モリリン株式会社のプレスリリース
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産学連携の背景
モリリンのM3 LABO®(エムスリー・ラボ)は、アパレルの企画・生産において3D CAD・3Dアバターを活用し、素材開発とデータに基づいた着心地・シルエットの良い商品の開発を目指して提案を続ける中で、完成度を向上させるためには着装させる3Dアバターを日本人体型に合わせる必要があり、試行錯誤を繰り返してきました。
そのような背景の中、長年衣服設計のための三次元(3D)計測と平均体型形状の研究をしてきた日本女子大学の大塚 美智子名誉教授と家政学部被服学科 武本 歩未先生と共に、平均体型3Dアバターを共同開発することで、3D CAD上の着装検証とパターン設計の精度が上がり、適切な改善が可能となると考え、この度産学連携をスタートすることとなりました。
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連携協力の取組みの一例
(1)モリリンオリジナルの年代別平均体型(男性・女性)3Dアバターの制作
(2)大きいサイズ(2Lサイズ以上)サイズ別3Dアバターの制作
(3)⼦供のサイズ別平均体型3Dアバターの制作
(4)グレーディングの適正化
(5)3Dデジタル設計による衣服のシルエットや着心地の改善
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日本女子大学 大塚名誉教授・武本先生 コメント
日本女子大学被服構成学研究室ではさまざまな人の体型に適合した快適な衣服の設計を目指しています。3D CADによる衣服設計は着用者への高度な体型フィットを実現でき、SDGsの観点からも適切な衣服の供給につながります。私たちはモリリン株式会社デジタル研究チームM3 LABO®とともに3D CADを用いたデジタル技術による衣服設計を促進し、さまざまな年代・体型の人々のオリジナル三次元人体平均形状に基づく衣服設計を支援してまいります。
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モリリン M3 LABO® コメント
これまでM3 LABO®は、3D CADを使用したデジタル技術と当社の素材の強みを生かし、シルエットや着心地の良い衣服の企画提案をおこなってまいりました。この度、M3 LABO®が日本女子大学と産学連携することで、これまでよりも3Dデジタル上の試着アバターの精度が上がり、より日本人の体型に合わせた快適な衣服を開発できるようになると確信しております。また「衣」のスペシャリストとして大塚名誉教授と武本先生が培われてきた衣服の設計に関する研究・知見と我々のものづくりの技術を融合させ、「お客様に支持される商品」の開発と、環境にも配慮した商品開発を加速してまいります。
■日本女子大学について
日本女子大学は、日本初の組織的な女子高等教育機関として創立し、2021年に120周年を迎えました。私立女子大学唯一の理学部を有し、文理融合の教育環境をもつ女子総合大学です。今年度は「国際文化学部」を開設し、今後も2024年建築デザイン学部、2025年食科学部(仮称・構想中)と、新学部の開設を予定しています。「私が動く、世界がひらく。」のタグラインのもと、自ら学び、自ら行動し、新しい価値を創造できる人材を育てています。
詳しくは、https://www.jwu.ac.jp をご覧ください。
■モリリンのデジタル研究チーム<M3 LABO®>
モリリンがもつ素材の強みと、3D CADを用いた提案を組み合わせることで、より良いモノづくりを目指し、発足された研究チームです。お取引先様とともに「お客様に支持される商品」の開発と、環境にも配慮した商品開発を目指します。
本件に関するお問合せ先
Email:info.tokyo@moririn.co.jp
モリリンコーポレートサイト ~イトからはじまる、すべてのコトへ~
https://www.moririn.co.jp/