Allbirds合同会社のプレスリリース
「Allbirds(オールバーズ)」は、2022年度版のサステナビリティレポートを公開しました。2020年度で掲げた目標:2025年までに製品毎のカーボンフットプリントを半減し、2030年までに限りなく「ゼロ」まで減らす。ビジネスの力で気候変動を逆転させるために、カーボンフットプリントを計測して減らすことは大切です。ダイエットと同じように、測らないと減らせませんから。
※2022年版サステナビリティレポートの詳細と全文はこちらからご覧ください。
https://www.allbirds.jp/pages/sustainable-practices
オールバーズは製品毎のカーボンフットプリントを1.64kg CO2e削減し、 7.12kg CO2e(前年比19%削減)となりました。一般的なスニーカーが14kg CO2eですから、ほぼ半分の数値となります。 2025年への目標達成率が60%を超え、最も大きな単年削減率になると予測しています。海上輸送の増加(8%)、ウール素材フットウェアの減少(5%)、再生可能素材の使用率増加(3%)、再生可能エネルギーの使用(2%)パッケージングの改良(1%)が主な要因となります。
本レポートは、6月20日(火)より、Allbirdsの国内全店舗(原宿、丸の内、大阪)と公式サイトにおいて配布しています。
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2022年までの主な取り組みと成果
▼ 再生型農業 – 健康な土を育て、二酸化炭素を削減する農業への転換する
環境負荷の低い上質なメリノウールを使うためには、羊の育つ環境を変える必要があります。ニュージーランド・メリノカンパニー、メイド・フォー・グッドとパートナー契約締結し、契約牧羊農家のカーボン排出量のデータを計測分析し、土壌改良していき、適切な環境で羊を育てていきます。
▼ 再生可能素材 – 化石燃料由来の素材をシフトし、さらに軽量化をする
ファッション業界で使用されている60%が化石燃料からできていると言われています。それらを一刻も早く再生可能素材にシフトしていく使命があります。2022年はソックライナーの素材改良、リサイクルナイロンへ転換、パッケージングの軽量化を行いました。例えば、輸送におけるカーボンフットプリント削減のため、ダンボール製のシューキーパーを、軽量なティッシュペーパー素材に変更する軽量化に成功しました。
▼ 環境的責任のあるエネルギー -エネルギー消費量を減らし、環境配慮された燃料や電気を使う
海上輸送の割合が96%となり、昨年比12%増加しました。主要工場のあるベトナムとエネルギー開発における共同声明を発表し、中国の施設でも高度化された再生可能エネルギーに転換しました。洗濯機で洗えて常温乾燥できるオールバーズの技術も、実は環境的責任あるエネルギーへの転換に貢献しています。
▼ カーボンオフセット – 二酸化炭素排出に対して責任を持つ
ノルディックスキー複合の渡部暁斗選手との長野県での植林活動、アマゾンの熱帯雨林保全、アルゼンチン再生型農業ウールへの資金投資、インド風力発電プロジェクトなどのカーボンオフセットを通じて二酸化炭素排出量を削減への取り組みを行なっております。
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2023年からの主な取り組み:「M0.0NSHOT」プロジェクト
2030年までに製品毎のカーボンフットプリントをほぼ「ゼロ」にするという目標に近づいています。その理由は、2023年の3月に「M0.0NSHOT」という、世界初のネット・ゼロカーボンのシューズを開発するプロジェクトを発表したことによります。このシューズの0.0kgCO2eカーボンフットプリント(一般的なスニーカーは14kgCO2e)はカーボンオフセットに頼らず達成される予定です。
「M0.0NSHOT」のネット・ゼロを実現するためにはSuperLight Foam(80%バイオ由来かつサトウキビ由来のカーボンネガティブE V Aミッドソール)、再生型農業ウール、そしてメタンを変換して微生物によって作られたカーボンネガティブなバイオプラスティックなどのサステナブルな技術を使用します。カーボン排出を最も効果的に抑えたパッケージングを使った製品を、バイオ燃料による海上輸送や電気自動トラックで輸送するなど、輸送手段も徹底される予定です。また「M0.0NSHOT」のネット・ゼロフットプリントを実現するカーボン削減ツールはオープンソース化され、ビジネスの様々な分野においても活用する予定です。この「M0.0NSHOT」は、2023年6月デンマーク・コペンハーゲンで開催される「Global Fashion Summit」で初公開します。
カーボンフットプリントとは?
カーボンフットプリントとは、製品を作るために排出されたkg CO2eのこと。
あらゆる温室効果ガスの排出量を、CO2の排出量に換算したものです。
「Allbirds」では2020年4月より、全製品においてカーボンフットプリントを表示。製造過程における排出量ゼロを目指すと共に、食品のカロリー表示のように、「地球のためにCO2e排出量を知る」が当たり前の世の中をつくります。
▼詳細はこちら https://allbirds.jp/pages/sustainability
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ストア情報
Harajuku Store
ストア名:Allbirds 原宿(オールバーズ原宿)
住 所 :東京都渋谷区神宮前1-14-34 原宿神宮の森ビル1階
営業時間:11:00 ~ 19:00 不定休
Marunouchi Store
ストア名:Allbirds 丸の内(オールバーズ丸の内)
住 所 :東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階 105区
営業時間:11:00 ~ 20:00 不定休
※ 日・祝日は10:00 ~ 19:00
Osaka Store ※〜2024年1月まで延長予定
ストア名:Allbirds 大阪(オールバーズ大阪)
住 所 :大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 南館5F
営業時間:11:00 ~ 21:00 不定休
Online Store
URL :allbirds.jp
送 料 :無料(日本国内のみ)
返品交換 :30日以内であれば無料
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お客様お問い合わせ先
Allbirds(オールバーズ):(E-Mail) help@allbirds.jp
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Our Story
サッカーの元ニュージーランド代表のティム・ブラウンとバイオテクノロジーの専門家であるジョーイ・ズウィリンジャー。2人の異色のチームにより、2016年にサンフランシスコで誕生したのが「Allbirds(オールバーズ)」です。
大きなロゴや派手なカラー、ケミカルな素材で作られた従来のシューズ製造に疑問を持ち、着目したのが、ティムの母国であるニュージーランドのメリノウールでした。ティムは優れたメリノウールの可能性を信じ、ジョーイとタッグを組み、快適性とサステナビリティ、シンプルなデザイン性を兼ね備えた「Allbirds」が誕生しました。
代表作である「Wool Runners(ウールランナー)」は最高級メリノウールが柔らかく足を包み込みます。保温性、通気性、防臭性に優れたその快適性はもちろん、シューレースに再生ポリエステル、インソールにはヒマシ油、靴底はサトウキビから生まれた SweetFoam®を用い、カーボンフットプリントを抑えるといった環境配慮した徹底的なモノ作りを行ってきました。さらには洗濯機で丸洗いできるその利便性が共感を呼びました。日々最新のテクノロジーを生み出しているシリコンバレーで支持を集め、アカデミー賞の受賞経験もあり環境活動家でもあるレオナルド・ディカプリオ氏が投資をし、その評価は世界中に広まっていきました。
その後も、ユーカリ繊維で作られた通気性と快適さをそなえたメッシュ構造の「Tree(ツリー)」シリーズ、100%植物性レザーの「Plant (プラント) 」シリーズを発売し、サステナブルで革新的な素材開発を行い、地球環境への負荷を考慮した現代社会に必要とされている商品を世の中に送り出しています。