【株式会社 やまと】5月4日・ミンサーの日にあたり、那覇空港にて<ミンサー帯コンクール>を開催。100本のミンサー帯を展示いたします。

株式会社やまとのプレスリリース

株式会社やまと(本社:東京都渋⾕区、代表取締役:⽮嶋孝⾏)と一般財団法人きものの森(所在地:東京都渋谷区、理事長:矢嶋孝行)は、沖縄の伝統的な織物であるミンサー帯のコンクールと展示を那覇空港で開催します。展示するのは、石垣島や竹富島などの八重山諸島で染められた天然染料100%のミンサー帯100本。得票数に応じてつくり手への表彰を実施し、モチベーション及び ものづくり力の向上に貢献していきたいと考えています。
初日の5月3日㈬には、コンクール開催の式典を実施します。

 

  • 背景と想い

400年前から続く沖縄の織物、ミンサー帯を多くの方に届け続けたいという想いで2013年よりスタートした「ミンサー帯コンクール」は、コロナ禍での一旦休止を乗り越え、今回で8 回目の開催となります。今年は、沖縄の魅力あふれるミンサー帯を、より多くの世の中の人々に見ていただき、知っていただきたいという想いのもと、ミンサー帯のさんちである沖縄県にあります那覇空港で、今までにない規模で開催することが実現いたしました。
開催期間中である5月4日はミンサーの日となっており、この機会に沢山の方に興味を持って頂きたいと考えています。

 

  • ミンサー帯とは

「ミンサー」は、沖縄の伝統的な織物の一つで、沖縄本島より約400kmに位置する大小19の島からなる八重山諸島を中心に作られており、沖縄県では3番目に広い「石垣島」、沖縄の古くからの集落・家屋を最も残している「竹富島」、イリオモテヤマネコでも知られる自然豊かな「西表島」が主な産地です。
島に自生する植物からつくる天然染料で染めた先染めの綿糸を用い、今もなお、1本1本、手織りで織りあげられています。
ミンサーとは「綿(ミン)で織られた幅の狭(サー)い帯」のことを指します。五つの■と四つの■で構成された絣(かすり)模様が特徴で、五つの■が「いつの」を表し、四つの■が「世」を意味しています。かつて通い婚の風習があった時代に、島の娘たちは「いつの世までも末永く、仲睦まじく」と模様に想いを込めて、このミンサーの帯を愛しい人に贈ったと伝えられており、世界各地で紛争が絶えない昨今において、私たちが大切にしなければならない事を教えてくれています。

 

  • コンクール開催式典

初日である5月3日㈬に下記日時でコンクールの開催式典を実施致します。

式典日時:5月3日(水)午後12時00分から午後12時45分
場所:那覇空港 国内線エリア 2 階 ウェルカムホール(住所:〒901-0142 沖縄県那覇市鏡水150番地)
列席者: 石垣市、石垣市の作り手、沖縄県、竹富町、竹富町の作り手  ※50音順 

【タイムスケジュール】
11:00 展示スタート(⾃由に撮影可)
12:00 コンクール開催式典(主催者挨拶、来賓紹介と挨拶、コンクールの説明等とテープカット)
12:45 式典終了

※予定は変わることがございます。
※取材・撮影のお申し込みは、下記メールアドレス宛に5月1日㈪までにお願い致します。
※個別取材やインタビュー等をご希望の場合は、事前にご相談ください。

 

  • コンクール開催概要

【期間】
令和5年5月3日㈬~7日㈰ 10:00~18:00

【会場】
那覇空港 国内線エリア 2 階 ウェルカムホール(住所:〒901-0142 沖縄県那覇市鏡水150番地)

【内容】 
作り手が織り上げたミンサー帯、100本を展示し、ご来場いただいた方全員に投票をしていただきます。
投票方法は、全作品の中から気に入ったミンサー帯5本を選んで頂き、用紙に番号を記入。1得票あたり1点の積み上げ式により、順位を決定いたします。結果は、6月下旬に株式会社やまと・きものの森財団のホームページにてお知らせし、同月に産地にて表彰式を実施いたします。

【後援】
沖縄県、石垣市、竹富町

【参考サイト】
ミンサー帯のさんち大辞典  https://store.kimono-yamato.com/Page/sanchi_minsar.aspx

株式会社やまと について
「きもの」でエキサイティングな世の中をつくる、というビジョンのもと、「きものやまと」の名前で日本全国各地78店舗を展開。近年では新しいきものの入り口を創るべく、「KIMONO by NADESHIKO」、「Y. & SONS」、「DOUBLE MAISON」、「THE YARD」 といった新しい業態の展開も進めてきました。他にもアウトドアメーカー「Snow Peak」とコラボした『OUTDOOR*KIMONO』をリリースするなど、きものと日本文化のアップデートをし続けています。一方で、大正6年創業という歴史の中、築きあげてきた日本各地の伝統的なさんちとの繋がりを大切にし、後継者育成の仕組みづくりから、丁寧なものづくり、そして適正価格での販売を実現してまいりました。これからもやまとは、きものには無限の可能性があることを信じ、人々の前向きな気持ちを大きくするチャレンジをし続けてまいります。

サイト:https://www.kimono-yamato.co.jp/

■一般財団法人きものの森 について
日本の織、染め、きものの縫製、加工技術の伝承及び技術の向上を図り、ひいては、それらの技術を活かして作られた布やきものによって、日本はもとより世界の人々の暮らしを豊かにすることを目的とし活動しています。
1978年、財団法人「衣服研究振興会」として設立。数年にわたり実施した「衣服文化賞」は、染色工芸家の久保田一竹氏やファッションデザイナーのピエール・カルダン氏、森英恵氏、三宅一生氏 などが受賞されています。
2017年に、現在の「きものの森」に名称を変更。より一層きものや日本のものづくりに特化させ、今日まで活動してまいりました。その1つとして、織、染め、きもの縫製、加工技術の伝承及び技術の向上に向けた助成を実施。2018 年から、鹿児島県の奄美・鹿児島さんちにおいて、大島紬の織り手の後継者育成を目的に、大島紬技術養成所を開校、講師の年間報酬の助成を継続しています。また2022年から、愛知県の有松鳴海さんちにおいて、有松鳴海絞りの絞り手の後継者育成を目的に、絞りの技術習得に必要な白生地の提供も開始いたしました。
これからも、世界中の皆さまにきもの文化を楽しんでいただけるよう、さまざまな角度から和装振興活動を実施してまいります。
 

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