色素性乾皮症のための防護服を株式会社ピーカブー(エポカルブランド)が株式会社空調服の協力を得て開発「XPのためのファン付き紫外線防護服」を発表

株式会社ピーカブーのプレスリリース

色素性乾皮症は、紫外線に当たる事ができない生まれつきの病気。また、神経症状が年とともに出て、活発に動けるのは小学校時代まで。暑い時季の運動会への参加を目指してファン付きUV防護服を作り、スタイリッシュで「たった1枚で外に出られる安心」を届けたいと思い、クラウドファンディングを立ち上げ20枚をXP連絡会へ寄付する予定。

 

報道関係各位
2021年8月14日
株式会社ピーカブー

色素性乾皮症のための防護服を紫外線対策ブランド:エポカルが企画!
エポカルブランド(株式会社ピーカブー)が株式会社空調服の協力を得て開発
XPのためのファン付き紫外線防護服」を発表
〜 難病 色素性乾皮症(XP)の日常を安心で安全なものにしたい〜

紫外線防護服を必要とするXP患者

 

​エポカルブランドを作る 株式会社ピーカブー(本社:新住所〒351-0104 埼玉県和光市南2-3-13 和光理研インキュベーション305 代表取締役 松成紀公子)は、日光の中の紫外線を浴びることができない難病:色素性乾皮症(通称 XP以下)患者が安心して外出が出来る「ファン付き紫外線防護服」を2021年8月13日発表し、クラウドファンディングを始めました。(※この防護服は、特許出願中)
【URL】https://camp-fire.jp/projects/view/262061
 

 

 

【XPのためのファン付き紫外線防護服の3つの特徴】

1.しっかりUVから防護!
完全遮蔽の素材(ボディー)と、UVカット率99%以上のUVカットクリアビニールつきのフードで上半身を効率よく紫外線から守るデザイン

2.真夏でも涼しく着ていられる
送風機能のためのファンを2か所つけることで、涼しく着用できる。ファンは、衣服内に空気を取り入れて循環させる。体表面の汗が乾きその気化熱で身体を冷やす仕組み。

3.着るのは1枚
シンプル&かっこよいデザインで「動きやすく」設計。

手袋・サングラス・服・帽子・UVクリームとたくさんの装備品が必要なくなります。

 

  • XP=色素性乾皮症とは

紫外線に少しも当たることのできない病気の一つの色素性乾皮症(XP)という病気。

お宮参りで外に出ただけで日焼けを通り越してひどい火傷症状が

色素性乾皮症を英語でXeroderma Pigmentosum 略してXP。

この病気は、世界中に患者さんがいますが、日本には500人ほどいると言われる難病で、日光の中の紫外線によって引き起こされる遺伝子の傷を修復する仕組みに障害があるため、日焼けをすると皮膚に「しみ」がたくさん生じ、普通の1000~2000倍も皮膚癌になりやすい病気。

神経系の障害が出やすく、10歳過ぎ成長と共に神経症状が出てきて、歩行中につまずくことが多くなったり、難聴が進んだり、また食べ物などを飲み込むことが難しくなったりします。皮膚癌は防げても神経症状は現時点では治療法がなく、色々と困難が多い病気なのです。

※難病情報センターホームページ(2021年8月現在)から引用
https://www.nanbyou.or.jp/entry/112

それは単に晴れの日に外に出なければいい、ということではなく、光は窓ガラスからも。
また、紫外線は蛍光灯からでさえも発生していることをご存知でしょうか?

たったすこしのお出かけでやけどのような肌に

そういった所すべてにUVカットフィルムを貼り、暑い夏の日に顔の前まで覆う帽子や長袖に手袋をつけないと外に出かけることができません。

人によって重度は違いますが、一番最初に気が付くことが多いのは、お宮参りの時。驚くほどの日焼けと、それを通り越した症状が出るとのこと。初めて日光に当たったら、顔中水膨れになったというお話もあります。日焼けを超えて、やけど状態になってしまいます。

少しでも早くその病気を発見できれば、しっかりとした紫外線対策を行うことができ、皮膚がんになる確率が減り、神経系の病気の発症を遅らせることができるかもしれません。

知ってもらえることが、大切。患者の方々もそれを望んでいます。

 

  • XPのためのファン付き紫外線防護服誕生の背景

株式会社ピーカブーは、エポカルという紫外線対策ウエアブランドをプロデュース。

赤ちゃんから大人までの、「洗濯してもUV遮蔽率が落ちない」特殊な素材を使用したウエアやグッズを機能性にこだわり19年間作り続けている。
色素性乾皮症の患者さんの保護者からのご連絡をきっかけに、XP患者の会の総会に参加させていただきました。

ここで、
防護服は市販のものがなく、保護者自ら苦労して作っていること、また、それが十分でないこと、
どんなに暑い日も帽子・サングラス・手袋・防護服を身につけなくては日中は外に出られない
この格好に心無い声をかけられることもある
病状は年を取るにつれ、その運動能力などが奪われてしまうことから幼いうちにたくさんの経験をさせたい

という現状を知った。
 

小学校高学年になると人により神経症状が出て、運動が不自由になってきます。

 

とくに「運動会にお友達と一緒に参加させてあげたいのに、暑くてとてもこの服では数分と持たないんです」という声に、同じ「母親だけの会社=株式会社ピーカブー」のスタッフは胸打たれ、

 

なんとしてでも、この願いを叶えたい! と考えたのが開発のきっかけ。

150㎝サイズを着用してみて温度湿度を計測

紫外線対策については、19年の研究と経験があり、アトピーや日光アレルギー、やけど等の方々のため、また日焼けを予防したいと考える「光老化を避けたい」意識の高い方々向けの製品は作ってきましたが、難病の方のための命を守るUVカットウエアは、作ったことがなく困難を極めました。

