【イベントレポート】人×AIが織りなす作品の制作秘話から最新の情報まで。セミナー「ジェネレーティブAIとファッションの未来 #3」の様子をお届け

ー豪華ゲストが登壇したセミナーアーカイブ動画も無料公開中ー

株式会社OpenFashionのプレスリリース

ファッションとAIを始めとした最新テクノロジーをかけ合わせたサービス・プロダクトの開発に取り組む株式会社OpenFashion(本社:東京都港区、代表:上田 徹、以下OpenFashion社)は、3月16日(土)・17日(日)の2日間にわたり、「TOKYO AI Fashion Week – 2024 A/W Exhibition」を港区北青山の会場にて行いました。今回はセミナーの様子と、同時開催したエキシビジョンの様子をご紹介します。
さらに、豪華ゲストにも登壇いただいたセミナーの様子は全てアーカイブ動画(無料)にてご覧いただけますので、詳しくは本文をご覧ください。

株式会社OpenFashionはファッションと、AIを始めとした最新テクノロジーをかけ合わせたサービス・プロダクトの開発に取り組んでいます。

現在は「Rakuten Fashion Week TOKYO(※) 2024 A/W」(主催:一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構)の関連イベントとして、「TOKYO AI Fashion Week」(主催:OpenFashion社)を3月31日(日)まで開催中です。本イベントでは、ファッションと生成AIを融合させたコンテストの開催、さらにアパレル業界における生成AIの現在と未来などを知ることができるセミナーなど、様々な角度から生成AI技術を楽しんでいただける内容となりました。今回はその中からセミナーとエキシビジョンの様子をイベントレポートとしてお届けします。

  • セミナー「ジェネレーティブAIとファッションの未来 #3」レポート

ファッション業界の中でも異なる形で活躍する登壇者が集まり、全体を3つのパートに分けて、「生成AI」という共通のテーマでセミナーとトークセッションを実施。生成AIの概要から、具体的な活用事例までお伝えしました。

セミナーの様子はアーカイブ動画でも無料でご覧いただけます。

※視聴URLはリリース下部にございます

▶セミナー:ジェネレーティブAIとファッションの未来

・登壇者:株式会社OpenFashion CEO 上田徹

上田が登壇した最初のパートでは、「今、生成AIは何が起きているのか。そして、どのようにファッション業界に影響を与えるのか」についてお話しました。

「生成AI市場は急拡大している」からはじまった本パート。グラフや事例を交えながら世界における生成AI市場の現状や、2024年以降の進化を予測するなど、ファッション業界にとどまらない”生成AIのイマがわかる”内容となりました。


さらにOpenFashion社が提供する、ファッション業界に特化した生成AI導入支援ツール「Maison AI(メゾンエーアイ)」の機能についても触れ、「ツール内で誰でも使用可能なサンプルプロンプト(AIへの指示文章)を、現在の60個ほどから2,000~3,000個にまで増やします。あとは画像内の一部だけを差し替えたり修正する部分生成機能など、新たな機能も順次提供予定です」と、「Maison AI」の今後の展開について語りました。
・Maison AI(無料トライアルあり):https://maisonai.io/

▶トークセッション:ファッションクリエイティブ制作における生成AIの活用

・登壇者:一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構 事務局長 古茂田 博氏、株式会社STEKKEY 代表取締役 砂押 貴久氏

・モデレーター:株式会社OpenFashion CEO 上田徹

トークセッションパートでは上田がモデレーターとなり、一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構 事務局長 古茂田 博氏、株式会社STEKKEY 代表取締役 砂押 貴久氏にゲストとして登壇いただきました。

冒頭では砂押氏がプロデューサーを務めた「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/W」のキービジュアル完成に至るまでの制作過程など裏側を披露。「最初はワクワクと同時に不安もあった」と、生成AIの作品をキービジュアルに活用した背景をJFWO事務局長の古茂田氏が語り、砂押氏からはこの前衛的な取り組みについて、多くのステークホルダーからどのように理解を集めたのかなどを話しました。

クリエイターとオーガナイザーという異なる立場の2人から、生成AIを用いてひとつの作品を作り上げるまでを知ることができる貴重なトークセッションとなりました。

さらに生成AIでの作品作りについて尋ねられると、「生成AIは70点くらいのものは出やすいが、そこからこだわりを入れて80~90点としていくのがとても大変」「(制作を進めるにあたり)パートごとに役割を分けるのが大事」と砂押氏が回答。今までの制作過程とは違う苦労した点や、実在するモデルのビジュアルを作品と組み合わせる場合にどこまでAIに学習させるかなど、具体的な話も飛び出しました。

そして最後に古茂田氏からは、「生成AIの作品(デザイン)を元に形になりセールスされる、という時代がようやく幕を開けた。しかしながらまだビジネススキームがつくられていないので、その体系をつくるところの一助を自分たちも出来ればいい」と、ファッション業界における生成AI活用の広がりを示唆するコメントをもらい、トークセッションは終了となりました。

▶セミナー:生成AIデモンストレーション -TOKYO AI Fashion Week 作品制作の実演-

登壇者:株式会社OpenFashion COO 上條千恵

本セミナーの最後となるセッション3にはOpenFashion社COO 上條が登壇。AI画像生成技術とファッションの創造性を融合させた、新たなファッションコンテスト「TOKYO AI Fashion Week – 2024 A/W Contest」を実施した背景に触れたほか、OpenFashion社が提供する生成AIツール「Maison AI」を使った画像生成デモンストレーションや教育機関との連携事例などもお話しました。

