ラコステの新たなサステナブルへの指針“DURABLE ELEGANCE”を発表

株式会社 ラコステ ジャパンのプレスリリース

フランスのプレミアム ライフスタイル ブランド LACOSTE(ラコステ)は5月31日、企業として初となるサステナブル・デベロップメント・レポート(持続可能な開発レポート)を公表しました。このレポートでは、たびたび取り上げられるファッション業界の慣行と照らし合わせながら、これまでと違った方向からのアプローチにも触れられています。ラコステはこの新しい社会的・環境的ビジョンを“DURABLE ELEGANCE -耐久性のあるエレガンス-”と呼んでいます。

ファッション業界が与える影響を鑑み、ラコステは2つの独自のロードマップを策定しました。

1.    機会の平等性を実現する
2.    ファッション業界で循環型経済の原則を実践する

こうした課題を具体的かつ実効性のある取り組みに落とし込むため、ラコステの持続可能な開発レポートでは、課題に対する当社の進捗に焦点を当て、2025年に向けた目標について説明しています。

1.    機会の平等性を実現する

多様性こそが地域社会の向上の鍵であると確信し、昨年「Elevating Journey」ロードマップを策定しました。これは社会的に不利な立場にいる人や障害を持つ人への、社会・職場進出の促進を目標とするプログラムです。

この目標を達成するために、当社はラコステ財団およびラコステ・アカデミーと協力し、進出する分野での活動を強化しています。15年近くにわたり、ラコステ財団は世界の若者に向けた活動を行う提携団体を支援しており、その数は今も増え続けています。自社組織内では、全従業員を対象とする積極的なメンターシッププログラムを導入しています。これは子供たちや青少年へ長期にわたるサポートを提供し、若者のキャリア構築の手助けをし、専門知識を伝授して自信と安心感を持って将来に向かって成長できるよう支えることを可能にするプログラムです。

ラコステは、以下に挙げる2025年までの3つの目標を設定し、自社の規模を生かして不公平の是正に取り組みます。

– ラコステ従業員1,000人がElevating Journeyプログラムに参加する。このプログラムは「自信を高める」「職業上の能力を開発する」「起業を支援する」という3つを軸に据えています

– 若者10,000人の社会的・職業的向上を支援する

– 当社サプライチェーンと関係のある人々のために、その地域の生活環境を改善する50件のプロジェクトに共同出資する。ラコステは「Livelihood」と名付けられたこのプログラムにより、製造パートナーと共に、ブランドとつながりのある地域社会の生活環境を向上させる開発プロジェクトを選定し、共同で資金を提供します

2.    ファッション業界で循環型経済の原則を実践する

2020年末、ラコステはエレン・マッカーサー財団の「Make Fashion Circular -ファッションを循環型にしよう-」イニシアチブに加入しました。当社と財団は、“循環型経済を発展させるには製造モデルを変革しなくてはならない”というビジョンを共有しています。このビジョンを実現するため、ラコステは2025年までに達成すべき4つの目標を設定しました。

– すべてのコットン生産者と業界のサプライヤーがラコステの社会的・環境的卓越性の基準に準ずる

– 製造網全体を通した天然資源の消費の最適化と汚染の低減を通じて、販売する衣料品の環境影響を15%削減する

– ポロシャツの全ラインナップの製品寿命を2倍に延長する

– 繊維廃棄物と余剰在庫品を100%再利用できるよう方法を提示する

これらの目標に対し、実行を可能にしているのは当社が導入した追跡可能性ポリシーです。ラコステはこうした活動により、衣料品の製造工場から紡績工場まであらゆる業界パートナーと透明性のあるコミュニケーションを行う企業として、業界の先陣を切っています。

ブランド最高責任者のキャサリン・スピンドラーは、次のように述べています。『ラコステには企業として、より持続可能なファッション業界に向かって進む道を示す責任があります。“DURABLE ELEGANCE -耐久性のあるエレガンス-”の2つのロードマップの下で取り組みを強化し、明確で実体のある目標を設定していきます。』

 “DURABLE ELEGANCE -耐久性のあるエレガンス-”の詳細と、サステナブル・デベロップメント・レポート全文はwww.corporate.lacoste.com でご覧いただけます。

 

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