「2024年度グッドデザイン賞」受賞のお知らせ

カシオ計算機株式会社のプレスリリース

「2024年度グッドデザイン賞」受賞製品

耐衝撃ウオッチ “BABY-G”「BGD-10K」

“BABY-G”より発売された『BGD-10K』は、チャームとしても、腕時計としても使える2WAY仕様の耐衝撃ウオッチです。Y2Kファッションにインスパイアされたカラフルなデザインが特徴です。ベゼルとバンドを取り外し、センターケースを付属の専用ホルダーに取り付けることで、バッグや洋服のベルトに付けて楽しめます。

■評価コメント

これまで、腕時計はファッションの一部でもあり、自己表現も担ってきた。ただ、時代の流れから機能としての時計はスマホに取って代わられ、それと同時に「自己表現」の座も受け渡した感がある。ベルトの着せ替えでカスタマイズするというものは従来製品にも見られたが、専用のホルダーを用意した点が新しい。なおかつあえて少し大きめなサイズで自分好みにデコレーションできる点は、ユーザーとの深い対話から導き出されている。30年かけて確立されたBABY-Gブランドだからこそ挑戦的な姿勢で提案された本製品を評価した。

製品サイト(URL:https://www.casio.co.jp/release/2024/0423-bgd-10k/

耐衝撃ウオッチ “G-SHOCK”「GPR-H1000」

GPR-H1000

過酷な自然環境下での状況把握に役立つサバイバル仕様の耐衝撃ウオッチ“G-SHOCK”です。防塵・防泥構造の本体には方位・気圧/高度・温度を計測するトリプルセンサーに加え、心拍数を測定できる光学式センサーなど6つのセンサーと、位置情報を取得するGPS機能を搭載しました。

■評価コメント

「真っ当な進化を遂げている」第一印象で感じたのは総合的なバランスの良さだった。G-SHOCKの「らしさ」と「進化」が、素直に体現されているデザイン。見やすい液晶や操作しやすいボタン類は、一見タフでゴツいボディと相反している。軽さやベルトの柔らかさなど、確かにストレスが少ないのである。周辺環境情報に加え、着用者自身の身体状況もしっかりと把握でき、世界中、そしてどんな過酷な環境下でも使えそうな安心感。そしてそれらを無理なくまとめている本体デザインとUI/UXデザインを高く評価した。

製品サイト(URL:https://gshock.casio.com/jp/products/rangeman/gpr-h1000/

電子ピアノ “CELVIANO”「AP-S450」

AP-S450

グランドピアノの豊かな響きや演奏性、高い表現力を実現した電子ピアノです。タッチの強弱やダンパーペダルの踏み込み量などを視覚的に確認できる「ビジュアルインフォメーションバー」などの独自機能を搭載し、新しいピアノの楽しみ方を提案します。CELVIANOシリーズ共通の、

クラシックなグランドピアノのデザイン要素を取り入れながらも、自分の部屋で気軽に楽しめるスリムでコンパクトな設計にしました。

▮評価コメント

ピアノ本来のクラシカルな特徴を残しつつ、シックでモダンなデザインに仕上げている。現代の住居サイズに対応しており、どのような環境にも調和する設計である。無駄な部分を削ぎ落としつつも、親しみやすさを感じさせる佇まいに仕上げられている点も高く評価した。

製品サイト(URL:https://www.casio.com/jp/electronic-musical-instruments/product.AP-S450BN/

また、パッケージデザインに特化した世界的なデザインコンペティション「Pentawards(ペントアワード) 2024」において、プロトタイプを対象とした「プロフェッショナルコンセプト部門」にて、当社の時計のパッケージが銀賞を受賞しましたので、あわせてご案内します。

今回のパッケージは、アナログ時計の最大の特徴である「時計の針」をモチーフに、薄い蓋は「長針」、下の箱は「短針」を造形しています。影がはっきり落ちるように短針の底面に傾斜をつけ、時計の針をイメージしやすい工夫をしています。時を刻む時計のような回転しながら開封する仕組みを、動きまでも時計の針を表現しました。

<グッドデザイン賞とは>

グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、デザインによって人々の暮らしや社会を豊かにすることを目的に、1957年に創設された日本を代表するデザイン賞です。本年度は「交意と交響」というテーマが掲げられ、異なる価値観や技術が交わることで完成した社会をより良い方向に導くデザインを評価・顕彰しています。

<Pentawardsとは>

2007年にベルギーで創設されたパッケージデザインに特化した世界初のコンペティション。創設から17年間で、95カ国以上から累計30,000点を超える応募があり、受賞者は世界のパッケージングの舞台で活躍している。第18回の今年も世界62カ国から2,000点を超える応募があり、国際審査員により、700点以上の作品が最終選考に残る。

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