画像生成AIが既存データをもとに衣服の着用パターンを自動生成

ニッセン、BIPROGY、メタクロシスの３社が実証実験を実施

株式会社メタクロシスのプレスリリース

ニッセン、BIPROGY、メタクロシスの３社は、画像生成AIを活用した衣類の着用パターンを自動生成する実証実験を実施しました。昨今アパレル業界では、実店舗からECサイトへと生活者の商品購入プロセスが大きく変化し、ECサイトの機能拡充が急務となっています。今回の実証実験では、AIを活用しニッセンが保有しているデータから衣類の着用パターンを自動生成しました。これを活用することにより、生活者に新しい着こなしの提案が可能になります。

【背景】

昨今、生活者の商品購入プロセスが大きく変化し、実店舗へ足を運ぶことなく、自由なタイミングでECサイトを活用した商品検討や購入が日常となっています。そのため、アパレル業界においても、実店舗に依存しないECサイトの活用が加速しています。ECサイトでは、実際に商品を身に着けた際のイメージを掴みにくいため、モデルや店舗スタッフによる着用パターンを掲載しています。しかし、多様な生活者のニーズに合わせるためには、モデルやサンプル品を多数手配する必要があるため、掲載の幅が限られているのが現状です。

【概要】

ニッセン、BIPROGY、メタクロシスの３社は、これらのアパレル業界における課題を解決するため、実証実験を実施しました。メタクロシスのアパレルDXアプリケーション「FIGUR(フィギュア)」の画像試着機能を活用し、ニッセンが保有する既存データをもとに、着用パターンを自動生成しました。これを活用することにより、従来のリアルなモデル撮影などでは難しかった、生活者の多様なニーズに合わせた着用パターンの提供や、手配に要していたコストを削減し、業務の効率化にもつながります。