ジェラルド・チャールズが新作「マエストロ2.0ウルトラシン・ラピスラズリ」を発表。ブランド創業者であるジェラルド・チャールズ・ジェンタ氏が好んだとされる、ラピスラズリが用いられているモデルです。
オフィス麦野のプレスリリース
<ジェンタ氏お気に入りのラピスラズリが用いられた新モデルがコア・コレクションに追加>
ジェラルド・チャールズは、「マエストロ2.0ウルトラシン・ラピスラズリ」を発表いたします。この新しいデザインはブランドのコア・コレクションに加わり、伝統的な時計製造の概念を覆すマエストロコレクションにエレガントな風をもたらします。
ドレスウォッチでもスポーツウォッチでもないマエストロ2.0ウルトラシン・ラピスラズリは、創業者である伝説の時計デザイナー、ジェラルド・チャールズ・ジェンタらしい華やかさと実用性を融合させたモデルです。文字盤に選ばれたラピスラズリは、ジェンタの個人的なお気に入りであったと言われています。
<ラピスラズリの文字盤製作は、高度な技術を要する作業>
ラピスラズリの文字盤製作は、骨の折れる高度な技術を要する作業であり、1つの文字盤につき平均24時間を要することとなりました。最初のステップである原石のカットから最終的な組み立てに至るまで、あらゆる段階で失敗のリスクを伴う試練の旅となります。原石をカットするまで、その色がわからないからです。各文字盤は、最初の5mm厚の円盤から、最終的にわずか0.55mmの厚さまでカットされ研磨されるため、以前は見えなかった欠陥が明らかになり、大半は廃棄されることとなりました。最終的に50個の文字盤を作るには、少なくとも150枚のディスクが必要になりました。
手作業と機械により文字盤は研磨されるので、ラピスラズリの自然な美しさは、その輝きのすべてを披露しますが、そこにはさらに大きな試練が待ち受けているのでした。壊れやすくもろいその石は、針、インデックス、日付窓を取り付けるために穴を開けなければならず、マエストロのユニークな文字盤に合うように形を整えなければなりません。これは最も大変な段階であり、石をカットすることができないため、忍耐強く、マエストロのシルエットを際立たせる非対称の輪郭へと、巧みに正しい形に研磨しなければなりません。
<ベゼルに施されたブルーのカラーミックス・コーティングによってさらに美しく>
芸術と建築の世界からバロック様式のモチーフに着想を得たこのシェイプは、2000年にジェラルド・チャールズ・ジェンタのブランドを設立したジェラルド・チャールズ・ジェンタの最後の偉大な作品のひとつであり、彼のファーストネームとミドルネームを冠しています。マエストロ2.0ウルトラシン・ラピスラズリは、ジェラルド・ジェンタの豊かな創造的遺産を受け継ぎ、彼の絶頂期のデザインを象徴する、生き生きとした表情豊かな様相が見て取れます。
そのために、この時計のセミプレシャスストーンの文字盤は、もうひとつの際立った特徴となります。マエストロのポリッシュ仕上げのステンレススティール製ケースは、ベゼルに施されたブルーのカラーミックス・コーティングによってさらに美しくなりました。物理的および化学的な表面処理により、豊かなブルーカラーと耐傷性が向上しているのです。ポリッシュ仕上げのベゼルとメインケースのコントラストは、ホワイトのスーパールミノバが付されたアプライド・インデックスやラピスラズリ文字盤の有機的なパターンとも大胆に共鳴しています。
文字盤のデザインは、ジェラルド・チャールズの文字マークの下に「Geneve」とサインされたブランドのロゴによって完成されています。
この配色は、マエストロコレクションの特徴であるラバーストラップにも受け継がれています。ジェラルド・チャールズ・ジェンタによってデザインされたこのストラップのクル・ド・パリ装飾は、最高の着用感を優先しながらも、実用的な選択肢を高めています。
<ブランド創立25周年を記念してカスタマイズされた振動ローター>
