「無印良品」や「ジンズ(JINS)」の先行事例にフォーカス。第二特集では2025年春夏オートクチュール・コレクションをリポートします。
株式会社INFASパブリケーションズのプレスリリース
「WWDJAPAN」2月10日号は、「ファッションとビューティが紡ぐ街」と題し、さまざまな地域で街づくりやコミュニティ作りに取り組むアパレル・ビューティ企業を特集します。
2010年代の半ばから、地域が抱えるさまざまな課題を解決するため、企業と地方自治体が協定を結び、タッグを組むケースが増えてきました。ある種のブームになった包括連携協定ですが、締結自体が目的になり、程なく形骸化していくケースや、民間企業にとっては収益的なメリットが得づらい場合もあるため、継続的な活動が難しい事例もあります。
ますます需要増すクリエイティブな協力関係
ではなぜ、今、アパレルやビューティ企業の力が求められているのでしょうか。今回の特集では、「無印良品」や「ジンズ(JINS)」「シロ(SHIRO)」など、スタートから数年がたち、少しずつ成果が見えてきている先行事例にフォーカスし、アパレルやビューティ企業のクリエイティビティーが地域にもたらした変化を検証します。特集の後半では、デイトナ・インターナショナルなど、直近で連携協定を締結した数社にもヒアリング。自治体はアパレルやビューティ企業にどんな希望や期待を持って協働を図るのかを考えます。特集中盤では、特に「ビームス(BEAMS)」が力を入れるファッションやビューティ企業が監修するふるさと納税返礼品も紹介しています。
第二特集では、このほどフランス・パリで開催されたオートクチュール・コレクションを6ページに渡ってレポートします。強烈なコレクションで改めて装飾主義の世界観を強く打ち出したアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)による「ヴァレンティノ(VALENTINO)」をはじめ、花や色彩、光などの要素を使って美しくきらびやかなドレスを発表した各ブランドを6ページにわたって贅沢に紹介します。
ファッション&ビューティパトロールでは、双子のクリエイター、タケル(TAKERU©)とヤメピ(YAMEPI©)が昨年創刊した「コメットマガジン」にフォーカス。2000 年代のカルチャーに着想し、各方面から注目を集めるカルチャー誌の裏側に迫ります。
CONTENTS
FEATURE
・ますます需要増すクリエイティブな協力関係 アパレルやビューティ企業が“街を紡ぐ”
FOCUS
・ファッション界のイノベーターとして地位を確立 キム・ジョーンズが「ディオール」メンズを去る
・2025年春夏オートクチュール・コレクション速報 花・色・光……夢への傾倒、再び
・“水沢ダウン”に続きシェルの“クレアス”がヒット 「デサント」、国内で積極出店開始
SERIES
・OVERSEAS NEWS 米「WWD」の翻訳記事をまとめてお届け!:フェラガモのマルコ・ゴベッティCEOが3月6日付で退任 後任は未定、他
・Makuakeと探訪 47都道府県モノ作りの現場最前線:Vol. 4 石川県編 “一生モノのナイフ”を作り出す野鍛治の技術
・齊藤孝浩のファッション業界のミカタ:Vol. 70 過剰生産にメスを入れ、工場と共存共栄へ シーインの進化を続けるサプライチェーン
・Beauty Insight ビューティ賢者が持論展開:Vol.195 「フローラシス」と「オーディナリー」実店舗の狙いは(弓気田みずほ /ユジェット代表・美容コーディネーター)
・アトモス創業者・本明秀文の“ノット”スニーカーライフ:vol.162 M&A
EDITORS’ LETTER
・「ニッパチ」今や稼ぎ時?(林芳樹 /シニアエディター)
EDITORIAL NOTE
・編集後記 今週の特集お届け隊:ファッション企業は地域を活性化できる?(佐藤慎一郎 /編集部記者、木村和花 /編集部記者)
FASHION&BEAUTY PATROL
・“彗星”のごとく現れたカルチャー誌 今、ストリートを沸かせる「コメットマガジン」って?
COVER CREDIT
ILLUSTRATION:YUNOSUKE
ART DIRECTION & DESIGN : RYO TOMIZUKA
COVER REEL:CHIGE(GWISUB JUNG)