「AIを駆使する次世代クリエイターを応援」

「新しいことに取り組む人たちのエンパワーメントとしてAIファッションウィークを実施」

と、新たな技術によって生まれる新たな才能の支援も目的のひとつとして、OpenFashion社は今回のAIファッションウィークを実施したという話からセミナーが始まりました。

そして1,900以上の応募作品が集まったコンテストについては、「自分の作りたいイメージに合わせてプロンプト(生成AIへの指示)をどんどん研ぎ澄ませていく、というプロセスを通して、ステキな作品を作り上げている」と、ハイレベルな作品が多く集まったことをコメントしました。

さらに、自分がイメージするものをAIを使って画像生成するデモンストレーションや、モード学園の生徒たちが生成AIを活用して生み出したデザインを、実際に着用できる洋服にした事例なども紹介。生成AIを通してデザインを生み出し、それをどう活用するのかまで参加者の皆さまに知っていただく機会となりました。

最後は「AIで生成する作品は一期一会のものが出てくる。そんな偶然の中から生まれたものが、どれだけ自分にとって価値のあるものかを見つける才能も非常に重要」と、生成AIとともに生きることになるこれからの時代に向けて言葉を寄せ、セミナーを締めくくりました。

今回のセミナー動画は下記より全て無料でご覧いただけます。

  • セミナー動画アーカイブ(無料)

セッション1:ジェネレーティブAIとファッションの未来

登壇者:株式会社OpenFashion CEO 上田徹

https://youtu.be/mucxIao4o4E?si=XkktXO8Fl6VzjS6R


セッション2:ファッションクリエイティブ制作における生成AIの活用

登壇者:一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構 事務局長 古茂田 博氏、株式会社STEKKEY 代表取締役 砂押 貴久氏

モデレーター:株式会社OpenFashion CEO 上田徹

https://youtu.be/DZ_xAwbJZR0?si=BRN-NiQle6KBLO0r

セッション3:生成AIデモンストレーション -TOKYO AI Fashion Week 作品制作の実演-

登壇者:株式会社OpenFashion COO 上條千恵

https://youtu.be/SCwqTuj5JXs?si=Euo1QVGsqZURKDoz

  • 「TOKYO AI Fashion Week – 2024 A/W Exhibition」会場レポートー真っ白な空間に”人×生成AI”が織りなす18作品を展示ー

エキシビジョンとセミナーは東京都港区にあるワールド北青山ビル1階にて開催。通りからも目立つガラス張りの壁に「TOKYO AI Fashion Week」のロゴを設置したところ、多くの人が足を止めてロゴの写真を撮ったり、会場内の様子を覗いていました。

そして会場内には、「TOKYO AI Fashion Week – 2024 A/W Contest(以下、コンテスト)」の応募作品の中から、18作品をモニターにて展示。来場者の多くが、人間と生成AIが織りなす個性的な作品に見入っていたほか、お気に入りの作品に投票する姿も見られました。

さらにコンテストの審査員でありゲストクリエイターを務めていただいたアーティスト 草野絵美氏の作品も大型ディスプレイにて展示。草野氏自身のプロフィール画像を象徴する作品『Synthetic Reflection(シンセティック リフレクション)』をはじめ、画面が切り替わるごとに映し出される美しい作品の数々をカメラに収める人も多くいました。

今回のイベントにご参加・ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。

今後もOpenFashion社が創り出すAIとファッションが融合した世界にご期待ください。

・「TOKYO AI Fashion Week – 2024 A/W」公式サイト:https://tokyoaifashionweek.com/

  • ※投票受付中※「TOKYO AI Fashion Week – 2024 A/W Contest」

現在開催中の生成AIを活用したファッションデザインコンテスト「TOKYO AI Fashion Week – 2024 A/W Contest」の一般投票を受け付けております。

二次審査を通過した96作品は下記公式サイトよりご覧いただけます。気に入った作品にぜひ投票をお願いします。

■「TOKYO AI Fashion Week – 2024 A/W Contest」作品一覧ページ

https://tokyoaifashionweek.com/pages/2024-aw-collectionlist

コンテストの結果は4月中に発表予定です。こちらも楽しみにお待ちください。

  • 「Rakuten Fashion Week TOKYO」について

「Rakuten Fashion Week TOKYO」 は毎年年2回開催しているファッションの祭典(今シーズンは、2024年3月11日~16日※3月10日にFPT凱旋イベントおよび前夜祭も実施)であり、世界のファッション・ウィークの中でもパリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークそして東京の5大都市で行われるものは「5大ファッション・ウィーク」と総称され、大きな影響力を持っています。

公式サイト:https://rakutenfashionweektokyo.com/jp/sp/index/

  • 生成AIの利用ガイドラインに関して

「TOKYO AI Fashion Week」で利用している画像や、イベント内で開催するコンテストの規定は、日本ディープラーニング協会(以下JDLA)が2024年2月13日(火)に公開をした『生成AIの利用ガイドライン(画像編)』に準じて作成をしました。

https://www.jdla.org/document/

  • 株式会社OpenFashionについて

会社名:株式会社OpenFashion

所在地:〒107-0061 東京都港区北青山3-5-1ワールド北青山ビル12階

代表者:CEO 上田徹

事業内容:生成AI技術を活用したファッション産業のAIX(AI・トランスフォーメーション)

サイト:https://jp.open-fashion.com/

  • お問い合わせ

本件に関して不明な点等がありましたら、下記お問い合わせフォームよりご連絡ください
お問い合わせフォーム:https://jp.open-fashion.com/pages/contact

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