(株)ワールドと(株)日本政策投資銀行による再生支援等を目的とした投資専門会社の運用開始 -トラッキングストックを活用し、コンシューマー業界の事業再生等を支援ー

株式会社 ワールドのプレスリリース

株式会社ワールド(本社:兵庫県神戸市、代表取締役 社長執行役員:鈴木信輝、以下「ワールド」という。)及び株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、ワールドグループの株式会社ワールドインベストメントネットワークとDBJで折半出資し設立したファンド運営会社である「株式会社W&Dインベストメントデザイン(以下「W&DiD」という。)」を自己資金での投資を行う投資専門会社とすることで合意いたしました。

ワールド及びDBJは、2017年6月より、W&DiDを無限責任組合員とする共同運営ファンド「W&Dデザイン投資事業有限責任組合(以下「W&Dファンド」という。)」を組成し、ワールドグループが持つ事業運営ノウハウやDBJが持つ金融ノウハウを活かしながら、ファッション産業に関連する企業の成長・再生を支援してまいりました。

そしてこの度、ワールド及びDBJはW&Dファンドの後継投資事業として、W&DiDを投資専門会社とする、新たな投資事業を開始いたします。
具体的には、新型コロナウイルス感染症の影響を未だ克服しきれず、事業面で強みを持ちながらも過剰債務等に苦しむコンシューマー企業を対象とした投資を実施し、多業態・多ブランドを擁するワールドグループが持つ、生産から販売、デジタル、空間創造といった、多様な事業支援プラットフォームの活用に加え、DBJがこれまで培ってきたファイナンスノウハウも活かしながら、「事業」と「金融」を両輪に、投資先企業の再生等、その先のさらなる成長をデザインしていくことを目指します。

また、投資スキームとしては、株式会社であるW&DiDが、投資の都度、ワールドグループ及びDBJに対してトラッキングストック(注1)を割り当てて資金調達を行うことによって、投資先企業に必要となる投資金額や期間などを柔軟に検討したうえで事業再生等を支援することが可能になります。

例えば、2020年11月に民事再生法を申請した株式会社ストラスブルゴは、W&DiDによる事業再生の支援を受け、僅か2年強で急速な収益力の回復と財務体質の改善を実現し、2023年3月末にはワールドが同社を100%子会社化するに至りました。もともとラグジュアリーセレクトとして確固たる強みを有する同社を核に、ワールドは新たにラグジュアリーブランドの事業領域へ本格参入することとなります。今後もこうした事業再生の成功事例をさらに輩出できるよう、W&DiDの取り組みを発展させることを狙っています。

ワールドとDBJは、事業会社と金融機関それぞれの得意分野を活かして投資先企業の再生を支援するとともに、我が国コンシューマー産業を活性化し、更なる競争力強化への貢献を目指してまいります。

(注1)トラッキングストックとは、種類株式の一種で、会社の特定部門の業績や、子会社の業績のみに株式の価値・価格が連動するよう設計された株式です。
 

  •   W&DiD概要

名称 :株式会社W&Dインベストメントデザイン
代表者:
 代表取締役 田口 敬二郎
 代表取締役 本松 真一
所在地:東京都港区北青山3丁目5番10号 ワールド北青山ビル内
株主構成:
 株式会社ワールドインベストメントネットワーク 50%(ワールド100%子会社)
 株式会社日本政策投資銀行 50%
設立日:2017年6月19日

 

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