 多治見南店 水沢亜矢乃様)

 

  • 書籍情報

​きつね山の赤い花
https://kodomono-hon.com/detail/?titleid=61791
作:安房直子/絵:えがしらみちこ
ISBN:9784867161791
定価:1,540円(本体1,400円+税10%)
判型:A4変
発売日:2021年9月8日予定

【あらすじ】
ある日、ゆみ子が菜の花畑の道を歩いていくと、きつねの子の歌声が聞こえてきました。
――はっぱさん はっぱさん おさらになあれ――
きつねの子は歌いながら、次から次へと葉っぱを緑の食器に変えていきます。
遊びたくてたまらなくなったゆみ子は、きつねの子に「いれてえ。」と声をかけ、
いっしょにおままごとをはじめました。

 

【著者情報】 

作:安房直子
1943年、東京都に生まれる。日本女子大学卒業。『さんしょっ子』(同人誌「海賊」)で日本児童文学者協会新人賞、童話集『風と木の歌』(実業之日本社)で小学館文学賞、童話集『遠い野ばらの村』(筑摩書房)で野間児童文芸賞受賞。
また、『風のローラースケート』(筑摩書房)で新見南吉児童文学賞を受賞。
その他の作品に、『おしゃべりなカーテン』『ゆめみるトランク』(以上、講談社)などがある。1993年没。

絵:えがしらみちこ
1978年、福岡生まれ。静岡県三島市在住。 熊本大学教育学部卒業。
主な作品として、『あめふりさんぽ』をはじめとした【おさんぽシリーズ】(講談社 / 全国学校図書館協議会選定図書)、『なきごえバス』(白泉社 / 第9回MOE絵本屋さん大賞2016「パパママ賞」第1位)、『なきごえたくはいびん』『いろいろおてがみ』(小学館 / 全国学校図書館協議会選定図書)、『あなたのことがだいすき』(KADOKAWA)、『せんそうしない』(文・谷川俊太郎 / 講談社)など。
 

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