日本国内初、豊島がアビエント社の「Dyneema® Premium Manufacturing Partner」の認定を取得

豊島株式会社のプレスリリース

 豊島株式会社(代表取締役社長:豊島半七、名古屋市中区)はこの度、高強度超高分子量ポリエチレン繊維のDyneema®(ダイニーマ)を展開するアビエントプロテクティブマテリアルズ(Vice President: Jan-Lodewijk Lindmulder、The Netherlands) (以下、アビエント社)より、Dyneema®繊維・生地の品質や加工ノウハウに関する特定基準を満たした企業として「Dyneema® Premium Manufacturing Partner(以下、PMP)」の認定を、日本国内で初めて取得しました。本認定をもとに、アパレル製品や生活資材関連、工業製品等、幅広いアイテムの素材にDyneema®繊維・生地を展開してまいります。

 豊島株式会社は、世界各地から原料・糸・生地の買い付けおよび販売や、最終製品の企画から生産まで一連のプロセスを手掛け、ファッション産業のあらゆる過程において総合的に事業を展開しています。

 アビエント社は、本社をアメリカに構え、特殊な高分子材料や着色剤、添加剤等を扱うグローバル企業です。Dyneema®は同社が扱う繊維の1つであり、鉄の15倍の強度を持ちながら水に浮く軽さで、高い耐切創性、耐摩擦性、耐薬品性や紫外線耐性などの機能を持ちます。防護服やスポーツウェア、船舶やオフショア係留用のロープ、重建設用のスリング、漁業や空輸分野における網など、高い耐久性と軽量性が同時に必要となる様々な分野の素材に採用されています。

 今回豊島が日本国内で初めて取得したPMP認定は、Dyneema®繊維と生地の両方の品質、製造、革新、加工ノウハウに関する特定の基準を満たした企業に付与されるものです。
 さらに、豊島が扱うDyneema®の原糸は、材木・パルプ業界の廃棄物が原料となったバイオベースのものであり*1、持続可能な原料に付与されるグローバル認証「ISCC(International Sustainability & Carbon Certification」*2を取得しています。一般的なHMPE繊維*3よりも二酸化炭素排出量が90%少ない上、従来のものとまったく同じ性能を持っており、機能性とサステナビリティを両立しています。
*1バイオベースのDyneema®について…https://www.dsm.com/dyneema/ja-jp/sustainability/bio-based-dyneema-fiber.html
*2 ISCCについて…https://www.iscc-system.org/
*3 HMPE繊維について…超高分子量ポリエチレン繊維のこと

 今後豊島は、本認定をもとに、アビエント社とともにアパレル製品や生活資材関連、工業製品等、国内外への幅広い分野への導入を目指してまいります。

■アビエント社 グローバルマーケティングマネージャー Pam Keefe氏コメント
豊島社は、機能性繊維産業で世界をリードする日本での最初のパートナーです。この画期的な PMP 認証は、豊島の優れた技術力の恩恵を受け、顧客と消費者が求めている持続可能で高性能なファブリックを提供できることを意味します。

■豊島株式会社 担当者コメント
世界で初めてのインテグレーターとしてPMP認定を受け、既存事業領域だけでなく、アビエント社と連携を取らせていただきながら、国内外の幅広い用途にDyneema®を導入していきます。Dyneema®の持つ強度面だけではなく、強度があることで長くご使用いただけることによる環境面も意識した開発、プロモーションも強化していきます。
 

■アビエントプロテクティブマテリアルズ
専門的で持続可能な材料ソリューションの大手プロバイダーであるAvient Corporation (NYSE: AVNT) は、2022 年 9 月 1 日 DSMの保護材料事業 (Dyneema® ブランドを含む) の買収を完了しました。今後はAvient Protective Materialsとして、同社の特殊機能性材料事業部として報告されることになりました。Dyneema® は、高強度と高い信頼性を備えたプレミアム繊維を継続的に提供します。
 

ライフスタイル提案商社
■豊島株式会社

1841年創業。180年を超える実績を礎として、時代の変化に応じて事業領域を拡大。グローバルな原料手配から最終製品の企画・生産管理・納品まで、ファッション産業のサプライチェーンを総合的に担います。また持続可能なライフスタイルを提案する企業として、Society5.0の社会に向かってサステナブル素材や機能的な商品の開発を進めるとともに、テックベンチャーへの投資や提携を通じてインフォメーション・テクノロジーを活用したサービスの提供を進めて参ります。
2019年より「MY WILL(マイ・ウィル)」をステートメントとし、当社の姿勢を打ち出しています。
https://www.toyoshima.co.jp/

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