オリスは、オーストラリアの非営利団体「サンゴ礁復元財団」の活動を支援するモデルを再び発表いたします。

グレートバリアリーフリミテッドエディションIV（第4弾）は、美しいグラデーションを施した文字盤の下にキャリバー400を搭載した、サンゴの白化を防ぐ活動を支援するモデルです。世界2000本限定です。

オリスジャパン株式会社のプレスリリース

大規模な白化現象によって、世界のサンゴ礁が危機的状況に陥っています。オリスは、非営利団体「サンゴ礁復元財団」の命を育む生態系を保全する活動を支援しています。

グレートバリアリーフで生き残っているサンゴの73パーセントが深刻な白化状態にあるという調査報告があります。

オーストラリア海洋科学研究所の報告によると、グレートバリアリーフ海洋公園のサンゴ礁の73%が白化現象に見舞われています。今年3月には、グレートバリアリーフが5度目の大規模な白化現象に直面しました。これは水温の上昇が引き起こす小さな藻類の増加が原因です。アメリカ海洋大気庁によれば、海洋のわずか1%の面積を占めるサンゴ礁が、海洋生物の25%を支えており、これらの生物は海の健康を保ち、地球の酸素の70%を提供しています。また、サンゴ礁は世界経済に数兆ドルの価値をもたらし、地球の未来にも大きな影響を与えると言えます。

サンゴ礁は世界100カ国以上に分布しており、海洋生物の多様性を支えると同時に、社会的、文化的、経済的利益をもたらしています。800種を超えるサンゴは、既知の海洋生物の3分の1の生息地となっており、その多くは菌類などの微生物を除いたものです。科学者たちは、サンゴ礁に生息する生物種の90%が未だに未発見であり、80万種を超える可能性があると推測しています。サンゴ礁が占める面積は海面全体のわずか1%、約285,000平方キロメートルに過ぎないため、これは驚くべき数値です。何百年にもわたる進化の歴史を持つサンゴ礁は、豊かな生物共生の場を提供し、約10億人が直接的または間接的に恩恵を受けているとされています。食糧の供給源、観光資源、医薬品の供給源としての役割に加え、防波堤としての機能で嵐や洪水の被害を軽減することを含めると、サンゴ礁の経済価値は合計で約2兆7千億ドルにも上ると評価されています。

サンゴ礁復元財団は2016年に、珊瑚白化に対抗するため設立された、オーストラリアの非営利団体です。環境変化に適応できるよう、珊瑚を育成しています。

珊瑚をツリー状に育てる作業をするダイバー。目的は珊瑚の数10億の幼虫を自然環境に移植すること。

オリスは「より良い変化をもたらす」ミッションの一環として、2018年からサンゴ礁復元財団と協賛しており、この度2000本限定のグレートバリアリーフリミテッドエディションIV（第4弾）を発表します。

ジュネーブウォッチズ＆ワンダーズで発表した、新世代アクイスデイトキャリバー400をベースに、財団のストーリーを表現するいくつかの特別なディテールを加えています。

まず、鮮明なグラデーションブルーの文字盤が、グレートバリアリーフを空から見た際のターコイズブルーと、海に注ぐ太陽の光を映し出しています。文字盤の中心ではなく、12時の位置から広がる独特のサンレイ加工が特徴的です。ベゼルインサートにはグレーのタングステンを採用し、裏蓋には特別なデザインと限定番号が刻まれています。

ベースになったアクイスデイト43.50mmは、30気圧（300m）防水のツールウォッチです。ステンレススチールのケース、ねじ込み式リューズ、リューズガード、3連ブレスレットの全てに人間工学に基づく改良が加えられています。

オリス特許の新しいクイックアジャストクラスプシステムで、時計を外すことなく簡単にサイズ微調整が可能です。ウエットスーツの着脱、またはちょっと緩めたりフィット感を高めたりしたいときに便利です。