GIA、真珠分類レポートに「花珠」コメントを追加

GIA Tokyo 合同会社のプレスリリース

GIA(米国宝石学会)は、高品質の養殖アコヤ真珠に、長らく取引で使用されてきた用語「花珠」コメントをレポートに追加します。

GIAは、高品質の養殖アコヤ真珠に、長らく取引で使用されてきた用語「花珠」コメントをレポートに追加します。画像提供:GIAGIAは、高品質の養殖アコヤ真珠に、長らく取引で使用されてきた用語「花珠」コメントをレポートに追加します。画像提供:GIA

GIAは、アコヤ貝から採れる真珠の品質分類を分析し、真珠業界で広く受け入れらている「花珠」の品質を特定しました。以下のGIA真珠評価要素の分類範囲のすべてを満たす場合に、この「花珠」のコメントが記載されます。

その範囲は

ラウンドからニアラウンド / ホワイトのボディカラー(オーバートーンの有無は問わない)/ エクセレント光沢 / クリーンから僅かな傷の表面 / エクセレントから非常に良いマッチング / 十分な真珠層の厚みと品質

を有することです。

「花珠」と認定された真珠のルース、ストランド、またはジュエリーのGIA真珠分類レポートには以下のコメントが追記されます。

「この真珠/これらの真珠は、業界で 「花珠」と呼ばれる品質の範囲に分類されます(英訳)」

エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・ラボラトリー&リサーチ・オフィサーであるトム・モーゼスは、次のように語っています。「私たちは、業界関係者から幅広い意見を集めるとともに、「花珠 」という用語の起源と現代的な用法について徹底的に調査しました。この歴史的に重要な業界用語をレポートに取り入れることは、消費者がアコヤ真珠を購入する際に、より多くの情報に基づいた選択ができるよう、確かな検査サービスとレポートを提供するという私たちGIAの決意を裏付けるものです。」

この変更による追加料金は発生しません。GIAの真珠レポートとサービスの詳細については、https://www.gia.edu/JP/gem-lab-service/pearl?bd_vid=11138420843671288131を御覧ください。

GIAは4CとGIAインターナショナル・ダイヤモンド・グレーディング・システム(GIA International Diamond Grading System™)を確立したことで知られていますが、1949年以来、天然真珠と養殖真珠の鑑別と分類をリードしてきました。GIAは米国連邦取引委員会の宝石業界向け真珠ガイドラインの改訂に貢献し、世界の主要な真珠会社と協力して真珠を説明するための包括的な基準を発展する役割を担っています。これらの基準はGIA 7つの真珠バリューファクター(GIA 7 Pearl Value Factors™): サイズ、形、色、真珠層、光沢、表面、そしてマッチング です。

GIA(米国宝石学会)について

独立した非営利団体であるGIA(米国宝石学会)は、1931年に設立され、宝石学の世界的権威として認められています。GIAは有名な4C(カラー、クラリティ、カット、カラット)を発明し、1953年にはダイヤモンドの品質の基準として世界中で認められているインターナショナル・ダイヤモンド・グレーディング・システム™を創設しました。

研究、教育、宝石学研究所サービス、機器開発を通じて、当研究所は、誠実さ、学術、科学、プロフェッショナリズムの最高水準を維持することにより、宝石と宝飾品に対する社会の信頼を確保することに専念しています。詳しくは https://www.gia.edu/JP をご覧ください。

Follow Twitter Facebook Feedly
SHARE
このページのURLとタイトルをコピー
お使いの端末ではこの機能に対応していません。
下のテキストボックスからコピーしてください。