 

さらに、真夏でも、15分以上 外に居られる涼しいウエアにするために、空調ファンの特許を持つ(株)空調服に協力を依頼。

企画提出から2年をかけ契約し、写真のようなサンプルを何度も制作。

この度、2社での共同特許出願に至りました。
 

 

 

  • 株式会社空調服/市ヶ谷社長からのコメント

左 株式会社ピーカブー 松成紀公子 右 株式会社空調服 市ヶ谷透社長

『当社製品が、このように生活の中で大変な思いをされておられる方の役に立ち、少しでも健やかに生活できる時間を長くできるのであれば」、と株式会社ピーカブー/エポカルブランドの想いに共感し、今回の企画に賛同して協力させていただきました。
防護服は、エポカルの紫外線対策の知識と経験、当社の汗の気化熱を利用して体を冷却する技術を組み合わせて生まれた、特別なウエアです。
国内には、約500人の患者さんがいらっしゃると聞いています。
この病気で苦しみながらも懸命に生きる人たちのことを知っていただくこと、また、わたくしたちの製品が患者さんにとって少しでも快適で豊かな生活を送っていただけるお役に立つことができればと心から願っています。』
(株式会社空調服/市ヶ谷透社長より)
 

企画製品のサンプルを空調服様と検証する会議

 

 

  • 【 空調ファン付きの紫外線防護服の機能性をご覧ください】

 

 

 

  • XPのためのファン付き紫外線防護服の使い方・利用シーン

120cm(小学校1年生くらい)~150cm(中学生くらい)まで対応できるこのウエアは被って着用、ウエスト部分の紐で、しっかり体に固定するとともに空気が上半身に 循環するようにジャストフィットさせる。

防護服の詳細 カラーは、ネイビー×ホワイトと、グレー×ホワイトの2色

フードをかぶり、ビニール部分は、ファスナーで取り外しができる。
前ポケットの中にバッテリー入れポケットがあり、バッテリーのスイッチを入れて背中に
あるファンの風量を調整する。
バッテリーは、最長8時間回し続けることができる。 
(*1(7.2V)約8時間、(6V)約11時間、(5V)16時間、(3.3V)24時間以上)
また、充電により繰り返し使用(約500回程度)使うことができ、買い替えることもできる。

【「XPのためのファン付き紫外線防護服」製品概要】
本体価格:120cm/ファンなど取り付け後 バッテリー付き 30,000円(税抜)
本体価格:150cm/ファンなど取り付け後 バッテリー付き 30,000円(税抜)

販売方法:クラウドファンディング/エポカルオンラインページにて詳細ページあり
https://camp-fire.jp/projects/view/262061
実行会社:株式会社ピーカブー(エポカル)

株式会社ピーカブーについて

株式会社ピーカブーは、2002年4月育児中のママ2人から合資会社ピーカブーとして創立。

p株式会社ピーカブーの作るEPOCHAL(エポカル)ブランドのカタログ

国の支援を受けながら合資会社から、有限会社、株式会社へと組織変更し、現在19年目の会社。

2020年理研インキュベーションプラザに入居し、紫外線と紫外線対策、UVカットウエアについて理化学研究所の研究者にアドバイスをいただきながら検査研究をしています。

エポカルは、2004年に経産省後援のVEC(ベンチャーエンタープライズセンター)からの助成金をいただき、紫外線対策ウエアのブランドとして、立ち上がりました。
オーストラリア政府検査機関の企業認証を持ち、紫外線対策用の製品を企画販売する会社として登録されています。

2021年カタログはこちらからご覧ください。
https://epochal.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%9D%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%80%802021%E5%B9%B4ss%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/

【会社概要】
会社名:株式会社ピーカブー

理研インキュベーションプラザ

 

所在地:〒351-0104 埼玉県和光市南2-3-13 和光理研インキュベーション305
代表者:代表取締役 松成紀公子
設立:2002年4月18日
URL:https://epochal.co.jp/  https://www.epochal.jp 
事業内容:紫外線対策ウエア・グッズなどの企画・製造・販売

【会社概要】
会社名: 株式会社セフト研究所
所在地:東京都板橋区舟渡1-12-11 ヘリオスⅡビル4階
代表者:代表取締役 市ヶ谷 弘司
設立: 1991年9月
URL: https://www.seft.co.jp
事業内容: 生理クーラー®理論に基づく冷却装置を内蔵した衣服・ベット・ざぶとん・リュックの開発・製造

【会社概要】
会社名:株式会社空調服
所在地:東京都板橋区舟渡1-12-11 ヘリオスⅡビル4階
代表者:市ヶ谷 透
設立: 2004年2月
URL: https://www.9229.co.jp
事業内容: 空調服™および関連商品の企画・販売、空調ヘルメット®・空調ベット®・どこでも座・クール®の販売

【お客様からのお問い合わせ先】
株式会社ピーカブー
TEL:048-458-3015(平日10:00~17:00)
e-mail:office@epochal-uv.com (対会社用) order@epochal-uv.com (個人のお客様用)

【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
株式会社ピーカブー、ヘッドオフィス 佐藤一枝・井関典子
TEL:048-458-3015
e-mail:office@epochal-uv.com (対会社用) 

エポカルブランド×空調服

この商品は(株)セフト研究所・(株)空調服の特許および技術を使用しています。
「空調服」は、(株)セフト研究所・(株)空調服の商標および登録商標です。(登録区分9,10,11,12,17,20,24類)
「生理クーラー」「空調ベッド」「空調ヘルメット」「どこでも座・クール」は、(株)セフト研究所・(株)空調服の登録商標です。
 

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