[岡山発]デニムと学生服でバスを制作!アートバスAOHARE号が完成!青春をテーマに自由な発想で制作したアートが彩る、独創的空間とデザインに込めたストーリー。

カンコー学生服×青木被服×両備ホールディングスのトリプルコラボバスがお披露目!子どもたちの自由な創造性が異業種を繋ぐ空間に。SDGsをテーマとしたアートバス-AOHARE号-が岡山を1年間駆ける!

青木被服株式会社のプレスリリース

カンコー学生服×青木被服×両備バス で実現したアートバス AOHARE号
トリプルコラボで実現した AOHARE号 の正面

岡山県井原市に本社を置く、青木被服株式会社 (代表:青木茂 / 岡山県井原市西江原町501)は、菅公学生服株式会社(代表取締役社長:尾崎 茂 / 本社岡山県岡山市北区駅元町)と両備ホールディングス(事務局:岡山県岡山市北区下石井 / 両備ホールディングス株式会社内)との3社コラボレーション企画を発足、岡山の2つの地元産業「デニム」「制服」の残り布を内装デザインに取り入れSDGsがテーマのアートバス-AOHARE号-を完成致しました。

3社が8月9日と10日に行ったワークショップで、子どもたちがそれぞれの想いをこれらの残布で表現したアート作品が内装を彩る他、青木被服デザイナー青木俊樹が内装デザインの監修に関わり、天井やシートといった空間デザインを発表致しました。

そして8月22日にバス披露と出発式が行われましたので報告いたします。

地元の2大特産物を活用し、子どもたちの作品でデザイン内装を締め括ったアートバス-AOHARE号-は1年間、両備バスカンパニーの運行バスとして1年間、路線を走行します。

[SDGsがテーマのAOHARE号の特徴]

●「青春の力」をテーマにした天井デザイン。 

タイダイ染めを施した大空に見立てたサテン地の天井をキャンパスに、デニムで作った何色ものセーラー服のリボンや学生服の金属ボタンが岡山の空を飛んでいく表現をデザインに落とし込んでいます。

力強く、甘酸っぱい青春の日々を誰もがこの空間で味わって、思い出してもらえればという思いで制作しました。

青春をテーマとしたAOHARE号の天井デザイン
デニムで制作したセーラー服を象徴するラインやリボンと学生服を象徴する金属ボタンのデザインが空間を覆う
岡山を象徴する突き抜ける青空にデニム製のセーラー服のリボンや学生服を彷彿させる金属ボタンが舞う

●自由な発想で彩る子供たちのアート作品がバスを一体感溢れ、立体的空間に。

カンコー学生服と青木被服の残布を利用し、子どもたちが制作したアートがバスを彩っています。自由な発想でアートボードに直接描いたり、切り絵で表現した作品がバスを豪華に彩り、まさに「デニム」と「制服」異業種の壁をなくし一体感溢れ、パワフルかつ立体的な空間となっています。

(作品数:25点)

子どもたちの自由をテーマにしたアートが装飾されるパワフルな空間

●デニムと制服で彩るヘッドレストカバー

全ての座席にはデニムと学生服で制作した装飾が溢れています。

青木被服が手がけたのは、ジーンズの代名詞とも言えるレザーパッチとデニムポケットが施されたヘッドレストカバーです。銀糸が使用されたシルバーデニムやインディゴ染めの華やかなサテン地がベース素材となっており、艶があり華やかなイメージが特徴です。

カンコー学生服のヘッドレストデザインは席によって異なるセーラー服の襟がモチーフとなっています。更にベンチ席にはジャンパースカート型のカバーを設置しており、席によって異なる彩りが楽しめる仕掛けになっています。ブルー系で統一した車内の最後部座席には2社の素材を組み合わせて制作したパッチワークカバー座席となっています。

デニムポケットのデザインとセーラー服の襟デザインで制作されたヘッドレストカバー
最後部座席には青を基調とした2社がコラボしたパッチワーク素材のシートカバーが採用。

●艶めく「青晴」色に染まる車体ホイール

青色がコンセプトカラーのAOHARE号は、車体のホイールも青空をイメージした藍色に特注ペイントで仕上げ、両備バス車体のブルーラインと絶妙なコントラストが車体外装のバランスも鮮やかに彩りました。

