グンゼ博物苑、5/13から浮世絵特別展&黒谷和紙企画展を開催

グンゼ株式会社のプレスリリース

グンゼ株式会社の創業の地、京都府綾部市にあるグンゼ博物苑では、5月13日から「何鹿郡(現在の京都府綾部市)の蚕糸業と伝統工芸のつながり」をテーマに、黒谷和紙協同組合協力のもと、「グンゼ浮世絵コレクション特別展」および「黒谷和紙企画展」を同時開催いたします。何鹿郡の人々の暮らしを支えたグンゼと黒谷和紙のつながり合う歴史をお楽しみください。

■グンゼ浮世絵コレクション特別展について 

期  間

5月13日(土)~ 5月21日(日)

 10:00~16:00

場  所

グンゼ博物苑 未来蔵2階 (京都府綾部市青野町膳所1番地)

入苑料

無料

展示内容

グンゼ博物苑が所有する浮世絵コレクションの中から、江戸時代の養蚕風景や蚕糸業で使われていた和紙にまつわる作品を紹介します。

■今回展示する浮世絵作品の紹介
黒谷和紙は生活用として傘紙、障子紙などを主に生産していましたが、蚕糸業向けに蚕卵紙(注1)や繭袋紙も手掛けていました。そして明治中期から昭和初期にかけては、グンゼ用に蚕卵紙や生糸の包装紙も生産されていました。今回の展示では、江戸時代に活躍した浮世絵師をはじめ、蚕糸業で使われていた和紙にまつわる初公開の作品を多数展示します。
(注1)蚕の蛾(が)に卵を産みつけさせる厚い紙。厚地の和紙が用いられる。

【展示作品紹介】

渓斎英泉作(作品名不詳)

江戸時代に美人画や風景画で活躍した浮世絵師。養蚕にまつわる連作の中から所有している蚕三から蚕六までの4枚を展示。英泉の描いた作品は、印象派の巨匠であるゴッホに影響を与えたと言われています。

歌川房種作「福人糸売買図」

七福神(恵比寿、大黒天、弁財天、福禄寿)が商売人に扮し生糸を売買する様子が描かれている。今にも繭が溢れ出そうな繭袋や包装紙で包まれ束ねた生糸から、商売繁盛の願いが伝わってきます。

■黒谷和紙企画展について 

期  間

5月13日(土)、14日(日)

 10:00~16:00

場  所

グンゼ博物苑 集蔵 (京都府綾部市青野町膳所1番地)

入苑料

無料

黒谷和紙の歴史

黒谷和紙は、源氏との戦いに敗れた平家の落武者が、追手を逃れ山深い黒谷の地に隠れ住みながら、生活の糧として紙づくりを始め子孫に伝えたとされており、起源は今から800年以上もさかのぼります。黒谷の歴史と技は、幾多の時代の変遷の中においても途絶えることなく今日まで受け継がれ、純手すきにこだわった数少ない産地として現在も和紙を生産しており、京都府指定無形文化財として登録されております。

展示内容

画像および製品で黒谷和紙の姿を紹介します。

昔の黒谷和紙手すきの様子

■グンゼ博物苑ホームページ

https://www.gunze.co.jp/gunzehakubutu/

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