最後に、マエストロ2.0ウルトラシン・ラピスラズリは、クオリテ・フルリエ・レベルの手仕上げが施された自動巻きムーブメント、スイス製マニュファクチュール2.0キャリバーを搭載しています。このキャリバーは50時間のパワーリザーブを誇り、毎時28,800振動、厚さはわずか3.7mmです。コート・ド・ジュネーブ・ストライプ、ペルラージュ、コリマソン、イエローゴールドのエングレービングなど、伝統的な仕上げ技法を組み合わせた装飾が施され、ブランド創立25周年を記念してカスタマイズされた振動ローターを備えています。
マエストロ2.0ウルトラシン・ラピスラズリは、ブランドのコア・コレクションに加わります。シリアルナンバー入りの限定モデルではありませんが、その魅惑的な文字盤を作るために必要な素材の希少性と手作業によって、入手可能な数量は制限されることでしょう。
マエストロ2.0ウルトラシン・ラピスラズリ モデル詳細
REF:GC2.0-SSPS-LS-RSPN
価格:400万4000円(税込)
ムーブメント
・タイプ:自動巻き
・パーツ総数:189点
・石数:28石
・ムーブメントの厚さ:3.7mm
・仕上げ:コリマソン、コート・ド・ジュネーブ、ペルラージュ仕上げの繊細な装飾が施されたブリッジ
・機能:中央に時針、分針、秒針、6時位置に日付窓。秒針停止機能付き時針
超薄型、スイス製マニュファクチュール2.0キャリバー。創業25周年記念ロゴをあしらったセンターローター
・振動数:4Hz
・パワーリザーブ:50 時間
文字盤
ラピスラズリ文字盤
ホワイトのミニッツトラック
バトン型の針とインデックス。ホワイトのスーパールミノバ®が塗布され、夜間はグリーンの光を放つ。
新ロゴ「ジェラルド・チャールズ・ジュネーブ」付き
クリスタル
内外多層反射防止加工を施したサファイアクリスタル
ブレスレット
ロイヤルブルーバルカナイズドラバーストラップ
表面はクル・ド・パリ仕上げ、裏面はジェラルド・チャールズのロゴ入りタピスリー仕上げ
ポリッシュ仕上げステンレス・スティール製の新型イージーリムーバルピンバックル
ケース
・素材:ポリッシュ仕上げのステンレス・スティール。ステンレス・スティールにカラーミックス・ブルートリートメントが施されたベゼル
・直径:39 mm x 41mm 、右側にクル・ド・パリ仕上げのねじ込み式リューズ(ロゴ刻印あり)
・厚さ:9mm
・裏蓋:フラットサファイヤクリスタル
・防水性:10気圧/100m
『ジェラルド・チャールズ』について
『Gerald Charles (ジェラルド・チャールズ)』は、2000年にジェンタ氏の2つのファーストネームを冠したブランドとして誕生しました。 “時計界のピカソ”と称されたジェンタ氏は同社で3年間トップとして勤めた後、彼と親交の深かったイタリアの時計業の名家 ジヴィアーニ家に2003年会社を売却し、逝去した2011年まで自身はチーフデザイナーとして残りました。2003年から2018年までは”フランコ・ジヴィアーニ” 元CEOが組織を統率、2019年からは息子の”フェデリコ・ジヴィアーニ”がCEOとして就任し、2019年に新たな株主を迎えます。2020年にはオンライン上でファンクラブを結成。 2022・23年に中東市場、北ヨーロッパ、米国市場へと進出し、全世界で50店舗(ヨーロッパ市場では40店舗)にまで展開を拡大し、ついに2024年にアジアへの足掛かりとして日本市場へ本格上陸を果たします。
『Gerald Charles (ジェラルド・チャールズ)』のデザインは、バロック建築の奥深い創造美から着想を得ており、主にローマのバロック建築を代表する教会「サン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ聖堂」からインスピレーションを受ています。教会内壁の六角形、八角形、および十字形の絶妙な組み合わせをケースへと見事に反映されており、他のどの時計にも見られない独創的なデザインとして完成されています。6時位置の丸みを帯びたケースデザインは、ジェンタ氏のスマイルラインとなっており、ジェンタ氏自身がポートレートを遺したとされています。クリエイティビティと熟練技術が絶妙なバランスで融合し、エレガントかつスポーツティーな仕上がりとなっています。
