岡山県西部を流れる小田川の水で染色したデニム作務衣35着を、高野山金剛峯寺へ奉納させて頂きました。西日本豪雨時氾濫を招いた小田川の水をデニム製品に変え、追悼の意を込めて。
青木被服株式会社のプレスリリース
この度 デニムの聖地、岡山県井原市に本社を構える青木被服株式会社(代表:青木茂)は 西日本豪雨災害7回忌の節目となる本年、災害時氾濫した小田川の水で染めたデニム製の作務衣35着を高野山真言宗備中青年教師会との協業の元制作し、高野山へ奉納させて頂きました。
この奉納は、物故者の供養と、日々僧侶の方々が使う作務衣として、災害をもたらした小田川の水で染めたデニム作務衣が寄り添うことを意味します。
この奉納式をきっかけに「岡山デニム」産業が、更なる飛躍と共に、井原、倉敷、岡山の各地区が互いに手を取り合い、地域を越えた発展として未来に繋がる事を願っております。
[奉納式]
場所:高野山金剛峯寺大広間. / 住所:和歌山県伊都郡高野町高野山132
日時:令和6年6月27日(木) 13:30~14:00
奉納者:青木被服株式会社 専務取締役 青木俊樹
■小田川の上流水は美しい発色の井原デニム製品を生み出す。
-デニムの聖地-と言われる岡山県井原市で制作された井原デニムは市内を流れる小田川の上流水で染色される事から、美しい発色を作り出すと言われており、国内外のブランドが注目する高品質のデニム製品を提供し続けております。
井原市に生産拠点を置く老舗デニムファクトリーだからこそ、この「井原デニム」を活用し、経験を詰んだ職人と共に高品質なデニム製品を作り出す事ができているといっても過言ではありません。
ファッションデザイナーである青木俊樹が監修を行う「青木被服」や国内外アーティスト御用達でもあり、新進気鋭の作品を扱う「FAGASSENT/ファガッセン」はこの上流水で染め上げた井原産のデニム素材を使用し、世界的にも評価の高いデニム作品を生み出し続けています。
■西日本豪雨時には 「影」 コロナ禍においては 「光」 をもたらした小田川の水
小田川を流れる水は、7年前に発生した西日本集中豪雨時には大きな氾濫を起こし、
倉敷市真備町を中心に壊滅的な損害を与えました。
青木被服においても、原反を保管する倉庫として使用していた旧社屋が水に濡れ、
デニム素材と機械類が水没する事態となりました。
一方、世界的混乱に陥ったコロナ禍に弊社においては、世界的なマスク不足を危惧し、
発色が良く色落ちしにくい、井原デニムを使用したデニムマスクの製造を多く手がけ、
小田川の水は混乱するアパレル産業及び現場での需要供給の安定を計る立役者にもなった事もまた事実です。
■奉納を通じ、岡山デニム産業の更なる発展を。
自然の恵みでもある小田川の水で生まれる井原デニムを使用した製品は肌に滑らかに馴染み、美しい発色と軽く柔らかな着心地を実現しています。この奉納をきっかけに井原市、倉敷市がお互いに手を取り合い、岡山の特産物を代表するデニム産業に更なる発展がもたらされる事を願っています。
2010年、デザイナー青木俊樹がブランド事業部を創設し、「FAGASSENT/ファガッセン」のコレクション展開が始まる。パリ・ミラノのメンズコレクションをスタートし、その世界観とデザインは海外からも評価を得ている。近年では、 B’z / ONE OK ROCK / GLAY といったアーティストへのステージ衣装制作も積極的に行っている。
2020年4月に倉敷美観地区に本店をOPEN。
同時にファクトリーブランド「青木被服」をスタート。
2022年4月、同じく美観地区最大規模の商業施設「倉敷SOLA」に2店舗目となる「青木被服 倉敷SOLA店」がOPEN。「青木被服」においては、美しい色落ちやサスティナブルな水の仕組みで生産される井原産のヨーロピアンデニムを生かしたデニム製品や「星空保護区」である井原市美星町の星空からインスパイアされた「美星デニムコレクション」、薔薇をデニムで再現した「DENIM ROSE-藍バラ-」 等、【リュクス】をテーマに新たな切り口でのデニム製品を提案し続けている。
[お問い合わせ先]住所:〒715-0006 岡山県井原市西江原町501
TEL(本社代表) : 0866-62-1105 / 携帯:080-5616-1040
広報:青木俊樹 / Email : store.aokihifuku@gmail.com