ケリングがサンローランとバレンシアガの新しいCEOを任命

株式会社ケリングジャパンのプレスリリース

Credit Cédric Charbit: © Ezra Petronio   Credit Gianfranco Gianangeli: © Alice Rosati Studio

ケリングは本日、サンローランのCEOにセドリック・シャルビを、またバレンシアガのCEOにジャンフランコ・ジャナンジェリを任命したことを発表しました。両者は2025年1月2日付けで就任し、ケリングのデピュティCEO(ブランド開発担当)を務めるフランチェスカ・ベレッティーニの直属となります。また、ベレッティーニはケリングのすべてのファッション・レザーグッズ・ジュエリーブランドの成長・発展に専念することになります。

 

セドリック・シャルビは、ラグジュアリー業界で幅広い経験を培った後、2012年にサンローランのプロダクト・ストラテジー・ディレクターとしてケリングに入社し、2016年にバレンシアガのCEOに就任しました。フランチェスカ・ベレッティーニの後任としてパリの象徴的なメゾンであるサンローランのCEOに就任するシャルビは、他に類を見ないメゾンのポジショニング、伝統、アイデンティティを基盤とし、自身の専門知識とリーダーシップを活かしながら、ブランドをさらに発展させる使命を担います。

 

ジャンフランコ・ジャナンジェリは、ラグジュアリー業界で経験を積み、イタリアやフランスのラグジュアリーブランドを中心に、特にマーチャンダイジングや小売部門で実績を築き、またメゾン マルジェラではCEOを務めました。直近では、サンローランのチーフ・コマーシャル・オフィサーを務めています。今回、セドリック・シャルビの後任としてバレンシアガの指揮を執ることとなり、今後は同ブランドの存在感と名声をさらに高め、広げていくことが求められます。

 

ケリングのデピュティCEO(ブランド開発担当)を務めるフランチェスカ・ベレッティーニは、次のようにコメントしています。

「サンローランのCEOにシャルビを任命することをうれしく思います。サンローランというブランド、またその唯一無二のアイデンティティについて深く理解しているシャルビは、メゾンの継続的な成長とを牽引できる逸材です。同様に、ジャナンジェリはバレンシアガのCEOとしてシャルビの跡を継ぐのにふさわしいリーダーであると確信しています。豊かな専門知識とビジョンを持つジャナンジェリはメゾンをさらなる高みへと導き、すばらしい功績をさらに積み重ねていくのにまさに適任です。シャルビ、そしてジャナンジェリと長年にわたり交流し、共に仕事をする機会に恵まれた私から見て、サンローランとバレンシアガの舵取りを任せるのに最もふさわしい人物は彼らであることに疑問の余地はありません。二人は新しい役割において抜きん出た活躍を収め、それぞれのブランドをさらに大きな成功へと導いてくれるでしょう」

 

ケリングの会長兼CEOであるフランソワ=アンリ・ピノーは、次のように語っています。

「今回の人事は、私たちの組織をさらに強化する進化と言えます。フランチェスカ・ベレッティーニがジュエリーブランドを含めてケリングのブランド開発を担当するデピュティCEOとしての役割に専念し、またジャン=マルク・デュプレはケリングのデピュティCEOおよびチーフ・オペレーティング・オフィサーとして、すべての事業部門が効率的に連携しながら全ブランドをサポートし、ケリングの戦略目標を達成するという役割を担っていきます。業界が直面している現行の課題に対処し、長期的な成長ペースを確立するために最適なリーダーシップチームが整いました」

 

セドリック・シャルビについて

セドリック・シャルビは2001年に百貨店のプランタンでキャリアをスタートさせ、さまざまな職務を経験した後、デピュティ・ディレクターとジェネラル・マーチャンダイジング・マネージャーを務めました。2009年、LVMHグループ傘下でイタリアに拠点を置くプッチのデピュティ・チーフ・エグゼクティブに就任。2012年にパリのサンローランにプロダクト・ストラテジー・ディレクターとして入社し、その後、プロダクト、リテールマーチャンダイジング、コミュニケーションの各部門でエグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントを務めました。2016年、バレンシアガの社長兼CEOに就任し、ブランドの存在感を高めると共に、オートクチュールを再開させました。2019年7月からはケリングのエグゼクティブ・コミッティーにも加わっています。

ジャンフランコ・ジャナンジェリについて

ジャンフランコ・ジャナンジェリは2006年にボッテガ・ヴェネタに入社し、キャリアをスタートさせました。マーチャンダイジング部門でさまざまな職務を経験した後、メンズカテゴリーのマーチャンダイジング・ディレクターに就任。その後、日本でゼネラル・マーチャンダイジング・マネージャーを務めました。2011年にはプラダのアソシエイト・インターナショナル・ディレクターに、また2013年にはジバンシィのグローバル・リテール・ディレクターに就任。2017年に、自身と同名のニットウェアメーカー、Gianangeli Srlのオーナー兼CEOに就任しました。2020年にメゾン・マルジェラのCEOに就任した後、2023年9月にサンローランに入社し、チーフ・コマーシャル・オフィサーを務めました。

ケリングについて 

ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー製品を扱うメゾンおよびケリング アイウエア、ケリング ボーテを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドは、グッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、ドド、キーリン、ジノリ1735。戦略の中心にクリエイティビティ(創造性)を掲げるケリングは、サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にしています。このような信念が「イマジネーションをその先へ」(“Empowering Imagination”)というケリングのシグネチャーに込められています。また、2023年には196億ユーロの売上高を達成し、グループ社員の数は年度末時点で49,000人に上ります。

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