台北ファッションウィーク2025春夏「台湾タイプファッション図鑑」開幕ファッションと台湾で人気のアートIPが融合

オープニングショーでは6組の台湾ファッションブランド‧デザイナーと6人の台湾アートIPクリエイターがコラボレーションし、台湾の多様性や豊かさを表現

康泰納仕綜合媒體事業有限公司のプレスリリース

今回の台北ファッションウィーク2025春夏はメインビジュアルのメインキャラクターとして、オリンピック金メダリスト、林郁婷選手を特別に招待しました。彼女は強い意志を持ち自信に溢れたイメージで、台湾ファッションならではの魅力を表現しました。

台湾最大級のファッションイベント「台北ファッションウィーク2025春夏」が、文化部(文化庁)主催により、10月17日から10月21日に松山文創園区で開催されています。今回のテーマは「台湾タイプファッション図鑑」。台湾の街並みや日常生活から台湾人のファッションや文化に対するセンスを発見し、台北ファッションウィークを通して「台湾タイプファッション」を提案します。

10月17日、《台湾タイプファッション図鑑》オープニング‧ファッションショーが行われました。6組のファッションブランド‧デザイナーと6人の台湾アートIPクリエイターによる、ファッションと文化クリエイティブを組み合わせたダイナミックなショーとなりました。また、公式会場の松山文創園区と台北市内各地で13のブランドショーが開催され、台湾の多様性や豊かさを表現しました。

文化部の李遠部長は「開幕式の行われた17日は台湾文化日です。100年前の今日、台湾文化協会が設立され、台湾人が台湾独自の文化を求める運動を促進しました。100年後、私たちはここに立っています。『台湾文化はすでにとても明確なものとなっています』。今日、台北ファッションウィークが開催されるという偶然により、最も文化を表現できる衣食住の『衣』において、一目で『これこそが台湾だ』と分かるようになりました。」と述べました。また、メインビジュアルのメインキャラクターとなったパリオリンピックのボクシング女子57キロ級で金メダルを獲得した林郁婷選手について、彼女が示す自在さ、自由さ、自信に満ちた精神と意志の強さが、今回の台北ファッションウィークのテーマ「生活日常」に合致しており、台湾が内外に示す姿を代表していると話しました。


今回シーズンも展覧会、国際バイヤー商談会、デザイナーズセレクトショップを通し、多くのブランドの、国内外の消費者へのアプローチ、市場シェア拡大、国際的な知名度向上を目指しています。


台北ファッションウィーク2025春夏は、台湾の史実、人文、風土などをデザインコンセプトに取り入れ、伝統と現代を織り混ぜ、台湾ならではの創造性と国際的なファッショントレンドとの出会いを生み出します。

台北ファッションウィーク2024春夏の注目ポイント:

▋台湾タイプファッション図鑑:唯一無二の台湾文化と創造性の融合

台北ファッションウィークは、ファッションの異業種コラボレーション、そして分野を超えた業界との提携を重視しています。毎回異なるテーマで開催しているオープンニングショーは台北ファッションウィークの特徴です。近年、文化部が主催するCREATIVE EXPO TAIWANでは、台湾オリジナルのアートIPが若者の間で人気を集めています。このトレンドを受け、ファッションデザイナーとアートIPクリエイターとがコラボレーションすることで、ファッションを若者にとってより身近なものにしていきたいと考えました。

オープニングショーは、台湾のファッションと文化の創造性を存分に感じられるものとなりました。ファッション、文化、アートが一体となり、境界を越えた共生をテーマに革新的な表現が展開されました。変化を続ける芸術分野にアートIPが活用され、ファッションの新たな可能性を示しました。観客はまるでファッションギャラリーに足を踏み入れたかのような体験をし、視覚的にも感覚的にも新たなインスピレーションを得ることができました。

▋オープニング‧ファッションショー:6組のファッションデザイナーと6人の台湾アートIPクリエイターのコラボレーション

①  .67ARROW × SAITEMISS:砂漠のカウボーイ(Wasteland Cowboy)

