精巧株式会社のプレスリリース
循環型デジタルシームレス工程『DS-CYCLE』
精巧株式会社(本社:東京都墨田区緑1-13-14)は≪3Dグラフィックシミュレーション⇒2Dグラフィックパターン⇒グラフィックマーキング⇒インクジェットプリント≫のデジタルシームレス工程『DS-CYCLE』を構築し、特許を取得しました。
精巧が蓄積してきた3D CAD、自動裁断機CAMを活用した技術に加え、インクジェットプリント機器を自社工場に設置することで、グラフィックからプリントまでの繋がりに無駄がない生産ラインを始動します。
ソフト面でもグラフィックとパターンを同時に構築する独自のデジタル技術を活用し、各工程の作業時間を短縮していきます。
グラフィックが合わさったパターンデータを配置するグラフィックマーカーは、無駄なく構成することが可能です。使用箇所以外にはプリントする必要がないため、生地の用尺やインク量を極力削減することが可能となり、製品の原価が低減します。裁断後の端材は白生地のまま残るため、リサイクルもしやすくなります。
さらに精巧が導入しているトヨタ生産方式(TSS)を土台にした縫製工程PLMに連動できるため、最終製品の仕上がりまで一貫工程となり、プリント製品の業務効率化と生産管理簡易化や納期縮小が促進されます。
サステナブルプリントの導入と企画体制を強化
精巧が運営する千葉の縫製工場(クチーレ)と併設した場所にKornit社の顔料インクジェットプリント機器を導入し、自社でもプリント生産できるオペレーション体制と企画発信できるチームを強化します。
Kornit社は細粒子顔料インクを開発しているため、通常の顔料プリントよりも柔らかい風合いに仕上がることが特徴です。さらに前処理、後処理で水を使わないため、環境にも負荷がないプリント加工ができます。
白色の活用と3D風、刺繍風など立体感のある表現が様々な混率の生地にプリントできるため、『DS-CYCLE』の工程と合わせて独自のテキスタイル表現方法を開発し提案していきます。
テキスタイルデザインとプリント機器のオペレーター人材育成は(株)KAJIHARA DESIGN STUDIO (梶原加奈子代表)が監修し、感度と品質向上を目指します。
デジタルワークシェアによるモノづくりの活性化
依頼者と企画段階から協業し、3Dデジタルデータを活用して可視化することで相互確認と意思決定のスピードが上がり、精度のある最終製品が完成しやすくなります。
また、『DS-CYCLE』の工程の一部だけ取り組みを希望されるデザイナー、アパレル、OEM会社、商社、小売、プリントや縫製などの工場と協業し、デジタルワークシェアによるプリント製品の活性化にも貢献していきます。
環境配慮型工場への改革と国内生産の発展
精巧は縫製やOEM製品事業、D to Cの自社製品販売事業で発展してきましたが、今後はデジタルやAIを活用したソフト提供ビジネスやプリント生地の国内、海外販売も推進していきます。
2025年度は千葉の縫製工場クチーレの敷地近辺にソーラパネルを設置し、90%のクリーンエネルギーを使用することや、B-Corpの取得を目指し、世界標準に合わせたデジタル化とサステナブル化を推進していくことで新たな出口戦略を拡大し、縮小傾向が高まる国内生産の発展に貢献していきます。
精巧株式会社 本社
〒130-0021
東京都墨田区緑1-13-14
本社工場 株式会社クチーレ
〒283-0011
千葉県東金市上武射田2369
展示会案内
ギフトショー
2025年2月12日(水)~2月14日(金)
ブース:東4-T33-37
出展名:SITOM/精巧(株)
プレス窓口詳細
精巧株式会社
近江祥子
Tel: 03-3634-6431
Fax: 03-3633-1851
info@seiko-co.co.jp