3つのアイコン、1つのフットベッド

Birkenstock Japan 株式会社のプレスリリース

アニバーサリー・カプセルコレクションは公式サイト（birkenstock.com）で限定発売いたします。

ビルケンシュトックのカプセルコレクション
ビルケンシュトックは、2023年夏シーズン、ブランドを象徴する三つのモデルの周年を記念し、これらのアイコニックなデザインに敬意をこめた限定カプレセルコレクションを発売いたします。独特の直線的で機能的なデザインと、ビルケンシュトックならではのフットベッドを配したMADRID（マドリッド）、ARIZONA（アリゾナ）、GIZEH（ギゼ）は、世界中の何百万人もの人々に愛用されているだけでなく、常識にとらわれないサブカルチャーの象徴としてクリエイティブ業界やファッション業界でも度々用いられ、様々な専門職に従事する人々の必需品にもなっています。また、それらの特徴的なデザインは、ブランドが誇る品質の証明であり「自然な歩行」のシンボルでもあります。ビルケンシュトックでは、MADRID、ARIZONA、GIZEHが、それぞれの発売60周年、50周年、40周年を迎えることを記念して、オリジナルモデルの復刻版を限定発売します。

ビルケンシュトックのフットベッド：比類なき製品体験をもたらす秘訣
周年記念を祝う3つのモデル、MADRID、ARIZONA、GIZEHにはいずれも、ビルケンシュトック製品に息づく哲学の真髄である、オリジナルのフットベッドが用いられています。解剖学に基づくその形状は、ビルケンシュトック家に代々伝わる整形外科学の伝統と、世界中の人々に自然な歩行をしてもらいたいというカール・ビルケンシュトックの妥協なき使命感から生まれました。フットベッドは砂の上に残された自然な足跡からヒントを得て、柔らかくしなやかな地面での歩行をイメージして作られています。

今日では、MADRID、ARIZONA、GIZEHは、明確な製品哲学、あくなき改革精神、そして世界的なフットウェアブランドが誇る妥協なき機能、デザインおよび品質水準の代名詞となっています。また、確かな伝統を有するこれらの製品は、一般のファンにも有名人にもデザイナーにも同等の刺激を与え、世界中で愛用されています。ビルケンシュトックのCEOであるオリヴァー・ライヒェルトはこう述べています。「ビルケンシュトックは、MADRID、ARIZONA、GIZEHで、デザインの歴史に名を刻み、足に優しいフットウェアの開発で革命を起こしました。機能性とデザイン性の確かな共存は、これら3つのアニバーサリーモデルの特徴であるだけでなく、私たちが踏み出す一歩一歩を決定づけるものでもあります。整形外科学に深く根差したビルケンシュトックは、洗練された機能性、揺るぎないクラフトマンシップ、妥協なき品質を提供し、比類なき製品体験を約束します。」

この特別な限定コレクションは、MADRID、ARIZONA、GIZEHの3型、計8色で展開します。すべてのモデルはナンバリングされ、それぞれがビンテージライクなビルケンシュトック製ソックスとセットにして販売されます。またビルケンシュトックのアーカイブから着想を得て特別にデザインしたボックスでお届けいたします。この記念コレクションは、各モデルの誕生年に因んで、MADRIDは1963足、ARIZONAは1973足、GIZEHは1983足の非常に限られた数量のみが発売されます。

アニバーサリーコレクションは、2023年5月11日より、ビルケンシュトックの公式サイト（birkenstock.com）限定で販売されます。

MADRID：すべてのフットベッドサンダルの起源
ビルケンシュトックとして初めてのサンダルを開発したのは、先見の明のあったカール・ビルケンシュトック(Karl Birkenstock)です。整形外科用の靴を製造していた彼は、父である[A1] コンラッド・ビルケンシュトックのフットベッドに関する仕事からインスピレーションを得て、1960年代、ビルケンシュトックで初めてとなる、「自然な歩行」を実現するフットウェアの開発に仕事に注力しました。

これと並行して、1963年、この父と子は、「deep-footbed sandal（深いフットベッドのサンダル）」という仮称の前衛的なサンダルを製作し、MADRIDの基礎を築きました。ブルータル建築の素朴で機能的な美しさからヒントを得てデザインした、スッキリとしたラインと一目でわかる天然素材を特徴とするこのサンダルは、当時としては型破りなデザインであったため、物議を醸しました。しかし、ユニセックスモデルとしてデザインされ、それ故に時代よりも先を歩んでいたこのシングルストラップで無駄のないサンダルの美的センスは、紛れもなく今日のビルケンシュトックスタイルの基本となるものでした。主要なファッションブランドのデザイナーがユニセックスウェアに注目するようになったのは1960年代終盤のこと。ビルケンシュトックはそれより前に、性別や年齢にとらわれないアイテムの製造で成功への道を歩み始めていたのです。MADRIDは時代を超えて愛されるモデルの象徴となりました。当初、専門家の間で「vexing gymnastics sandal（煩わしい体操サンダル）」として揶揄されたサンダルが、フットウェアの世界を民主化し、60年が経った今でも基本的なデザインは変わらず、人々の日常生活に欠かせない存在となっています。

ARIZONA：誰からも愛されるサンダル
それから10年後の1973年、ビルケンシュトック家の靴づくりの歴史が200年を迎える記念の年に先立って、ARIZONAが発売されました。ARIZONAは、フットベッドが医療用でもあったことを理由に、当初は専門店でのみ販売されていましたが、あっという間に米国1970年代のカウンターカルチャーを象徴する存在となり、ベストセラーになりました。
ARIZONAは健康面と自然さを重視する一方で、社会規範にとらわれないサンダルです。そのためサブカルチャーの愛好者やイノベーターの目に留まりました。そして、ドイツ生まれのこのサンダルを、ウッドストックやシリコンバレーのミュージシャンが愛用するようになりました。またARIZONAは、ビルケンシュトックにファッション業界との繋がりをもたらし、1993年にはニューヨークのランウェイに初登場しました。これを契機に、今日も様々な魅力に溢れるクリエイティブなコラボレーションが行われています。

GIZEH：世界のファッションとの出会い
1983年、ビルケンシュトックは新たな領域に進出しました。カール・ビルケンシュトックは、自身の明確で大胆な美学に忠実である一方で、歴史上最古の靴からインスピレーションを得て、人間工学に基づく形状の鼻緒を配した初めてのトングサンダル、GIZEHを開発したのです。3年を超える開発期間を経てついに完成したGIZEHは、ブランドの歴史上初めてとなるシルバーとゴールドを含む5色で発売されました。ファッションと健康の両面からの期待に応えるこの製品は、ビルケンシュトックにとって自信に満ちた一歩となりました。