SAITEMISSは今回のコラボレーションで、新キャラクター「Needle」を制作しました。ファンタスティックで華やかなNeedleが.67ARROWの荒廃した終末世界に落ちた時、どのような化学反応が起きるのでしょうか?ストリートファッションアイテムの再構築を得意とする.67ARROWは、タフでハードなスタイルと、Needleの独特な美しいラインや色彩を巧みに融合させました。華麗ながらも退廃的な混沌とした世界において、誰もが自己探求し続けるよう導きます。

.67ARROW × SAITEMISS:砂漠のカウボーイ(Wasteland Cowboy)
終末世界の小さなカウボーイIP「Needle」

② #DAMUR × wei wei boy :カワイイ大王(kawaii king)ベルリンへ(weiweiboy goes to Berlin)

アジアのポップミュージックとベルリンのストリートカルチャーを融合させる#DAMURは、今回、台湾のIP「カワイイ大王 wei wei boy」とコラボレーションし、”weiweiboy goes to Berlin”というファンタジーな旅を制作しました。カワイイ大王の活発で柔らかくファンタスティックな色調を基調に、ベルリン特有の高彩度の色彩とバイオレンスな要素を取り入れています。全編を通し、#DAMURのシグネチャーである格子柄と波状のラインが使用され、ポップカルチャー、アート、ジェンダー、ファンタジーの間で繰り広げられる精神的な深い対話を象徴しています。

#DAMUR × wei wei boy :カワイイ大王ベルリンへ(weiweiboy goes to Berlin)
#DAMURはカワイイ大王を象徴するファンタジーな色彩をボタン、スタッズ、フィッシュネットタイツに取り入れ、天真爛漫であると共に反逆的な爆発的創作を表現しました。

③  DYCTEAM × Raimochi:自分らしさ(Define Your Character)

DYCTEAMは今回、IPクリエイターRaimochiの作品に頻繁に登場する3つのキャラクター、「熊吉」、「兎美」、「猫太」をデザインに取り入れました。彼らが横断歩道を渡る場面を通して、「自己定義」と「前に進む自由」というメッセージを表現しています。このコラボレーションでは、DYCTEAMが得意とする機能性素材とジャカード織を活用し、実用的なスタイルを作り上げました。着る人が日常生活の中で自分らしいリズムを見つけ、力強く未来を迎えられるファッションを提案しています。

DYCTEAM × Raimochi:自分らしさ(Define Your Character)
DYCTEAMは機能性素材とジャカード織を活用し、実用的なスタイルを作り上げました。

④ RAY CHU × michun:活気溢れる公園のダンスフロア(Vibrant park dance floor)

RAY CHUはmichunの描いた「活気溢れる公園のダンスフロア」をテーマに、台湾の公園のエネルギッシュな光景を表現しました。今シーズンのデザインはハマユウの高貴で優雅な特性を取り入れ、3Dプリント技術によって立体的な球形の美しさを示しました。これは台湾の人々の忍耐強さの象徴でもあります。このコレクションは、着る人が自分自身を解放し、自由に着こなすファッションの選択肢を提案しています。

RAY CHU × michun:活気溢れる公園のダンスフロア(Vibrant park dance floor)
「活気溢れる公園のダンスフロア」をテーマに、台湾の公園のエネルギッシュな光景を表現しました。

⑤Story Wear × 王登鈺:人生の出発点 ONE

台湾唯一の廃棄物ゼロ‧ファッションブランドStory Wearは、台湾の歴史に関心を寄せるIPクリエイター、王登鈺(フィッシュ‧ワン)氏の映画キャラクターを服飾作品として変身させました。コラボレーションシリーズはノスタルジックな黄昏の光を表現しています。糸の色を「登登オレンジ(PANTONE 158 C)」にすることで、シリーズ全体に温かみを与えています。また過去(台湾の歴史とリサイクル生地)が未来の養分となり得るという理念を伝えています。

Story Wear  x 王登鈺:人生の出発点 ONE
リサイクルデニムとノスタルジックな黄昏の光で、過去が未来の養分となり得るという理念を伝えています。

⑥TANGTSUNGCHIEN × 夏仙:台湾日常(The Quotidianness of Taiwan)

文化融合を得意とするデザイナー、唐宗謙氏は、IPクリエイター、夏仙氏の「台湾日常」のイラストの要素を、星、ツバメ、電信柱、シダ、ニチニチソウなど、台湾特有の自然や都市の風景に分解しました。仕立てや生地の質感、色の使い方などを通じ、モダンでファンタジック、ポエトリーな服を制作しました。身の回りの生活の美しさにもっと注目し、台湾の都市文化と若者らしさを表現したいとしています。

