~同アワードで2022年に特選に選ばれた「浮世鞄-富嶽-」も販売を開始~
株式会社村瀬鞄行のプレスリリース
日本皮革産業連合会が主催する国内最大の革製品コンテストJapan Leather Award 2024にて、株式会社村瀬鞄行(名古屋市中村区)が出品した「赤色小札黄銅鋲背嚢具足」が「アーティスティックデザイン賞」を受賞しました。受賞作品は10月31日(木)より公式オンラインショップにて販売を開始します。
■受賞作品「赤色小札黄銅鋲背嚢具足(あかいろこざねおうどうびょうはいのうぐぞく)」
量産時に出る端切れとランドセルのパーツを利用しつつ、本来とは異なるパーツとして使用してみました。作成するにあたり、甲冑にヒントを得て、ランドセルのパーツのみでそれらしく見える形にしました。カブセ部分は引張部分を利用し、1枚ずつ繋ぎ合わせることで甲冑を彷彿とさせるデザインにしており、大マチ部分は異なる革を組み合わせて模様を作り、下部には”睨みを効かせた顔”を左右に作り、より甲冑らしく見えるようにしました。
色と形だけで、甲冑のように見せたランドセルです。お子様が背負えば武将気分、海外の方々へは日本文化を強くアピールしたランドセルです。
作品名は「赤色の小札と黄銅の鋲を使った、背嚢という道具」という意味になります。あまり知られていない単語や、鞄用語も入っていますので、こちらで解説しています。
■審査委員長のコメント
もったいないエコ精神(端切れ使用)と海外からのインバウンド需要、加えて、か弱くなった子供たちに「もっと勇ましくあれ」という親の願い。これらが集まり誕生したのがこの甲冑ランドセルだろう。時代は常に流れている。この作品は気を衒ったデザインでは決してなく、社会的な、自然な流れが造形に見受けられる。軽く機能的で静かなデザインが増えたランドセル市場を活気付かせる魅力がある。
出展:https://award.jlia.or.jp/2024/winner/index.html#winner
■制作者:岡田憲樹
株式会社村瀬鞄行でランドセルのカブセ・背当の生産を担当するランドセル職人。
2024年3月に実施された第13回鞄技術認定試験(皮革部門)にて1級に合格。
■Japan Leather Award
「ジャパンレザーアワード」(一般社団法人 日本皮革産業連合会主催)は、その前身にあたる「レザーグッズ インターナショナル・デザインコンテスト 2001-2004」、「『革人-カワト-の匠』賞2005」、「JLIA LEATHER GOODS DESIGN AWARD 2006-2008」から続く、衆望を担う受賞者を輩出した革製品デザインの祭典です。
全国の職人やクリエイターに向けて募集を行い、応募されたすべての作品をリアル会場とウェブサイト上で一般公開します。そのすべての作品の中から、各専門分野で活躍するデザイナーらで構成する審査員8名の厳正なる審査と協議により、受賞作品を決めます。レザーアワードは、国産のなめし革などを使用した作品を対象とする日本最大の革製品コンテストとして、バッグ・フットウェア・衣料服飾雑貨といった革を用いた製品の、新たな可能性を見出すための活動です。このアワードを通じて、新たな“発想・表現”ができる人材の発掘と育成を目指しています。
株式会社村瀬鞄行は過去に、バッグ部門特選(2022年)、バッグ部門ベストデザイン賞(2019年)、生活雑貨部門賞(2015年)、審査員特別賞(2010年)に選ばれています。
■受賞作品の展示
展示期間:2024年12月1日(日)~2025年1月6日(月)
会場:「b8ta(ベータ)Osaka-Hankyu Umeda」
〒530-8350 大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店 8階
営業時間: 10:00 – 20:00 (商業施設に準拠)
定休日: 商業施設に準拠
■受賞作品の販売
村瀬鞄行公式オンラインショップにて10月31日(木)より受注を開始。
■「浮世鞄-富嶽-」も販売開始
■「こどもワクワク!パパママなっとく」村瀬鞄行のランドセル
「村瀬鞄行」は1957年から続く鞄メーカーです。明治から続く確かなモノづくりの技術を継承し、子どもたちが学校へ通うのが楽しくなるようなランドセルを真心込めて作っています。子どもたちの負担を軽減し、より使いやすく、丈夫で安全に。様々な工夫やアイデアを活かしながら、安心して6年間お使いいただくためにランドセルを作り続けています。
2026年度ご入学者様向けのランドセルカタログ請求を受付中。