全ての現行モデルは2004年にデザインされた、ジェンタ氏のオリジナルデザインをベースに創られ、展開するコレクション名には全て彼の愛称であった“マエストロ”を冠してます。レギュラーコレクションである “マエストロ 2.0 Ultra Thin”、スポーツ中に手の甲を傷めないように左リューズで開発された“マエストロ 2.0 Ultra Thin GC Sport”(内2モデルは世界限定200本)、重厚感のあるクロノグラフ仕様の“マエストロ 3.0 Chronograph”、世界的著名高級時計の元チーフデザイナー、現『Gerald Charles (ジェラルド・チャールズ)』のクリエイティブ・ディレクター : オクタヴィオ・ガルシア氏がムーブメントを一から開発したスケルトン仕様の “マエストロ 8.0 Squelette”、ジェンタ氏が2005年にデザインした、マエストロ・フライング トゥールビヨンをベースに開発された“マエストロ 9.0 Tourbillon”(世界限定50本)、数々の高級ジュエリーブランドの装飾を手がけるスイスのジュエリーデザイン会社: “SALANITRO”(サラニトロ)によって装飾された “マエストロ GEM SET”(各モデル世界限定10本)が並びます。
さらにムーブメントはヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ社と共同開発されており、全モデルが100mの防水性能かつ5Gの衝撃にも耐える耐久性を備えた、性能面も重要視した傑作時計です。フォーマルな装いからスポーツの用途まで場面を問わず使用できることから、”究極のあがり時計”とも称されています。
その性能面の信用性が高いことから、2023年オーストリア/キッツビュールにて開催されたテニスの大会 :Generali Open (ゼネラリ・オープン) / ATP250ではオフィシャルタイムキーパーとして選ばれました。実際に数々のプロテニスプレイヤーも試合中に着用しており、ニコロズ・バシラシビリ選手(Nikoloz Basilashvili)、ホベルト・ホルカシュ選手(Hubert Hurkacz)、ティム・ファン・ライトホフェン選手(Tim Van Rijthoven)などが挙げられます。その他、プロのサッカー選手やクリケット選手、モーターバイクレーサーなどのスポーツ選手やセレブリティの愛用者が多く、その卓越したデザインと実用性は彼らを虜にします。
そんな愛用者達をもてなすべく、ミシュラン星を取得したシェフと時計師が常駐している専用サロンが2023年にジュネーブ中心地のモンブラン通りに完成しました。このサロンは生前のジェンタ氏の住居でもあり、愛用者達は『Gerald Charles (ジェラルド・チャールズ)』の世界観を心ゆくまで堪能できます。
2024年4月のWatches & Wondersでは本会場にブース出展をするなど、『Gerald Charles (ジェラルド・チャールズ)』の躍進は止まることを知りません。
『オフィス麦野』について
代表の麦野豪が数々のラグジュアリー・ブランドのリポジショニングを手掛けた後に独立・設立し、様々な業界で企業やブランドのブランド・マーケティングやリポジショニング業務を請け負うコンサルティング・ファーム。それまでのラグジュアリー・ブランドの経験から、富裕層関連ビジネスにおいては、媒体・流通・顧客・オピニオンリーダーとの人脈を豊富に有している。北米、台湾、マレーシア、グアム、スイスにそれぞれ現地法人を設立し、海外ブランドのアジア進出や日本企業の海外進出支援の足掛かりを固めている。