MIN GALLERYリニューアルオープン

Grand Reopening

MIN GALLERYは、2018年10月のオープン以来、卓越したジュエリーや工芸作品を通じて、機能性と美しさの調和を追求し、独自の視点を持つ作品を展示してまいりました。

6年の歳月を経て、この度ギャラリーの一部を改装し、2024年10月26日（土）にリニューアルオープンいたします。これまで支えてくださった多くの皆様に、心より感謝申し上げるとともに、新たな歩みを始める機会となります。

節目となる40回目の企画展は、研磨職人・大城かん奈と、植物療法の調香師・伊部知代による二人展「T r a c e s – 時間の軌跡 -」を開催いたします。

本展では、「石」と「香り」という異なる素材を通じ、二人のアーティストが時間の刻んだ軌跡をそれぞれの視点から表現します。

また、常設展示には、各作家の新作に加え、韓国から3名のアーティスト、ガラス作家・辻野剛の作品等が加わり、当ギャラリーのコレクションに新たな視点と広がりをもたらします。

これまでのギャラリーの歩みを振り返りながらも、未来への静かな展望を感じていただければ幸いです。ご多忙のこととは思いますが、この機会にぜひお誘い合わせの上、ご来場ください。

---

Canna Oshiro Exhibition with Chiyo Ibe (HORTENCE)

「 T r a c e s – 時間の軌跡 – 」

MIN GALLERYでは、研磨職人・大城かん奈と植物療法の調香師・伊部知代による企画展「T r a c e s – 時間の軌跡 -」を開催いたします。

本展では、二人のアーティストが「石」と「香り」という異なる素材を通じて、目に見えるものと感じ取るもので「残響」を表現し、時間が刻んだ軌跡を辿ります。

大城かん奈により、甲府の伝統技術「手磨り」で磨き上げられた石は、自然が長い時間をかけて蓄えた記憶を、輝きへと昇華します。その幾何学的なカットの美しさは、時間そのものを映し出す存在です。

一方、伊部知代（HORTENCE）がデザインする香りは、日常の中で忘れかけていた記憶や感情を、ふとした瞬間に呼び覚まし、心の奥に眠る時間の痕跡をそっと揺り動かします。

それぞれが私たちに問いかけるのは、“光と気配”という形のない存在が残した軌跡の深さかもしれません。この機会にぜひご来場ください。

Profile｜プロフィール

研磨職人・大城かん奈

商業映画の装飾・小道具助手を経た後、一級宝石研磨士・清水幸雄氏に師事し、甲府の伝統技術「手磨り」によるルースを制作。人の手ならではのダイナミック且つランダムな表現に特化し、独自のリズムによって生み出されたファセットは、従来の定形カットとは違う、石の自然な表情を引き出している。

植物療法の調香師・伊部知代（HORTENCE）

ルボアフィトテラピースクール（AMPP(フィトテラピー医学普及協会)フランス植物療法普及医学協会認定校）のプルミエ、プログレコース１を卒業し、フィトライフコーディネーター／フィトアドバイザー/AEAJアロマテラピー2級 1級を取得。東京と福岡を行き来しながら、ギャラリーやイベント、オリジナルプロダクトの調香を手がけるなど幅広く活躍中。

d23124-20-bd69b693b9dab60553995cd674e35d18.pdf