「青晴色」で塗られた車体ホイール。バス

●停車ボタンにも仕掛けを。子どもたちの掛け声が録音された思わず押したくなるバス停車ボタン。

停車ボタンを押すと、内装アートボードを制作した子どもたちによる音声で「AOHAREバス次とまります。今日も明日も晴れやかに!」と元気いっぱいの子どもたちの声を聞く事ができます。

思わず押したくなる仕掛けが施されたボタン

■ファッションデザイナーが監修に携わるAOHARE号。内装デザインに込めた想いとは。

自身のコレクション制作や著名アーティストのステージ衣装等を手がける青木被服デザイナー青木俊樹が内装のデザイン監修に携わったAOHARE号。岡山の特産物である学生服とデニムの残布を使用し、「青」が隅々迄晴れ渡る様、天井や座席の空間をデザイン監修させて頂きました。

バスを装飾する青木被服デザイナー 青木俊樹

青木被服は元来デニムファクトリーとしてデニムを主軸とした衣類のデザインを行っていますが、

昨年よりグランピングドーム(OKAYAMA GLAMPING SORANIA)やMINI車 (MINI岡山)のプロデュース等、地元企業とのコラボレーションを行い大きな空間をデニム素材で彩る空間デザインプロジェクトを立ち上げています。

写真上/ 青木被服×SORANIA プレミアムグランピングドーム-AI- 写真下/ FAGASSENT×MINI OKAYAMA-BLUE DRIVE-

通常は身体に身につけるファッションとして活用される素材を空間デザインに活かしていく事は、

立体となるパターンを全て型とりを行い、縫い縮みを計算しながら職人と1パーツごとに立体パターンにしていくという緻密でハイレベルな作業の連続です。

今回もデニム職人や制服縫製の技術者、施工職人で力を合わせ、バスの天井や壁の区切りの複雑な形を一つずつパターン化したり、座席のデザインのバランスを決めていくのは私達にとっても想像以上に難しく大きな挑戦でありました。

生地をパーツごとに張り合わせていく緻密な作業風景。デザインスタートから3ヶ月の期間が完成された。

しかし、一足先に開催されたワークショップで、小学生のみなさんが「自由」をテーマに悩み考えながら様々なアートを完成していく風景を目の当たりにし、自由な発想で貼り付けられる切り絵のアートは正に異業種の壁をブレイクスルーしていく力であり、そこに大きな創造力の-源流-を感じました。

子どもたちのデニムと制服の余り布を用いた切り絵アート制作風景。

まさに皆様のアート作品と同様、「制服」と「デニム」という2つの異業種コラボをバスの内装に反映したデザインには、何事も固定概念を持たず自由に創造する事の楽しさであったり、挑戦する事の大切さを共有出来ればという想いが込められています。

そして、その楽しさの裏側には考えたり悩んだりする時間が沢山あり、多くの人達の支えや力があって完成する事も、SDGsを考える事と同時にこのバスを通じ感じてもらえれば嬉しいです。

■バスの内装を締め括った子どもたちのアートを生み出したワークショップ風景

当初小学3年生から6年生迄の対象であったワークショップですが、当日は2歳から大人まで幅広い年代が楽しめる時間となりました。はじめに3社の紹介とSDGsの12番「つくる責任 つかう責任」について学び、青木被服、カンコー学生服が「つくる責任」として廃棄を出さない様に努力しているがどうしでも生産上出てしまう余り布がある事を説明し、岡山県や県外から来る人が元気になる様なアートをつくろうと呼びかけ、アート制作を各自スタートしました。

8月9日-10日で行われたワークショップ風景

青木被服からは様々な種類のデニムやレザー、カンコー学生服からは色彩豊富なチェック地や制服の余り布を用意し、子どもたちに自由にデザイン制作してもらいました。

■本企画の概要

本企画は、両備グループ(事務局:両備ホールディングス株式会社)のバス・鉄軌道ユニット<両備グループのバス事業・鉄軌道事業運営会社の総称)が推進する「進(シン)・宇宙一面白い公共交通を目指すプロジェクト」の一環で実施いたしました。

猛暑の夏に発表するのはSDGsをテーマにした「AOHARE(アオハレ)号」。このバスは、地元企業であるカンコー学生服と青木被服と子どもたちとのコラボレーションで生まれました。

 

■AOHARE号 名前の由来

AOHARE(アオハレ)の「AO(アオ)」は学生服から連想する「青春」の青、デニムの青、両備バスの青。「HARE(ハレ)」には「地域をこれからも明るく晴れやかに照らすバス」の願いを込めました。