TANGTSUNGCHIEN × 夏仙:台湾日常(The Quotidianness of Taiwan)
デザイナーは「台湾日常」のローカルな要素と服飾とをコラボレーションさせました。

▋13のブランドショー:時代への問いかけ、0から1を作り出す精緻な職人技を融合

「台北ファッションウィーク2025春夏」では、松山文創園区および台北市内各地にて、13の注目ブランドによるファッションショーが開催されます。参加するブランドは、Story Wear、GIOIA PAN、Dleet、CHOW des HOMME、HANSEN ATELIER、INF、JENN LEE、Seivson、WANGLILING、Yenline、#DAMUR、Liyu Tsai、Daniel Wongで、それぞれの最新デザインが披露されます。各ショーでは、エレガントなスタイルからカジュアルな日常着、さらには大胆な創造性まで、デザイナーたちの個性豊かなファッション言語が表現されます。時代に対するメッセージを投げかけるかのような13の独立ブランドによるファッションショーは、0から1を生み出す精緻な職人技と共に、台湾の多様な文化や豊かさを余すところなく表現しています。

▋ランウェイからショップへ:台北ファッションウィークデザイナーズセレクトショップと国際バイヤー商談会

台北ファッションウィーク2024春夏は、微風信義(ブリーズセンター信義)と共に10月1日から12月31日までデザイナーズセレクトショップをオープンしています。3階の店舗には、パリオリンピックの服飾デザインを手掛けたJUST IN XX、日本市場でも注目されるSeivson、ゼロ廃棄物にこだわるStory Wear、ストリートファションの.67ARROW、そしてDYCTEAMなど台湾の最先端ブランドが集結。ファッション愛好者の皆さんに独自コーディネートや限定アイテムをお楽しみいただけます。

台北ファッションウィーク2025春夏は、微風信義3階に「デザイナーズセレクトショップ」を設けています。台湾トレンドファッションブランドの商品を、12月31日まで販売しています。

台北ファッションウィーク2024春夏の一環として、松山文創園区4号倉庫にて「服飾品国際バイヤー商談会」を開催します。本商談会は、国内外のバイヤーが参加し、台湾および海外のデザイナーと直接商談を行うことが可能です。今シーズンは39の台湾デザイナーブランドをはじめ、アジアファッションコレクション、日本福岡デザイナーブランドコーナー、さらにフランスの有名ブランドpierre cardinなど、多彩なブランドが出展します。グローバル市場に向けたビジネス機会を創出する場となり、ファッション業界の新たなコラボレーションが期待できます。

▋「台湾タイプ超シャッフル」:ファッション×アートIPブランド‧クロスオーバー‧アート展

松山文創園区3号倉庫にて、10月18日から10月21日まで「台湾タイプ超シャッフル」ファッション×アートIPブランド‧クロスオーバー‧アート展が開催されます。入場は無料で、服飾作品とアートインスタレーションが融合したユニークな展示をご覧いただけます。本展のキュレーターである黄米露氏は、「アートIPを通じて、台湾の歴史や土地、日常生活、そして世代を超えた視点を表現します。現代のファッションデザイナーと共創し、台湾独自の文化と融合させることで、唯一無二の『台湾タイプ』という精神を具現化しています。この展覧会は、台湾のアイデンティティと創造性を感じる貴重な機会となるでしょう」としています。

「台湾タイプ超シャッフル」:ファッション×アートIPブランド‧クロスオーバー‧アート展
展覧会場内にはショップもあり、コラボレーション商品を購入することができます。

台北ファッションウィークSS25 開催概要

● 会期:2024年10月17日(木)ー10月22日(火)

● 公式会場:松山文創園区(Songshan Cultural and Creative Park)

● 主催:行政院文化部

● プロデュース:台湾コンデ・ナストグループ CNX Taiwan

● 公式サイト:https://tpefw.com/

● Facebook: @tpefashionweek | Instagram:@tpe.fashionweek| Threads:@tpe.fashionweek

● YouTube:https://www.youtube.com/@taipeifashionweek4596

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