株式会社 和光のプレスリリース
「世界中のライフスタイルに合う手仕事を」というコンセプトのもと2008年ドイツ・デュッセルドルフにて設立され、有松鳴海絞りの技術を生かしながらライフスタイルブランドとしてヨーロッパの日常に溶け込んでいるブランド「suzusan(スズサン)」。
今回は、「time/less」をテーマに、過去や記憶の時を経て、新しい形が生まれていく様子を表現したコレクションを和光限定で展開します。 また、特別な試みとして現代アーティスト・大巻伸嗣さんとのコラボレーションによる”Metamorphose(変身・変容)”をテーマにしたウインドウディスプレイも実施。その作品をプリントした限定品を和光と大巻伸嗣個展(国立新美術館)にて販売いたします。
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和光×「suzusan」×大巻伸嗣さん
「suzusan」のクリエイティブ・ディレクターである村瀬弘行さんと大巻伸嗣さんとの出会いは24年前まで遡ります。当時、名古屋の美術予備校に通う高校生だった村瀬さんは、そこで講師を務めていた大巻さんからアートを学び、美という価値観で世界を観察し、思考を造形する楽しみを学び始めます。その後、ヨーロッパに渡りアートを学んだ村瀬さんは、その経験が大きくルーツとして記憶に刻み込まれています。
今回、銀座の街で「時」を告げるシンボルとして、歴史を積み重ねてきた和光との取組みにあたり、村瀬さんの頭の中に浮かんだのは、「時間を形にすること」。その中で、大巻さんとの交流が思い返されたことがコラボレーションにつながりました。
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大巻伸嗣さんによる、ウインドウディスプレイ
今回の作品のテーマ、”Metamorphose(変身・変容)”は、大巻さんの動植物や風景を象った自然のサイクルを表す作品を転写したテキスタイルに、有松に400年にわたり息づく伝統的な技法を一つひとつ時間をかけて絞るという行為を加え、和光、「suzusan」、大巻さん 、各々の記憶と時間が交差し、重なり、そして変容していく様を表現しました。
また、コラボレーションを記念し、大巻さんの作品をプリントしたアイテムを限定販売いたします。
スズサン×大巻伸嗣 “time/less” コレクション
会期:9月14日(木)~27日(水)
会場:和光 本店4階、3階、地階
◎9月17日(日)には、「suzusan」のクリエイティブ・ディレクター・村瀬弘行さんが来場します。
◎大巻伸嗣さんと村瀬弘行さんによるギャラリートークを予定しています。
詳細は、「suzusan」と和光の公式インスタグラムアカウントにてお知らせいたします。
「suzusan」クリエイティブ・ディレクター・村瀬弘行さん
愛知県名古屋市有松に100年続く絞り製造業の5代目として生まれ、2003年に渡英、翌年にはドイツ・デュッセルドルフに移住。在学中、出会った友人とともにブランド「suzusan」を2008年に設立し、カジュアルモードな有松鳴海絞りを発信しています。毎シーズン発表されるジェンダーレスなアイテムは、現在パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークなど23ヵ国以上の都市で展開されています。
現代アーティスト・大巻伸嗣さん
1971年、岐阜県生まれ。記憶や時間という本来目に見えない事象をテーマに輪郭ある造形として空間に浮かび上がらせるアーティスト。時に大規模なインスタレーションを通じ鑑賞者に体感として身体の感覚に訴えかける作品を作り出し、国内外で最も注目を集める日本人アーティストの一人です。
代表作ともいえる「Echoes Infinity」は、床に顔料で描かれた文様の上を歩くことで徐々に変化していき、その記憶や時間を印象として残していく作品。そこに今ある時間も歴史の一つとして重ねられていき、過去の時間はより鮮明に浮かび上がってきます。
今年は国立新美術館で11月1日(水)より始まる大規模な個展を最新作と共に新境地のスケールでの発表を控えています。
◎最新の情報は和光のホームページ、SNSをご覧ください。
ホームページ
https://www.wako.co.jp/
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