 

■3社コラボの背景

岡山に本社を持つ企業として、3社は岡山の人口減少、少子化、地域社会(ビジネス環境)縮小といった、共通する課題を抱えていました。これらの課題解決を見いだすとともに、各社の持つリソースやノウハウを活用したイベントを開催し、地域を盛り上げ、持続可能な地域づくりに貢献できればと考え、今回企画の実施にいたりました。 

■ワークショップ概要

【夏休み自由研究企画】SDGsと地元企業を学ぶワークショップ「SDGsアートバスを走らせよう!」

〇開催日時

1回目:8月9日(金)10:00~12:00

2回目:8月9日(金)14:00~16:00

3回目:8月10日(土)10:00~12:00

〇場所

杜の街グレース オフィススクエア 3階会議室(ホールD)

(〒700-0907 岡山市北区下石井2‐10‐12) ※有料駐車場あり

〇内容

学生服やデニムの余り布を利用してアートを作成し、バスに飾りつけます。バスは8月22日のバス出発式以降、岡山⇔玉野を運行します。(運行期間は約1年間の予定です)

 

【当日の流れ】

・主催企業の紹介(約10分)

・SDGsについて(各社のSDGsについて)(約10分)

・余り布をつかったアートの作成(90分)

・バスへの飾りつけ(10分)

〇対象学年

小学校3年生~6年生

■出発式概要

〇開催月日:

2024年8月22日(木)9:00~ 

〇場所

杜の街グレース バスターミナル(岡山県岡山市北区下石井)

〇当日予定         

9:00~ バス到着(撮影いただけます)

9:20~ 子どもたちの集合時間

9:30~ 子どもたちがバスとご対面 ・記念撮影

9:45~ 試乗会(10分程度) 終了後、解散 

 

■車両・運行について

車両所属:両備バス玉野営業所

運行期間:2024年8月23日(金)~2025年8月 予定 

運行エリア:岡山駅~玉野間を中心とする玉野営業所管内路線

使用車両:岡山200か1522 (大型ワンステップ路線バス)

運行に関するお問合せ先:玉野営業所  TEL: 0863-31-1616

[会社概要]

■青木被服株式会社

1961 年にデニム製品・ユニフォームの受注生産を開始し、1970年代には国内外に自社工場を増設。国内を代表するデニム工場として定着する。

2010年、デザイナー青木俊樹がブランド事業部を創設し、「FAGASSENT/ファガッセン」のコレクション展開が始まる。パリ・ミラノのメンズコレクションをスタートし、その世界観とデザインは海外からも評価を得ている。近年では、 B’z / ONE OK ROCK / 長渕剛 といったアーティストへのステージ衣装制作も積極的に行なっている。

商号:青木被服株式会社

所在地:岡山県井原市西江原町501

代表者:代表取締役社長 青木 茂

創業:1961年(青木被服興業として創業)

https://www.aokihifuku.co.jp/ 

■菅公学生服株式会社

1854年(安政元年)創業。学校制服・体操服を通じて、子どもたちと学生生活を支えるすべての人々に寄り添い、さまざまな社会課題を解決するスクールソリューションカンパニ。

商号:菅公学生服株式会社

所在地:岡山県岡山市北区駅元町15番1号

            岡山リットシティビル5階

代表者:代表取締役社長 尾崎 茂

創業:1854年(設立:1929年)

https://kanko-gakuseifuku.co.jp/

■両備ホールディングス株式会社

バスやトラックなどの交通運輸業、スーパーマーケットや整備事業などの生活関連事業、不動産関連事業の9つの事業を行なう社内カンパニーから成る。本企画に参画するのは両備バスカンパニー。

商号:両備ホールディングス株式会社

所在地:岡山県岡山市北区下石井2-10-12 杜の街グレース オフィススクエア5階

代表者:代表取締役社長 松田 敏之

URL:https://www.ryobi-holdings.jp/

バスユニット統括カンパニー(社内カンパニー)

カンパニー本部所在地:岡山県岡山市北区岡南町一丁目14番41号

カンパニー長:常務執行役員 大上 真司

両備バスカンパニー(社内カンパニー)

所在地:カンパニー本部所在地:岡山県岡山市中区国富615-1 2階

カンパニー長:執行役員 金重 雄志

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