『ゴーストネットって何!?』子供達へ美しい海を残す為にファッションが出来る事

株式会社アーチのプレスリリース

海洋ゴミのうち約46%を漁網(ゴーストネット)が占めています。その漁網をリサイクルし洋服に変化していく過程を、廃棄漁網の実物や資料使いながら子供達に解説。最後は実際に作られた服を試着し体感。『洋服を着るだけで環境問題に対してのアクションが出来る』と大好評。当日予約で10客・50着販売と親子・兄妹での購入がほとんど。夏休みの自由研究として学校に提出する子供達も多く、親子で楽しく学べるエシカルファッションのイベントとなった。

ジェンダーレスな物作りが人気のARCH&LINE(アーチアンドライン)は、自社の直営店舗である、阪急うめだ本店にて『子供達へ美しい海を残す為にファッションが出来る事』をテーマにデザイナーが講義を実施した。

当日はインスタLIVEも行い、コロナ禍の中、来店出来ない顧客向けにも同時に配信。講義内容は子供達に向けて、『廃棄漁網から洋服にリサイクルされる過程の解説』を実施。夏休みの自由研究にSDGsや環境問題に関する課題が出ている学校も多く、熱心に聞き入る子供達の姿が見受けられた。
インスタLIVEの様子はこちらから→arch_and_line_official
https://www.instagram.com/tv/CR-YFh0pPdi/?utm_medium=copy_link

ARCH&LINEは2030年までに環境配慮型の商品に100%シフトする事を目標にしており、その一つとして、2021AWから『漁網リサイクルナイロン』を使用を始めている。

漁網は海洋ゴミの46%を占める。海洋に回流する漁網を『ゴーストネット』と呼び、そのゴーストネットによって約10万頭の海洋哺乳類が死傷させている。魚類を含めるともっと多くの生き物が犠牲になっている。

その漁網を回収しリサイクルしているのが、GNBという取り組み。(『GHOST NET BURSTER』の略称)GNBとは、リサイクル業者の坂井マリンと、繊維専門商社の田村駒の共同プロジェクト。ゴーストネットが沖に流れ着いた時に回収し、糸へと再生し生地へ生まれ変わらせる取り組み。具体的には、日本で回収された漁網をマレーシアのリサイクル工場に輸出。そこでチップ化された材料を中国に持って行き、糸・生地・製品へと生まれ変わらせる。

肝心のリサイクル率は、漁網10%・リサイクルナイロン(紡績時に出る落ち綿)90%。糸の強度の問題でリサイクル率がまだ少ないのが課題との事でGRS認証は得られていない。

今回のイベントでは、廃棄物から製品化し販売するまでの流れを、実物の『漁網・チップ・糸・製品』を使用し順を追って解説した事で子供達にも分かりやすいリサイクルの講義となっていた。デザイナーが独自に作ったドリルや、アニメーションを活用した解説も子供達も飽きずに楽しめているようだった。

最後は参加者全員で製品の試着会を実施。様々な年齢、体系の子供達が楽しみながら試着する姿はLIVEを見ている遠方の顧客としてはサイズ感がわかる時間になっているようだった。

1日10家族という限定であったが50着販売。親子・兄妹での購入がほとんど。商品作りの過程のみならず、ARCH&LINEの特徴である『ジェンダーレス・エイジレスなデザイン』が多くの家族に受け入れられている要因である事も忘れてはいけない。

洋服作りを通じて、魚類の乱獲・海洋廃棄問題・地球の限りある資源の事を学べる時間となった。これからの未来を担う子供達と一緒に環境問題を考える、一つのきっかけになったかもしれない。

この服を着る事が、海を美しくしている事に繋がっている。ARCH&LINEの取り組みは新しいファッションの概念のように感じる。

参加者からは『洋服を着るだけで環境問題に対してアクションが出来る』と、家族で楽しむエシカルファッションとして、子育ての関心が高い顧客からは大好評を得ていた。

作る責任、買う責任。
子供の頃から正しい知識を得てほしい。
環境問題と日々の買い物が密接に関係している事も大人達が子供達に伝えていかなければならない。

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