株式会社スタッフインターナショナルジャパンのプレスリリース
– この活動は、イタリアのファッション・サプライチェーンに具体的な支援を提供することを目的としたC.A.S.H.プロジェクトの10周年に合わせたものです
– アドルフォ・ウルソ相は「企業・メイド・イン・イタリー省」で開催されたイベントに参加
ローマ、2023年9月12日 – 企業・メイド・イン・イタリー省(MIMIT)において、レンツォ・ロッソが設立した国際的なファッション・ラグジュアリー・カンパニーであり、ディーゼル、ジル サンダー、メゾン マルジェラ、マルニ、ヴィクター&ロルフ、スタッフ インターナショナル、ブレイブ キッドを傘下に持ち、アミリブランドの株式を保有するOTBが、イタリアのファッション・サプライチェーンの促進と強化を目的とした「M.A.D.E., Made in Italy, Made Perfectly」キャンペーンを発表しました。アドルフォ・ウルソ相もこのイベントに参加し、このプロジェクトは、初めて全国的な「メイド・イン・イタリーの日」を制定するという政府の提案に沿って、美しく、優れたイタリア製品を促進する戦略的取組みと評価しました。
ファッション産業はサプライチェーンとの相乗効果に依存しており、イタリアはその意味で、メイド・イン・イタリーの真髄を実現できる中小企業で構成された成功の好例です。このような意識がOTBの取り組みに拍車をかけています。OTBは時代に先駆け、2013年に早くもC.A.S.H.プロジェクト(Credito Agevolato-Suppliers’ Help)を立ち上げることで、サプライチェーンを構成する企業家集団の成長と発展に具体的に貢献する行動を起こしました。これは、サプライヤーが銀行を通じてOTBに売掛金を事前回収することができ、保証人となる当グループの高い信用力により可能となる、極めて有利な財務条件の恩恵を受ける機会をサプライヤーに提供するプログラムです。このプロジェクトが特に効果的であることが証明されたのは、サプライチェーンの各企業がパンデミックのような最も困難な時期にも、より大きな自信を持って立ち向かえるようになったからです。C.A.S.H.には現在60社以上の積極的なサプライヤーが参加しており、その90%が売掛金を回収しています。このプログラムが始まって以来、支払い総額は5億1,000万ユーロを超えました。これは、この種の取り組みが、中小企業、ひいては「メイド・イン・イタリー」産業全体の経済的・財務的安定にいかに効果的に貢献できるかを示す重要な数字です。
「M.A.D.E., Made in Italy, Made Perfectly」キャンペーンは、Manual Dexterity(緻密な手仕事)、Artisanal Skill(職人技)、Dedication(献身)、Excellence(卓越性)の頭文字をとったもので、当グループのサプライヤーにエールを送り、彼らにスポットライトを当てたいという思いと、同時に長年にわたって築き上げられた彼らとの絆から生まれました。イタリアの上質な製品の卓越性と品質を生み出すプロセスの根幹をなす、舞台裏で働く人々の技術と物語へのオマージュであり、彼らこそ主人公にふさわしいのです。
OTBが自社のコミュニケーション・プラットフォームを通じて立ち上げるこのプロジェクトは、閣僚理事会が4月15日に定めた「メイド・イン・イタリーの日」に結実します。このプロジェクトでは、OTBグループとの長期的な関係から、C.A.S.H.プロジェクトへの参加、持続可能性とイノベーションへの注力など、特定の基準に従って選ばれたOTBの最も重要なサプライヤーの顔、資質、労働環境を紹介することで、そのストーリーを伝えていきます。参加企業はイタリアのさまざまな地域にあり、テキスタイル、レディ・トゥ・ウェア、シューズ、レザーグッズ、アクセサリーの各分野に属しています。イタリアのクラフツマンシップの担い手であるこれらの企業の声は、キャンペーンの主役となり、彼らを通じて一般の人々に周知され、評価されることになるでしょう。
「MADEの目的は、サプライチェーンの全段階において、仕事を通じて日々価値を生み出しているすべての人々の豊富な知識とノウハウにスポットライトを当てることです。これこそが、毎年新たな記録を打ち立て続けているイタリアンファッションの偉大さなのです。私たちの生み出す製品は、誰もが “MUST HAVES”(必需品)と考える芸術品であり、着る人に服そのものをはるかに超えたイタリアの小さなかけらを贈ることができるのですから」と、アドルフォ・ウルソ、企業・メイド・イン・イタリー相はコメントしています。
「小規模な製造者、職人を率いる企業、真の芸術家こそが、イタリアンファッションのサプライチェーンの生命線なのです。メイド・イン・イタリーが世界中で認められ、愛されているのは彼らのおかげです。このキャンペーンでは、創造性、クラフツマンシップ、革新性が融合した、美しく、上質なイタリア製品を生み出す職人たちにスポットライトを当てたいと考えています。OTBグループは近年サプライチェーンに、発展、育成、革新、デジタル技術の変革の機会を提供し、持続可能性と透明性の価値を尊重するためのガイドラインを提供してきました」とOTBグループチェアマンのレンツォ・ロッソはコメントしました。「サプライチェーンとメイド・イン・イタリーの生産を本気で手助けするならば、支援という観点で考えることはできませんし、政府が単独ですべてを行うこともできません。資源は適切に投資されなければならず、そのため、それを管理する手段を持ち、中小企業の後ろ盾となる能力を持つ大企業や中堅企業に託され、彼らの発展と成長を助けなければなりません。私は、OTBのコミットメントと、10年来のC.A.S.H.プロジェクトが、サプライヤーに経済的安定と保証を提供し、私たちが世界中のランウェイや店舗で目にする製品の背後にある企業の価値とプロフェッショナリズムの認知度を高めることに寄与していることを誇りに思います」とロッソは加えています。
OTB グループ
OTBグループは、象徴的で型破りなブランドであるディーゼル、メゾン マルジェラ、マルニ、ジル サンダー、ヴィクター&ロルフを擁するインターナショナルファッショングループです。また、スタッフ インターナショナル社やブレイブ・キッド社を傘下に置き、アメリカのアミリ社のブランドにも少数ながら出資しています。OTBは「Only The Brave」の略で、ファッションとスタイルの枠を越える可能性を信じ、国際的な才能の創造性を支援し、創業者兼会長であるレンツォ・ロッソの革新的精神と妥協のない勇気を余すところなく表現しています。消費者を中心とした着実なデジタルアプローチと、持続可能なビジネスの創造に向けた長期的なコミットメントは、世界中で6,000人以上の従業員を抱えるグループの発展戦略の柱となっています。